実は最初にお迎えしたのは本体じゃなくレンズアダプタだった。ある日登山口の餌箱に転がっていたFD-NEXアダプタを拾ったのがきっかけだ。もっともその後このアダプタは長い眠りにつくんだが。
そして今年になってソフマップのカメラ棚を眺めていたらNEX5の本体が付属品バッテリーのみという状態で並んでいた。5500円が高いか安いか分からなかったがお迎えすることにした。その足でソニーのSSに出向き充電してもらう。自宅に戻りカメラ塚を掘り返してFD50mmf1.8を見つけ出し装着、おぉ格好良いじゃないか。満足満足。めでたしめでたし。
ところがこのFDレンズ、絞りが故障していたようで絞りが使えない。んで格安FDを探しに何年かぶりに聖地巡礼を行うのだ。しかししかし「なんじゃこりゃー」くらいの酷いレンズでも標準の高いこと。こんなの買う気しないわ。だったら開放だけで使ってやる。
と店を後にして、これまたオヒサし振りねの日東商事に出向く。そしたらNEX5Nのボディ一式が出てるじゃない。ストロボは要らないけど充電器は魅力だよね。しかも7千円でOKと言われた、買うしかないでしょ。自宅に帰って5は速攻で売却。あっさり買値で売れたから5もこれはこれで安かったみたい。
いつものことだけど買ってから調べたら(おいおい)、NになってEVF装着可能になったのね。これは是非ともゲットしなきゃ。って調べたら定価がバカみたく高いんでやんの。こりゃ中古の値段も想像つくわ。なので当分EVFは見送りか。
それにしても本当に痺れるスタイルだわね。今見ても全く古さを感じさせない。まぁこいつがデビューしたときの驚きはかなりのものだったもんね。ボディよりレンズマウントがでかい。ストロボ外付け。マイクロフォーサーズより小さいボディなのにAPS-C。
コンデジに比べて全く人気がなく瀕死の状態だったSONYレンズ交換式デジカメモデルをリストラの土俵際から一気に看板路線にした功労者。初代サイバーショット以来久しぶりのit's a SONYを見せつけたデジカメ。カメラ親父からは「レンズがいまいち」という評価を喰らいながらも普通のカメラファン、電脳ファン、新し物好きと幅広い層からの支持を得た。
どんだけ小さいか、改めてコンパクトデジカメ並みのサイズを誇るNikon1 J4と比較するのだ。グリップ部以外はほぼ同じ。厚さだってほとんど変わらないのにNEXはチルト液晶。これでNEXの方が古いんだからソニー恐るべしですわ。
まぁ泣き所がないわけでもない。本体は小さくできてもレンズはソニーをもってしてもなかなか小さくできない。特にレンズ径。だからレンズ込みだとニコワンが圧勝(当たり前だ)。
そして後日、ハードオフにて欲しかった初期型のFD50mmf1.4を千円でゲット。本体よりレンズが存在感ある姿は往年のエルマノックスみたいで実に実に格好良いのだ。

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