今年3度目の沖縄は、やんばる(沖縄北部“山原”地域)…名護市にある
21世紀の森体育館で行われた試合観戦でした。
やんばるでの観戦は、私にとっては2004年の『本部町体育館』以来…。
あの時はまさに“沖縄での初観戦”だったので、もう、現地に辿り着く
までが不安でした。
那覇空港から、名護バスターミナルまで高速バスに乗り、そこから
路線バスに乗り換え、試合会場近くのホテル(ちなみに美ら海水族館の
近所)に着いたのは前日の夜で、真っ暗な海岸線を貸し切り状態のバスに
揺られ、どきどきしていたのを覚えています。
思えば、あの時はまだワールドリングのみなさんとも面識はほとんど
なかったし、そういう意味でも緊張していましたね…。
しかし、5年の月日が流れ、今ではもう、沖縄の観戦のたび、こんどは
どこへ行こう?と楽しく計画するようになりました。
相変わらず車は運転出来ないので、今回もやはり空港から高速バスです。
(沖縄ではこれ、超不便です…が、けっこう楽しい)
10月2日、試合前日。家を出る時は、小雨が降り肌寒かったのですが、
那覇空港上空は晴天で、飛行機を降りたとたんに、むっとした熱気に
包まれました。
いつも試合前日に沖縄入りしゆっくりするのですが、この“前夜祭”の
気分がまた楽しいのです。
空港から高速バスで1時間45分、名護バスターミナル着。
午後の陽射しは強烈ですが、とりあえず、徒歩5分のホテルまで
歩きました。
ホテルが近くてよかった・・・試合会場も、すぐ近くなのです。
冷房の効いた部屋でちょっと休むと元気になり、とりあえずビーチに
行きました。
人工のビーチにしては思った以上に綺麗で、ごく静かで、最高でした。
このあと、かねてから行きたかったやんばるの“森カフェ”や、再び
ビーチに帰って、美しい夕焼けに感動するのですが、その話はまた
試合のあとで・・・。(よかったら観てください)
一夜明けて、3日、土曜日。
天気予報に反して、朝からけっこういい天気(すっかり雨女卒業)。
試合開始は午後5時からなのですが、又吉選手からのメールによると
4時からプロテスト、又吉選手も相手役を務めるとのことなので、
早く行くことにしました。
沖縄ではいつもたいてい、試合前に公開プロテストがあります。
ビーチからも近い会場は公園の一角にあり、少し古い感じはしますが、
海風が入って涼しそう。幸運なことに午後から曇り空になり、暑さは
和らいできました。
しかし、やはり体育館。入口で靴を脱いで入ります。
入口の前で、小谷将寿選手(琉球ジム)のお父さまに声をかけて
いただきました。
真っ白でふさふさした髪が印象的なお父さまには広島でお会いして以来
お会いするのは3度目です。
『いや〜、いつも試合のたびに緊張して…』と、恰幅の良いお身体に
似合わず、心配そうです…。
しばらくしてサラゴサ選手もやってきました。12月に試合を控えている
せいか、けっこう締まっています。『倒す気持ちで行きますよ!』と、
アウェーでの試合に燃えている様子…。
開場して、プロテストが始まりました。出場予定だった又吉選手はプロ
8戦もキャリアがあるので、今回はキャンセルとなったそうです。
それでも、プロ選手が何名か対戦した今回のプロテスト、なかなか
ハイレベルでした。
沖縄WRから出場した二人のテスト生もめでたく合格されたそうです。
さて、いよいよ試合開始です。
赤コーナー側を見ると(私は青コーナー)小谷選手のお父さまが、心配
そうな顔で、ずっと立っていらっしゃるのに気づきました。
小谷選手はセミだから、まだまだなのに・・・。よほど落ち着かない
のでしょう。
第1試合は岩元洋貴選手(沖縄WR)VS与那覇(よなは)秀志選手
(島袋)。宮崎県出身の岩元選手、2戦していますが、まだ勝ち星が
ありません。なんとか初白星を…と思いますが対戦相手,与那覇選手は
9戦もしていて、手強い。
真っ黒に日焼けした岩元選手、1Rからスゴイ気合いの表情で与那覇選手
に挑みかかります。試合慣れた感のある与那覇選手、クリンチなども
多用してかわしますが今回の岩元選手はとにかく意気込みが違いました。
中真会長のアドバイスも、妙に熱っぽい・・・。
(後姿は、光石選手)
結局、会長のゲキをうけた岩元選手のガンバリが、与那覇選手を上回り
ました。3−0判定で岩元選手、嬉しい、待望の初白星です。
