シャッター・アイランド(字幕版)
(2010年/アメリカ/138分)
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ、マックス・フォン・シドー、ベン・キングスレー
(さりげなく、ネタバレ)
目下、大ヒット中。「謎ときに参加せよ」という宣伝文句に受けてたち、映画館へ飛び込んだ私。
最初、観るつもりはなかった。が、何かのテレビ番組内のエンタメコーナーだったと思うけど、『シャッター・アイランド』を取り上げていて、これもはっきりした記憶ではないが「『カリガリ博士』を絡ませている」という一言を聞き逃さなかった。で、語っていたのは、番組内の解説者?インタビューを受けていた監督?そのへんも記憶が・・・
この程度の記憶力で、謎解きに参加したのだ。
よく出来た作品だった。もうひとつの『カリガリ博士』。
『シックス・センス』、『カッコーの巣の上で』、『未来世紀ブラジル』、そして『ビューティフル・マインド』を思い出してしまった。
『シックス・センス』では、彼が‘あちら‘の人間だということが最後まで伏せられていて、観るものを見事に騙してくれた。
『カッコーの巣の上で』は精神病院を、『未来世紀ブラジル』はシャバとういか精神病院にはまだ入っていない人々の世界を、しかしどちらも矯正された人々と管理する人々が存在している世界を描いていた。
この映画での、閉ざされた島は、精神疾患の犯罪者を収容する病院があるのみ。女性患者失踪を捜査するために島へ入る二人の保安官、テディとチャック。テディは先の戦争で連合国側の兵士としてアウシュビッツの現実を知り、心に深い傷を負って、故郷へ帰っていた。
失踪したレイチェルは夫の女性問題が発端で子供三人を殺害、その事実を認めてはいなかった。レイチェルについて患者たちに事情を聞いていくテディに、誰もが「知らない」と嘘をつく。ある患者から「逃げろ」と書かれた紙を渡されるテディ。まもなく、レイチェルは見つかるが・・・
果たして誰が正気なのか?『カリガリ博士』を観た私には、これだけが関心の的。
この作品では、‘あのひと‘がやはりそうだったのか・・となるが。
チャックの存在がなぜか気になる・・・。
HPでは、「シャッター・アイランドのなぞ 攻略チェックシート配布中!」なるものまで設けていますが、私は、クリックはしない。
ディカプリオの繊細な演技は見応えがある。
スコセッシの作品というだけで、信頼して観ることが出来る。ハズレなし。

0