デジカメ温故知新

カシオのデジタルカメラが登場して20年。当時は写真の足元にも及ばない仕上だったのが、もはや世の中デジカメ一色。
しかもモデルサイクルの早さも凄まじく、お陰で私のような「カメラなら何でも大好き」というお馬鹿さんにとっては激安な中古デジカメがホイホイ増殖すると言う嬉しいような「いーかげんにしなさい」状況なのだ。
ここではそんな過去の名機（迷機？）をバシバシ紹介しようと思うのだ。

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2007/2/13

「Cyber-shot U-60」　　SONY編

前回パーラー秋葉で手にいいれたジャンクデジカメはサイバーショットU-60だった。「えぇ？壊れてるんじゃないの？」そのとーり。電源を入れると液晶モニターは縦に流れた赤紫状になり使いもんになりません。つまりCCDがいかれポンチなんですわ。

実はそれを狙ってたのだ、CCD以外が正常な物をね。もう解りましたよね、そうリコール対象品。真っ先にチェックしたのは水没の有無。もともとヘビーデューティ仕上げだから、そこさえ問題なければCCDトラブルの可能性が高いと踏んだのだ。

だから電源が入って「システムエラー」などの表示が出なかった時は「当たりぃ」と小躍りする馬鹿野郎でした。そしてそ知らぬ顔でSSへ出向くと1週間もせずにCCD交換されました（ソニー様有難う）。

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U-60の魅力は耐ショック系デジカメの中でもコンパクトなのが魅力です。そして何よりお魚さんというか「海坊主」みたいなソニー流ならではの個性的なスタイルに痺れます。

初代サイバーショットは他に類を見ない斬新なデザインで一世を風靡しましたが、一番売れたのは一般向けに大人しくなったPシリーズ。これが私には面白くない。やはりソニーは過激でありながら万人を唸らせる突出したスタイルをやって欲しい‥買う買わないは置いといて（ ¨　）＼☆ばし

だからU-60を知ったときは「これぞサイバーショットだ」と感心したものです。
イメージは「U」よりむしろ「P」の流れを汲むものですが、一歩間違えば「玩具デジカメ」になりそうな危ないデザインです。しかしギリギリ踏ん張ることで、逆に際立つ個性をもっています。

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独自のデザインはカメラホールドも普通と違う、いわゆる「グリップ」スタイル。片手でボディを握るのが基本です。面白いのは若干CCDが傾いていることで、少しボディを傾ける事になります。個人的にはもう少し傾かせた方が横位置撮影には楽なのですが、そうすると今度は縦位置撮影のポジションが悪くなる‥両立は難しいねぇ。

レンズは銀塩換算で33mmの広角を採用しているのも嬉しいポイント。またシーンセレクトに「水中モード」もきちんとあります。電源は単四2本。専用リチウムじゃないのが嬉しい。ハンドストラップはラバー製で手袋使用でも余裕のサイズを採用するなど、遊び心だけじゃなく実用にも充分耐える仕上げです。

だから人気はあったんだけど、目的が無い人にはファーストデジカメにはならなくセカンドもしくはサード的なポジションなのでUシリーズでは台数はそれ程はけなかったから、中古でも人気は高い。欲しいけど無理してお迎えするデジカメじゃなかった。それが今回手に入れることが出来て幸せいっぱいなのだ。

投稿者: captaingratt

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