第2試合、馬越(うまこし)亮太選手(具志川)VS仲里源哲選手(琉球)。
このお二人ですが・・・馬越選手は、実はあの仲里繁さんのジム、
『ボクシングクラブ・ナカザト』からの、初プロデビュー選手。
まだプロ認可されていないので、具志川ジムの名を借りてのデビューだそう
です。
相手の仲里選手は、地元の『やんばるボクシングクラブ』出身。
白いトランクスの馬越選手、名前の通りウマかった(すみません…)。
3−0で、デビュー戦を飾りました。
仲里選手、後姿でゴメンナサイ…。
第3試合、奥間思成(おくま・しせい)選手(具志川)VS中曽根寛和選手
(島袋)。奥間選手も、同じく、ナカザトボクシングクラブからのデビュー
選手。又吉選手から、『強い選手です』と聞いていたので楽しみです。
アマチュアでやっていたらしい…。
なるほど、パンチも勢いもあります、奥間選手。
いかにも、仲里さんが育てた選手っぽい。パンチが入ったあとの、
ラッシュが素晴らしく、3R・TKO勝ち。
仲里さんも嬉しそう・・・う〜ん、ちょっと気になる選手です。
さて、第4試合は、中真会長イチオシの新人、知念翔太選手(沖縄WR)
VS金城直人選手(琉球)。
知念選手、プロテストは観ましたが(テストで倒してた…)、試合は
初めて、楽しみでした。
青いトランクスが知念選手。
そうですね、落ち着いていますが、シャープ、きれいなボクシングで
なんか安心して観ていられるタイプです。しかも、パンチもありそう。
前の奥間選手がパワーで倒すタイプなら、知念選手は技術で倒す
タイプかもしれない。
知念選手は2RTKO勝ち。
まだ紹介していないので近く選手プロフィールUPしますね。
続く第5試合、テラサス・グスタボ選手(琉球)VS中村勇太選手
(長崎ハヤシダ)。
テラサス選手は南米・ボリビアと日本人のハーフ…と聞いています。
長崎ハヤシダジム…初耳ですが、中村選手、序盤から闘牛の如く、
攻めまくってきます。
1R、押されていたテラサス選手だったのですが・・・・・
2R、さらに攻めまくる中村選手を、一瞬のカウンター?で倒したのは
テラサス選手のほうでした。
強烈なダウンで、なんとか立ち上がった中村選手でしたが、再開後すぐ
また倒され、そこで終了…。勢いがすごかっただけに、残念ですね。
テラサス選手にとっては、初のKO勝ち、嬉しさもひとしおでしょう。
ふ〜〜〜、ちょっと疲れましたね・・・
4回戦が7組もあるので、画像がなかなか見分けられない…。
でも!もう少しガンバッテ突っ走ります。
第6試合、古谷(ふるたに)智久選手(琉球)VS小林勇介選手
(仲里ATSUMI)。
小林選手は昨年度の西部ウェルター級新人王だそうで…戦績からも
期待していました。
ところが・・・
試合は、1Rから、古谷選手のペース。
2R、2度ダウンを奪って、圧倒的なKO勝ち。
すみません、試合中の写真撮りそこなってしまいました。
↑勝利者インタビューで古谷選手(やんばるボクシングクラブ出身です)、
爽やかにコメントしました。
『東京のジム(角海老)に所属していましたが、ブランクの後、沖縄で
カムバックしました・・・』
一度はあきらめたボクシングを、奥さまに許していただき再び闘うことに
きめたということです。
ブランクが長かったのに、強い相手によくガンバリましたね!
(小林選手は画像なくてすみません)
第7試合、これが4回戦の最後となる試合です。
饒平名(よへな)知行選手(平仲)VS中村健志選手(琉球)。
饒平名選手はプロまだ1戦(KO勝ち)しかしていませんが、アマチュアで
活躍したそうで、又吉選手が『いちばん戦いたくない選手です』と挙げて
いたかたです。で、楽しみだったのですが…
たしかに、饒平名選手、ジャブがひゅ〜んと伸びて、スピーディーな
攻撃が光っていました。
しかし、相手の仲村選手のアグレッシブな攻撃に押されて、中盤から
以降、攻撃の手が止まってしまいました。
技術では勝っていたけど、気持ちでやられた、という感じです。
結果は1−0(やや饒平名選手がとっていたか?と…)ドロー。
仲村選手はパンチこそそれほどないが、気迫のこもったファイターです。
・・・・・ちょっと休憩。
『こどもボクシング』のスパーもありました。
セミ&メインを観ずに帰る、というS選手(わかるか…翌日陸上の大会が
あるらしい)のために、ここでワールドリングジム・イケメン(?)
