1998/2/27

病室から  

 拝啓 春の足音が病室の窓から聞こえてくるようです。皆様には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、私こと吉田春美は昨年12月9日に風邪をこじらせ、急きょ大分健生病院に入院したのですが、時期を同じくして若い頃に手術しました頚髄症が悪化、いわゆる二次障害が重度化し、呼吸器等に麻痺がくるようになりました。結局のところ、自発呼吸が困難な状態になり気管切開、人工呼吸器のお世話になることになってしまった次第です。当然のことながら言葉も失ってしまいました。一時はどうなることかと前途を悲観もしましたが、お見舞に来て頂いた方々、医師や看護婦、ボランティアや仲間たちに励まされ、文字盤を使ってこうして皆様にお便りを書けるまでになりました。本当にありがとうございました。
 まだ、入院は少し長引きそうです。しかし、必ず退院して地域の中での在宅生活を取り戻したいと切望しています。そして、このような私の思いの実現に向けて、現在、医療スタッフや樫の木の職員、家族、ボランティアが一緒になって在宅生活への支援体制づくりに取り組んでいるところです。私が在宅へ帰ることが、私を支えてくれている皆さんへの恩返しであり、同じ障害を持つ仲間へのエネルギーになると確信しています。どうか皆さん応援して下さい。
 しかしながら、闘病生活が長くなると、時々くじけそうになることもあります。皆様のお心遣いが何よりの心の支えとなります。まだ、しばらくは健生病院の3階の生活が続きそうです。お近くにお越しの際には、是非、お立ち寄り下さい。
 まずは、上のような次第でございます。取り急ぎ書面にてご報告させて頂きます。
 皆様のご健康をお祈り申し上げます。敬具
1



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