
『古謝美佐子』さんが”沖縄こころのうた”と題して、10年ぶりに千葉の小さなホールに来てくれた。

三線ひとつで、沖縄の今と昔が実はちっとも変わっていない事をとつとつと唄と共に訴える。

青い空の下で唄い踊った明るい沖縄の暮らしを思い浮かべた私には、少々重いとしても、知って置くべき現実があるから。。。

本土から見れば戦後66年と言えても、「琉球」が沖縄と呼び名を変えられただけで、米国の占領下にあった1972年迄はパスポートが無ければ沖縄へ入れなかった日本人。

戦後は来ないも同然の基地の町那覇では、今もアメリカ兵による無謀な運転の歯牙にかかって死亡するウチナンチューが泣き寝入りする現状は変わらない。

古謝さんの父も基地で働きながら、車の事故で亡くなった折の見舞金はUS$200のみ

Amazing Graceを沖縄語で唄うメロディーのせつなさが心に染み渡る。

方言がこんなにもあったかい響きを持つことを始めて感じる子守唄(武田の子守唄ー沖縄のララバイ童神ー五木の子守唄)のメドレー。。。

出来たら、自分も三線を習ってこの旋律を方言で口づさみたいとしみじみと願う。

素朴な掛け合いが惚けていて面白い演出効果のkey board担当一哉さん(実はダンナ)

言葉数は少なくとも、のんびりと時を刻む雰囲気が、沖縄のおばあに触れた心地良さでほんわかしてしまう。

美輪明宏の毒舌に圧倒されるより、ずっと心の奥まで染み亘る三線の音と語りが余韻を持っていつまでも響いている。
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