元々は関係のない2つ以上の事が同時に起こる時に
社会問題はより深刻になる、と私はかねがね思っていますが
NHKニュースサイトにちょっと気になる記事を見つけまして。
産地偽装って、ブランドイメージの侵害あるいは
品質と価格のバランスを崩すのが社会的不都合なのだと思ってましたが
それだけじゃすまなくなってきたようです。
偽装のネタになった中国産ウナギから
日本で禁止されている薬物が出てきたのだとか。
これ、偽装摘発の方が先でよかったですよ。
消費者もそうですが愛知県のウナギ産地が。
もし、業者以外に誰も何も知らないまま誰かが食べて
ギョーザ事件みたいに被害者が出たら
まず愛知県の産地の方が疑われてしまいます。
その時になって販売業者が「実は中国産でした」と
自分から正直に言うもんでしょうか、と
考えたら実に恐ろしい事でしょう。
松本サリン事件並みの冤罪になってしまいます。
第一、最初から中国産とわかっていれば
消費者も小売店も自力防衛ができた事に
情報を遮断したばかりに危険にさらしてしまう
という由々しき危険性が出てしまいます。
これはブランドイメージ侵奪や価格形成の不具合ではない。
もっと重要な、安全性に関わる事です。
まだこれだけで事無きを得てよかった、で
終わらないのが武ほーぷの発想でございまして
この際です、産地その他品質に関して重大な虚偽発表があり
その結果製造物事故や健康被害が出たら。
その欠陥に関して偽装者には直接の責任がないとしても
(薬物を使ったのは中国側の独断であって
今回捕まった連中は全く知らなかったかもしれません)
いわばペナルティのような形で賠償責任を負わせるというのは
いかがでしょうかねぇ。
つまり、正直に「これは中国産です」と最初から言っていたら
薬物に関しては販売業者には何ら、落ち度がなかったのですから。
言わなかったばかりに社会を混乱させたら
言わなかった事に関する責任をとれという発想です。
薬害エイズ事件の捉え方と同じです。
海外で製造された血液製剤に危険な物が多いという情報を
厚生省が意図的に抑えた為に被害が拡大してしまった
これは製薬会社以上に厚生省が悪い。
それと同じ様にこのケースでは
薬物を使った輸出業者以上に
中国製である事を隠した販売業者が悪い、と
断罪してもいいぞと、思うのです。
国によって品質はまちまちである。
考えてみれば当たり前の事に
輸入品を扱う人の認識が甘いんじゃないか?
そんな印象を持った出来事でした。
こと品質とか安全性に関しては
業界はとかく規制に頼って
何もかもを国におんぶに抱っこになりがちですが
まず品物を扱う業者に品質についてきめ細かに
海外事情も踏まえて商品知識を持ってもらいたいものです。
品質に関するリスク意識・危機意識をちゃんと持って欲しい。
少なくとも、こういう言い方は失礼かもしれないが
中国製の品物の品質が今1つ信用できないと言われて久しい時に
中国産であれば何でも毛嫌いするような過剰反応は論外にしても
この商品にその可能性はとは思わなかったのか
中国製を国産と偽るのがどれほどのリスクを伴う事なのか
誰も考えなかったのかと持ってしまいます。
そして万一、本当に被害者が出て
愛知県一色町に嫌疑が掛けられてしまったら
アンタら一生掛けてどうやって償う気だったんですか。
そんなのは2時間ドラマの世界だけにして欲しい物です。