先日オークションで落とした物件が装着できました。
画像は明日以降ということで今日は数学のお話です。
そのブツとはアルミホイールです。
サイズは直径16インチ、PCD(ボルトピッチ円径)はお決まりの108mm。
ハブ径もプジ夫、シトロエンお決まりの65mm。
そしてボルト穴の数は4穴。
で、ここからが重要。
幅が7Jのオフセットが15mmなんです。
基本は6.5Jのオフセット25か24あたりのはずですが、これが実は危うい冒険でして。
幅が0.5インチ増えるということは、1インチ=25.4mmの半分の12.7mm増すということになります。
ということは、片側につき、その半分の約6.4mm広がるということなんですな。
で、オフセットが10mm減るということは外側に10mmはみ出るということ。
さて、整理すると、外側には10+6.4=16.4mmはみ出ることになります。
そして内側は6.4−10=3.6mm引っ込む(外側へ出る)ということになります。
ただ、これはホイールとしての計算で、純正タイヤ自体は6.5Jよりも7Jが適正なので、この数値通りにはみ出るわけではありませんが。
オフセットが純正よりもマイナスになるというのは修正が効きません。プラスになるのはスペーサーをかましてボルトを長くすればオッケーなのですが。
で、問題となるのが車体(フェンダー)からのはみ出し。
これは保安基準で厳しく定められています。ホイール中心の真上はもちろん、前方30°、後方50°のフェンダーの縁からはみ出てはいけません。
ピカソを見ると、純正はけっこう奥まっていますので多分大丈夫だろうと思って落札したのですが、実際大丈夫でした。
次に重要なのは、ステアリングを切ったときに、フェンダーの内部に接触しないこと。外側に16mmも出るために実はこの方が心配だったのです。しかし、装着後にステアリングをいっぱいに切っても、フェンダーとの隙間は約5mm程度狭まった位で、まだ何とか余裕有り。
もう一つ大事なのが、ブレーキ装置との干渉。
アルミは内側にウエイトを貼り付けることが多いため、これを貼り付けたうえでブレーキキャリパーなどと接触しないことを確認しなければなりません。
あと、場合によってはストラットなどとの干渉も考えなければなりません。
それから輸入車の場合、スタッドボルトにナット締めではなく、ボルトを直接ハブにねじ込むので、このボルトが長すぎると中の部品に干渉する場合があります。
で、購入したアルミホイールはすべてをクリヤ。
無事装着できました。
ただし、私のピカソにこのホイールを装着した場合はたまたま問題がありませんでしたが、同じサイズのホイールとタイヤでも(ピカソ自体の個体差もあり得ます)上記の問題が生じる可能性はあります。
ですから、オフセット15のホイールがすべて装着可能であることを確認したわけではありませんので、あくまでも自己責任ですよ。
装着できなくても何ら責任は取りませんのであしからず。
画像は洗車してから〜。お楽しみに。
けっこう、グ〜なのよ、これが。
追記
オーナーズリスト34台になりました!

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