「応援団を出す費用がピンチ」と
山形新聞に報じられた山形中央高校は
初日の第3試合ということで。
http://yamagata-np.jp/news/201003/13/kj_2010031300208.php
敢えて、事実を指摘すれば。
開会式の直後に1回戦で負けて帰ってくるのが
学校にとっては1番お金が掛からないという事です。
どんなに望ましい事であっても
何を犠牲にしても成し遂げるべき事であっても
お金の裏づけがない事を強行する訳には行かない。
それが社会のルールであるという事を
どこかで客観的に、直視しなければいけないでしょう。
消費者金融問題とか若者の金銭感覚とかで
言われる事ですが
大人の世界であっても、社会通念が求める事であっても
それは同じ事だと私は思うのです。
例えばお葬式。
故人の生前の業績やその他を考えれば
葬儀の規模はどの位、戒名のランクがどの位、と
考えたとしても
遺族が食うや食わずの生活をしているとか
多額債務を抱えているのなら
葬式にお金を掛けられなかったとしても
極端な話福祉事務所経由で共同墓地に入れたとしても
遺族が責められる筋合いはないはずだ、と
私は思うのです。
お金を掛けるべきだと思うのなら
そう思う人が自腹を切って下さいと。
異論のある方が多い事を承知で書きますが。
もう1つ。
これも異論のある方が多い事を承知で書きます。
ips細胞による「夢の再生医療」を
とあるテレビで実に喜ばしく、紹介していましたが
あたしは敢えてこんな点を指摘したい。
その再生医療とやらが実現したとして
それは健康保険が利きますか?自己負担額はどの位ですか?
どんなにお金を出しても治らないものは治らないのだと
誰であっても諦めがつく状態の方が実は
「お金がないばかりに死なせてしまった」という苦悩を
お金のない人に味わわせずに済む、というのも
現実問題としてあります。
臓器移植なんて、仮に国内のドナーが確保できたとしても
馬鹿にならない自己負担がのしかかります。
不妊治療だってそうです。
そして今国はあるいは健康保険制度は
医療費高騰に頭を抱えている。
この原因は決して高齢者の増加ではないと
あたしは見ています。
医療のレベルが上がった、
新しい検査新しい技術新しい機器。
これが医療費を押し上げている、はずです。
極端な事をいえばそんなに医療費を削減したいのなら
保険の利く医療を昭和時代の技術に限定し
それ以降に確立した治療法をすべて100%自己負担に
するなどという荒業もあるのですよ。
新しい医療技術を保険の利くものにする、のはいい。
しかしその結果、月々の健康保険の負担額が上がる
それが、保険料を払えない人を増やし
盲腸でも医者に行けず死んでしまう人が出てくる。
あたしはそんな可能性を、考えています。
ただ、1つ書いておきたい事がある。
数学の集合論や論理学でもありますが
よくここんとこを誤解して
人を見当違いに批判する人がいるので。
Aが原因でBが起こる、と主張する人は
Bを防ぐ為にAがあってはならないと
主張しているわけではない、という事です。
あたしは別に、県の予算がないから
山形中央高校は1回戦で負けろ、などとは
夢にも思ってない。
ips細胞の研究はどんどん進めて欲しい。
勝った時に2回戦以降の費用をどうするのか
実現した場合のコスト負担をどこに求めるか
考えておかなければならないと言っているだけです。
こういう事は、逆は必ずしも真ではない。
あるリスクに備える事が
そのリスクを望んでいるからではない。
旦那さんを生命保険に入れる人がすべからく
旦那さんに早死にして欲しい訳じゃないし
消火器を買った人が安心して
火の始末を怠るなどという事はない。
政治家さんの論争もよくよく聞いてると
こういう手合いが多いんだよねえ。

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