4人衆を撮影。
光石選手&知念選手がいなかったなぁ・・・
(左からサラゴサ選手、又吉選手、岩元選手、下は練習生の○○さん<後で
聞いておきます>)
撮影して戻ってくると、すでに小谷選手、リングに上がってきました。
そのまま走って、リング下にしゃがみました。
もともと、最前列に座ってたんですけどね・・・ちょっと恥ずかしいけど
まあいいか。
新たに、『倒し屋』の文字が入ったトランクスの小谷選手。
そうそう、試合開始前にリングに上がってシャドーやってた小谷選手、
顔あわすのイヤだったので(笑)、下向いてたんだけど、リングから
降りて、まったりと声かけてきてくれました。
『スリムでしょ?…○○s減量しましたよ』
その話は、先ほどお父さまからも聞いていました(とても言えない…)。
相変わらず、でーじ減量したものです!…では、早い回に倒さないとね、と
言いました。
小谷選手、自信ありそうにこぶしを見せてくれましたが、チタンが埋め込
まれたこぶしは、さらに盛り上がって大きかったです。
いっぽう、対戦相手、戸村能久選手(仲里ATSUMI)、精悍な顔つきで
1Rからかなり強気に攻撃かけてきます。
逆に、倒す気バリバリらしい・・・。
小谷選手の魅力は、何と言ってもその強打だと思います。
ボディに打ち込んだパンチが、バシっと鈍い音を立てて響きますが、
戸村選手、相当タフみたい。
逆に、向こうもボディを狙って打ち込んできます。
ブランク明けのせいか、序盤は小谷選手、やや硬い気がしました。
ちょっと相手につきあってしまうような…相手の攻撃を待って対応して
いるような気もしました。カウンター狙いでしょうか?
しかし、2R半ばくらいから、徐々に小谷選手らしさが発揮され、
強打がどんどん入るようになりました。
それでも倒れない戸村選手でしたが、3R、連打が入ったところで
ついにレフェリーが止めました。
ポールに駆け上がる小谷選手。相当嬉しそう。
ああ、よかった・・・ほっとしました(すっかり、親心)。
お父さま、おめでとうございます(ツーショット撮ってあげたかった)。
インタビューもありました。
『今はまだこんなですが、将来はチャンピオンを目指してます』
とかなんとか、言ってます。
当然、“世界”ですよね??(と突っ込む)
久しぶりの画像が、これでいいのか・・・↑
そして、メイン、屋富祖 裕信(やふそ・ゆうしん)選手。
いつもお友だちのラップで入場する屋富祖選手、今回もやはりラップで
入場です。(またまた撮れませんでした…)
対戦相手は前回に続き、タイ選手のウィタヤーシットサイトーン選手。
優れたセンスを感じる、屋富祖選手。きれいでうまいボクシングします。
タイ選手、序盤は思いきった攻撃もしてきましたが、やはり、力の差が
歴然としてきました…。
2R、パンチが決まると急激につらそうな、ウィタヤー選手。
結局2度倒され、屋富祖選手、早々にKO勝ちとなりました。
『これで、A級に昇格(6勝)できました』と、インタビューで語った
屋富祖選手。おめでとうございます。
(ちょっとつかれました…画像、ひどくてすみません。
カーテン閉めたので、会場が暗かった…せいにしてしまいます)
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やんばるの会場、遠かったけど,やんばるは大好きです。
今回は、森のカフェに行きました。
かねてから行きたかった『カフェ・くばや〜』には、ホテルからタクシーで行ったのに
あいにく、来月まで休業中。
しかたなくさらに森深く入ったカフェ『やちむん喫茶・シーサー園』を訪ねました。
期待していなかったのですが、なかなか素晴らしいところでした。
↑2階からはやんばるの森が一望できます。屋根のシーサーに癒される。
鳥の鳴き声&虫の声がスゴイです。 やんばるみかんジュース&アセロラケーキ。
またホテルから徒歩5分の『21世紀の森ビーチ』も素敵でした。
公園を抜けると、すぐビーチです。
これは試合前日の夕焼けです。翌日の試合を前にワクワクした気持ちが夕焼けに
集約されたような気がして…幸せなひとときでした。海から去りがたかったです。
↑ 『オオゴマダラ』にも逢えました。
3日目の朝、再び高速バスで那覇へ。やっぱり一度は国際通りを歩かないと沖縄に
来た気がしません。『わしたショップ』2Fで友人へのおみやげを買い、
カフェで一服。
(今年3月にも飲んだけど)ぶくぶく珈琲と紅芋ケーキが綺麗!食器も素敵。
今回の沖縄も、いい旅でした。会長とゆっくりお話できないのが心残り
でしたが…。(電話では長く話しましたが。
また、次回が楽しみです。(その前に金沢…)

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