東京優駿 2'30"5(不良)
(12.7 - 11.3 - 12.8 - 13.1 - 12.5 - 13.0 - 13.2 - 12.8 - 12.6 - 12.3 - 12.2 - 12.0)
台風2号と梅雨前線の影響で不良馬場での開催となった東京優駿。最初の1000mの通過がオールアズワンが単騎逃げでの62.4秒。以降の馬群はかなり縦長になり、ほとんどの馬にとってはかなりスローな展開になっていたと思います。また、戦前の予想では前残りの展開になるのではないか…といった声が聞かれたのですが、結果的には中団より前に行った組は最後の直線では早々にバテる展開に。見ている以上にタフな競馬だったということが考えられます。
皐月賞との2冠を達成したのはステイゴールド産駒、ドリームジャーニーの全弟・オルフェーヴル。道中では後方をロスなく進んでいたのですが、直線を向いて追い上げにかかった時にサダムパテックとナカヤマナイトに進路を遮られ、なかなか仕掛けられませんでした。2着のウインバリアシオンに肉薄されるも、上記2頭の間を鋭い瞬発力で割ると、ラスト100mで鋭い末脚を繰り出して完勝しました。道悪の中あれだけ進路をカットされても諦めない勝負根性はさすがです。池添騎手の馬を信じた騎乗も光っていました。結果的には後方から追い込んだ馬が上位に来たわけですから。気が早いかもしれませんが、秋には菊花賞を戦って、3冠を目指して欲しいと思います。ちなみに僕のPO指名馬でもありました。
そんなオルフェーヴルに迫ってダービーを演出したのはハーツクライ産駒のウインバリアシオンでした。道中この馬はオルフェーヴルよりさらに後方を追走し、直線ではインコースから一気に7頭分ぐらい外に持ち出してスムーズに追いました。オルフェーヴルが進路を取れない隙に並びそうな勢いで迫ったのですが、末脚の爆発力は勝馬の方が上でした。馬場はウインバリアシオンにとって向いたのかもしれません。この不良馬場では純米国的な母方からくるスピード持続力がものをいったと考えられます。各馬直線で伸びあぐねる中、この馬には実力以上に適性が合ったのかもしれません。次戦以降は過剰人気するはずなので、時計が速い馬場では要注意だと思います。
3着に実力を発揮したのはキングカメハメハ産駒のベルシャザールでした。道中は比較的前目の6番手あたりを追走して、前々で競馬した組の中では唯一粘りこみました。ラスト1Fではナカヤマナイトに後方から抜かれたのですが、再度抜き返す勝負根性を見せてくれました。同馬はスプリングSから減らしている馬体重を元に戻し、終始落ち着きをみせていました。これなら力を発揮できて当然なのかもしれません。不良馬場はこの馬には向いたと考えています。なかなか不良馬場が不得手なキングカメハメハ産駒は見たことがありませんし、この好走を見る限り道悪巧者であることは間違いなさそうです。
春のクラシック戦線は一段落しましたが、秋に向けて各馬英気を養ってほしいと思います。

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