カシオのデジタルカメラが登場して20年。当時は写真の足元にも及ばない仕上だったのが、もはや世の中デジカメ一色。
しかもモデルサイクルの早さも凄まじく、お陰で私のような「カメラなら何でも大好き」というお馬鹿さんにとっては激安な中古デジカメがホイホイ増殖すると言う嬉しいような「いーかげんにしなさい」状況なのだ。
ここではそんな過去の名機(迷機?)をバシバシ紹介しようと思うのだ。
2015/3/29
墓場屋の付近に駐車場スペースを利用した週末廃棄物産展(なんじゃそりゃ)が催されている。並べられているのは普通の店では軒先に山済みされてる廃棄寸前の「売れ残り筋」商品やハードオフのジャンクコーナーに埋もれているような「どーしようもない」物体ばかりだ。
以前ここで普通ならまずお目にかかれないEricsson携帯用のイヤホンを入手できたこともあり、意外性を求めて覗くことにしている(100回に1回もないんだろうけどね)。
したらさ、何と墓場屋が出展してるじゃありませんか。メインはジャンクコンパクトデジカメ、略して「クズデジ」。さすがカメラの墓場屋!いいねぇ。
面白いのは最近のデジカメは「壊れてるからジャンク扱い」大昔のデジカメは「動くけどジャンク扱い」というケースが多いんだよね。分水嶺は3メガ辺り。つまり3メガ時代まではデジカメはそれなりに耐久消費財として考えられてきたのが5メガの後期あたりから普及が一巡して単なる消耗品に落ちぶれたんだよね。
まぁそんな戯言は置いといてビニールに包まれたデジカメは半分くらいがレンズが飛び出た状態。いくつかはチェック結果を買いたシールが貼られていた。そしたらその中にCoolpixS8000を発見。二台あってひとつが液晶ペケで1800円もうひとつがストロボ駄目で1500円。当然、ストロボは間違いなく壊れてるだろうけど他が動く保障など「ありません!」。
子供の頃の駄菓子屋で「外れだらけのクジ」を引く感覚ですね、1500円のほうをお買い上げ。
バッテリーも欲しかったのですが「それ、黒のバッテリーね。いまここにない。」と言われました。ただバッテリー室の大きさと「黒」で思い当たる節があったので自宅でP310のバッテリーを取り出して入れるとジャストフィット。電源を入れるとレンズが出てきてスタンバイ、「当たり」でした。
ストロボ横が浮き上がっており、どうもそこにセンサースイッチがあるようですね。ストロボが立ち上がっても立ち上がっていないと判断されるようです。浮き上がっている部分を指で押さえるとストロボも使用可能。もっとも普段からストロボは使用しないので発光禁止に設定しときます。
発売当時10倍ズーム搭載で世界最薄と歌っていたようで、薄型高倍率デジカメのはしりの1台でした。実際、このサイズに10倍ズームが組み込まれるなんてCoolpix5700など「高倍率はネオ一眼スタイル」と刷り込まれている世代には隔世の感があります。
液晶モニターは90万画素クラスで見やすいし、このクラスにもかかわらず起動が1秒以内というのはご立派。シャッターボタンは大きくとっています、グッド。充電も専用ケーブルとはいえUSBで可能というのも便利。あれこれ考えずシャッターを切るだけというのが正しい使い方でしょう。家族用のデジカメがS100で望遠が弱いのでこいつも加えるのだ。充電ケーブルが共有できるしね。
実用には必要充分なデジカメがストロボが使えないという理由だけで1500円でクズデジ扱いされるとは良い時代になったというか、メーカーには「やってらんねーよ」な時代になりました。
ちなみに子供の卒業式に使うよう妻に渡したら、なかなか戻ってこない。数日後「実は‥壊したの」と白状されて手に取ると液晶がバッチリ破壊されてた。うーん、この値段でもう1台探すのは無理でしょねぇ。

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2015/3/22
さすがに3月も半ばを過ぎると春めいた日が多くなりますね。
なので、旬が過ぎないうちに(もう過ぎてるか)、写真散歩をアップ。
以前は週末になるとカメラを持ち出して写真散歩、そしてあまり撮影もせずにカメラ屋巡礼というのがお決まりだったんですが、ここ数年はカメラを持ち出すこともほとんどなく、たまに持ち出しても何も撮らないでお終いというのが多い。銀塩の頃は最低1本は撮っていたんだけどねぇ。
そんな中で、数少ない「持ち出そうか」という気にさせてくれるのがリコーのGR digital。うーん、多分このサイズが好きなんだろうねぇ。単焦点でズームレバーと思えるレバーが露出補正レバーになってる。この操作性が大好き。
そして「モノクロで撮ろうか」という気にさせてくれるんです。


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2015/3/21
近所のハードオフに行くとジャンクコーナーにBose社のオンイヤーヘッドホンが転がっていた。イヤークッションが経年劣化でボロボロなのが理由みたいだ。チェックコーナーで試すと特に問題なさそうなのでお迎え。
んで、BOSEの直営ショップに持ち込んでクッションを交換してもらおうとしたら「お値段4800円になります」‥ガーン
そんなにするんだ。お迎え価格の何倍もしやがる。でも良く考えたら発売当時はバブル価格だったもんね。それからすると妥当かもね‥当然買わないで帰ったけどどうかしましたか?
んで、amazonで調べたら無印のが700円台で買えるんじゃない。送料無料だしポチっとな。
早速交換しました。何となく純正ほどスポンジが柔らかくないけど、イヤークッションが新品同様になるほうが嬉しいわ。
使い道ですが、初代OEは本体からチョットだけ尻尾みたいにケーブルが出ていてそこでリケーブルできます。そこにEricssonのHBH-DS205をセットして、ブルートゥースヘッドホンとして使うのだ。
わざわざ何の意味があるのかって?単純にドライバーが大きい分、イヤホンよりヘッドホンが有利かなという理由。そりゃこんなのよりもっと良いイヤホンだってあるんでしょうけど、同じ価格ならヘッドホンが有利だよね(本当かな?)
次に、わざわざブルートゥース化する意義なんですが、最近はもうほとんど音楽は携帯で聴くんですわ。しかしガラケーにはヘッドホン端子がない。だから必然的にブルートゥースが必需品になる。
音質云々を抜きにして、やはりケーブルレスは「楽」。
もうひとつ、最近ガラケーに録画したワンセグ番組を暇つぶしに見るんですよ。なのでデジタルプレイヤーに音楽を任せても、結局ワンセグ視聴用にブルートゥースも必要になるから「だったら全部ガラケーで間に合わせてしまえ」という生来の怠け者な性格が出てきたのだ。

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