詩の森文庫、思潮社、2005年。副題が「詩人とは何か」である。死後刊行。
後半の「飯島耕一」のところで、「定型のはじめや声のなき葬り」である。
飯島への手紙の形というか、質問状。
冒頭に、飯島の昔の詩が定型を予言しているかのような言があるが、意味不明。
やや先から引く。
「そもそも定型への衝動がまるでなくて一篇の詩の出発がありえましょうや。しかるに定型を論じようとすると魂はたちまち散文になる。だれだってウィ、そしてノン。どのみち定型論は地獄です」
意図してかそうでなくてか、煙に巻いたような文章で、意味がよくわからない。
やや先から引く。
「定型論は回帰すると人はいう。あなたの説では四十年おき。まるで彗星みたいな話だけれど私には定型論の前提というものがよくわからず、ルールを知らない競技者同然ですから、いくつか質問をならべます」
門外漢の質問も有効だが、にしては傲慢な感じもする。続く。

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