今ごろ、かなり時期がずれてしまったけど
SONGSのライブ、客が日本人だったようだけれど、
スティングは日本に来てたのだろうか??
日本人がインタビューしていて、何だか良く分からないところで
ライブをしていた…

ものすごい方法でキャプチャーした
彼の最近の活動についてはあんまりよく知らなかった。
いやそもそも彼についてそれほど詳しくないんだが…
それほど熱心に追っかけてたわけでもないんで…
ただどこか気になる存在で。
13年間も沈黙していたとかは知らなかった。
頭髪が少し寂しくなりかけていたけれど、
その方がおっさんらしくていいや。求道者のイメージが倍増している。
あのハードな感じは全然変わってなくて良かった。
今になって「見つめていたい」や「孤独のメッセージ」
をライブで聞けると思わなかった…
やっぱり「見つめていたい」はラブソングとして聞きたい…。
あの美しいサビは絶品だ…
ポップスの中でも最高級のメロディラインや…、
で、歌の中にところどころぎょっとするような単語が出て来る。
claimとかfakeとか…そこがポイントだ、
そしてそれをシャウトする声
「鶏が首を絞められたような声」と言われた(笑)、
あの嗄れ声も健在で安心した。
ポリス時代の曲も、単独で歌うことが出来るんだなあ?
権利関係なんかはどうなっているんだろう、
良く分からないけれど。
「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」
私は異邦人、ニューヨークにいる英国人
この歌をはじめて聞いた時は、何でか芭蕉を思い出していた。
や、笑わないでよ。
旅人と我が名呼ばれん初しぐれ
芭蕉についても…詳しいとは言えん、がこの句は知っていた。
自分がこうだと自覚する、人に呼ばれて自分を自覚する、
自我を意識し獲得する、
芭蕉の句はそういう意味だと思っていた。
正確な意味はしろうとだから何とも言えない、
旅人と呼んでくれ…呼んでほしい、そういう意味としてではなく、
というか、自分ではそう思ってない、
でもそうでもいいのか…よくは分からんが
私は、強烈な自己を自覚し認識する句として感動したのだ…、
スティングは、異国の地で自分が異邦人だと感じ、
違和感を持つことで英国人であることを自覚する、
両者とも自覚とカミングアウトの歌だと思ったのだ。
歌詞の深い内容は知らなかった、
ただ連呼されるリフレインでのみ、そんな印象を持ったのさ。
自分の解釈は間違っているかもしれないけれど、
それでも自分はこう思った。
だから、自分としてはそれでいいと思っている。
自分の身分、自分のいる位置、自分のいるべき場所、
そこをしっかりと持ち、そこに誇りを抱き、
そこで生きていく、旅人として生きていく意志を持つ芭蕉、
スティングは、aとか anという冠詞を使って、
異邦人と自覚し、そして名もない、無名の存在としての
自分を認識する。自己確認と自己認識。
まあ歌う時にtheでは歌いにくいから
単にanを使っただけかもしれないけど。
エイリアンという言葉も、米国にいて違和感(疎外感?)、
周りとちょっと違う、周囲から浮いているという感じを
出したいためにフォリナーを使わなかったという気がする。
そしてbe yourselfということだろう…
付け焼刃の知識さ…あのライブを見ての。
周りを見て、自分を見れば自分が分かる。
だから自分を見失うこともないのさ…
スティングはもう芭蕉の境地にいるくらいの人ではないかと
私は思ったりしたものだ。
自分の勝手だもん…いいだろ…
少なくともボブ・ディランあたりにはゆうに行っていると思う。
「ロクサーヌ」は、単純なラブソングではなく、
社会問題を取り上げているらしい。
娼婦に恋してしまった男の叫びを歌って、
売春に対して問題を提起していたのだろう。
レッド・ライトを灯して男を誘う、
何度も何度も赤い灯をつけることはないのさと
リフレインで歌う、それは残酷な現実への叫びに聞こえて来る。
インタビューに答えるスティングの言葉は、
まるでそのまま歌の歌詞のようだった。
この人は、普通にしゃべる時もこんなに詩的な言葉を使うんだ…
そしてどの発言もやっぱり哲学的だった。

すっかり仙人なおっさんだが非常に重要なことを言っているような気がして
キャプした
そして、やっぱりあれくらいの年になったら考えること、
やっぱり…やり残しを後悔したくないのだろう。
身辺整理…だろうなあ。
心残りがないように、やれるうちに、
やれることをやっておきたいんだろう。
…そうなるんだよなあ…
65歳で大音響の中で歌うのは、大変だろう。
声を出すことはしんどいだろう。
私なんかもう大音響の歌は聞くことすら出来ない。
ハードなロックのリズムは、もう無理だ。
でも、ミュージシャンの人はえらい。
年を取るとハードな仕事だ。
それでもやり続けると決心する人もいるんだ。
ミック・ジャガーなんか70過ぎてもまだ歌ってるし。
だけどインタビュー、ポリスで人気になって、
ブイブイ言わしていた頃のことは何も聞かなかったね、
ちょっと聞きたかった。
ポリスが初来日した時、確か「夜のヒットスタジオ」とかいう
テレビ番組に出ていた。
その時はアテレコで、演奏して、歌っているふりをしてた。
途中でスチュワートがもうドラムを叩くふりをやめて、
踊り出してしまってた。他の人も踊り出した。
大笑いしたなあ…。
それと教師から歌い手へ転身したきっかけとか…
その頃のこととか、知りたかったかな。
短かったから無理だけど。
それからスティングは沢山の子持ちだったはずだけど、
子供は今どうなっているんだろう。
やっぱり印税でホクホク育ってるんかな。
どういう育て方してるのか、どう育ったのか、
ちょっと知りたかったな。
孫もいるんだろうか。
いい男を見ると寿命が延びるなあ。
おっさんでも…この年になるとおっさんの方がいい男に見えるの。
ははは、ばばあの発言だ。
何度もVを見たよ。
「フラジャイル」という曲の動画も見た。
かっこよすぎて悶絶した、素晴らしい詞が頭に入って来ん!
SONGSのキャプいっぱいしたから、また今度披露しようっと。

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