2007/6/2
「履歴2006・戦慄を産む」
薄明かりの
ベッドルーム
髪をほどいて
上目遣いで
誘う
病的な
喉の渇きを
柑橘類で潤すように
今日もください
愛の詠
乾ききった
部屋の空気に
むせる私を
背中から
抱きしめてくる
吐息混じりで
洩らす
声
かすかな
戦慄を産む
まだ
衝動が抜けない
それでも
あなたを
求める
心から
本能を受け入れるには
時間がかかる
愛を育むための
器量をください
女の扱いには
慣れていてもいい
ただ見たくないのは
本能のまま
蹂躙すること
無垢な私に
戻るまで
時間はかかる
しばらくは
性衝動との闘いが続く
穏やかでもいい
私へと向かう
想いのまま
狂わされたい
あなたのすべてで
詠うこころ
渡良瀬の
流れに乗せて
桐生は
潤ってゆく
こんなにも
心の動きが
見える日々は
初めてです
あなたと出会ってから
夕暮れの
ドラッグストア
頭だけが
物思いに漂う
やはり恋かと
剥き出しの
胸板を
這う私の
髪をかきあげる
濃密な夜

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投稿者: takashiro
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