カシオのデジタルカメラが登場して20年。当時は写真の足元にも及ばない仕上だったのが、もはや世の中デジカメ一色。
しかもモデルサイクルの早さも凄まじく、お陰で私のような「カメラなら何でも大好き」というお馬鹿さんにとっては激安な中古デジカメがホイホイ増殖すると言う嬉しいような「いーかげんにしなさい」状況なのだ。
ここではそんな過去の名機(迷機?)をバシバシ紹介しようと思うのだ。
2015/9/19
以前、ジャンク市でお迎えしたCoolpixS8000をお迎えして妻に貸したらサクっと液晶を割られて完全なジャンクになったお話をしたのだ。
んで、代替コンデジを探してたらS9100というのを発見。18倍ズームで5千円というのでお迎えした。んで妻に渡したら「普段使わないから要らない」と言われた。うーん、実は私も休日にデジカメをバックに入れても取り出すことのない方が多いのだ。
んで、インプレをしないままに時が流れたある日のこと、新宿のカメラ屋のジャンク箱に転がっていたのが後継モデルのS9500。店員さん曰く「これモニター難ありです」。親切に画面を見せてくれた。中央付近に縦のラインが1本。これで千円ですって、買いだ買いだ気合だ気合だ。
9000シリーズは9100から始まり、現行の9900まで続いている。9100(2011年)9300(2012年)と毎年マイナーチェンジがなされてきたが、2013年は9400と9500の二本立てとなった。

その内容はこれでもかというくらいテンコ盛りで、9300で搭載されたGPS、9400で施されたボディのスリム化(ただし9400はGPS非搭載)に加え、遂に倍率が20倍を突破し22倍に到達(9400は18倍)、Wifiまで搭載された(9400は非搭載)。
ニコンはかなり前からWifi搭載コンデジを送り出してきたけど、クラウドサイトへのアップロードを提唱していて、それがネックになり普及しなかった。
しかし時代は変わり、今ではSNSを通じて誰もが気軽にアップするようになった。そしてその中心はスマホ。私のような古い人間はパソコンだけど、子供たちはあくまでスマホなのだ。そうなると連携はWifiにならざるを得ないのだ。当初は「ちょっと的を外した飛び道具」だったWifiも今は必要な機能なのだ。
薄型ボディに22倍ズーム、18メガ、HD動画、GPSロガー,Wifi。デジカメ黎明期を知ってる世代には未来からやってきたようなSFデジカメである。そしてこれだけの機能を持ってしても「スマホがあるから」という理由でイベントや行事以外ではなかなか出番が回ってこない。まさかこんなに早くデジカメ受難の時代が来ると誰が想像したでしょう。
実はこのとき同時にもう1台お迎えしたんですが、それは次の機会にでも。

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