2004/9/29

つぶやき NO.6  はるみのつぶやき

 はるみ之つぶやき4号から5号は、いろはにほへとでまとめてみました。
二条印刷に勤めていた頃の和文タイプライターを思い出しながら
楽しい文句になったつもりです。
 さて、第6号は濁音と半濁音でまとめてみます。
ちょっと難しいかもしれんけんど、はりきっち書いちみるけんな。 

 が、頑固はあるが、頑張るという文字は僕の辞書に無い。頑張るという文字を分解したら「無理、我慢、辛抱、努力、奮起、苦労、苦痛、疲れ、耐える、忍、チャレンジ、挑戦、アタック、冒険、探検」が出て来た。他に、踏ん張る、張り切るもあった。何にしても頑張るの一言よりも言葉を使い分けたい。因に、吉田春美を紹介するなら頑固の一言に尽きる。
 ぎ、ギブアップする手前で訪問看護師を呼ぶ。119番する前に先ずは、樫の木の車とレスピも分かる薄田さんを頼りにする。アンビューや医療行為なんて言ってる場合じゃない。赤信号、みんなで渡れば青になる。
 ぐ、グッドミン、ザンタック、ラキソベロン、ガスモチン、カマグの計5種類の薬を夕食後に服用している。朝と昼は、カマグとガスモチンの2種類を服用する。くれぐれも間違いなく、よろしく。
※ 食事の1時間前にガスモチンを服用したら、胃袋のガスが下に降りて楽になった。   
差し当たりこれで行こう。
 げ、元気な顔で4時からのヘルパーに会いたいなー。そんな時は、夕飯のメニューも次々に出て来るぞー。
 ご、ごめんなさい、文字盤を使って良いですか?という。無理してんつまらん!つぶやきを聞くのは3回程度。文字盤の方が、こっちも楽じやし、よけい話をする。
 ざ、在宅生活8ヶ月になったけど、7月18日から8月16日まで入院したら、ホワイトボードに在宅生活なんだかんだという文字が無くなった。
じ、ジタバタしてんどうしょうもねえ。たいふうーん奴が早う通りすぐるんじっとしち待つしかねえ。それよりゃぁ、いつ来るか分かりゃせん地震が恐ろしいじならん。本棚が頭にあたるかも知れん・・・。
 ず、頭痛というか前頭葉がむずむずして来た。ガスが胃袋の上まで来てる証拠。その内に37度ちょっとの熱が出る。ガス抜きをしても下がらない時は、体調不良。食事を控えて、水分補給。それしかない。
 ぜ、絶食しようかな? ガスが出ないと食欲も出ない。お茶とポカリで様子を見よう。ヘルパーさんは寂しい顔になる。おかゆでも喰ってやるかと、ちょっと気を使う。
 ぞ、増加する体調不良に不安の声がする。6年前からしたら、生きてるのも疑問になる。もっともっと自信と勇気を持って行こう。挑戦!
 だ、大丈夫? と聞かれても困る。けれど、心配している気持の言葉は他に無い。おはよう、こんにちはと同じ挨拶言葉と思えば気楽になる。そん変わり本当に大丈夫じゃねぇときゃー、顔をしかめち困らするぞ〜。
 ぢ、痔、ぢ、ヂ。痔がかゆいの他にあるかな? 教えて〜。
 づ、づ、ヅ。漢字が無い。言葉も無いかな。考えて見よう。
 で、電話の着信音がした。ハイ、吉田です。と言う人。所属事業所名と名前を言う人。商品勧誘も確認する人や、即座に断わる人。生活感を伺える一瞬である。どれも正しく、面白い。
 ど、導尿を重ねるよりもバルーンカテーテルを挿入する方が感染予防になるらしい。ウーロン茶も気兼ね無く飲めるし、小便も良く出る。人間の砦を一つ手放した気持だが、そのうち何か取り返すかな。
 ば、バッテリーの確保は万全だ! その1、レスピの内蔵2時間。その2、呼吸器センターの発電機3時間。その3に樫の木の車のバッテリーから延長コード。3段構えの停電対策に台風16、18号もなんのその。
 び、びくびくしながら顔は笑ってるヘルパーさん。停電しなくて一安心。
 ぶ、ブリブリッ、ガスが出た。顔を見合わせ、笑顔で確認。嬉しいな。
 べ、別記のプロフィールを見たら、呼吸困難で入院する1年前には腸閉塞や顔面神経麻痺を患っていた。無関係とは思えない。
 ぼ、ボランティア事務局ノートを発見した。入院間も無い頃を思い出して感激した。ボランティア『なんでも』日記もあった。懐かしい。みんなに会いたい。
 ぱ、パセリ、レタス、セロリが頭の中で一つになってしまう。レタスをセロリと言った後で間違いに気付く。気付くだけ良いかな。
 ぴ、ピー音だけなら、まーだだよ。ゴロゴロピーピー音になったら、Qちゃんだ。目と目が合って、阿吽の呼吸。
 ぷ、プレッシャーに弱いんだ。飯の量も飲む量も、けっこう気を使ってんだよ。頑固な分だけ気も使う。
 ぺ、ペロペロと舌を出すのも愛嬌だ。舌の先に何かが見える。
 ぽ、ポッポッポ、鳩ポッポ、豆が欲しいか、そらやるぞ、みんなで仲良く食べに来い。、
   ちびっちびと ちびちびと、
     喰うちしもうち、腹ぁふくれ
       ガスが溜っちきつうなる。
 ぎゃ、ギャッチアップすると、レスピの高さも変わる。飯の時の気になる。
 ぎゅ、牛乳が好きでも嫌いでもない。栄養を考えてるだけ。飲み過ぎも胃に悪い。
 ぎょ、餃子を喰える時は、腹機嫌の良い時だ。水餃子にするかな。
 じゃ、じゃがいもは少しなら良い。玉ねぎは、ガスを発生させるが気にしない。カレーライスを喰ったら、人参が下から出ちきち、ばれちしもうた。
 じゅ、ジュースの一気飲みは得意。レスピを付けてる特権だ!
 じょ、常識に考えたら今の暮らしは無い。ガス抜きも非常識かも知れない。
 びゃ、白夜、白虎隊の言葉しか浮かばない。
 びゅ、ビュービュー、ピューピュー、こんなに強い台風は久し振り。10何年か前に入院していた時、どんぐりの家の庭の楠が折れたんだ。
 びょ、病院なら身体も電気も安心だけど気持が疲れる。病院でも家でも、ガスが出ると最高だ! ガス漏れとは違うぞ!
ぴゃ、…。ぴゅ、…。ぴょ、…。
以上で1ヶ月のつぶやきでした。

編集後記(薄田)
 またまた台風が接近ですよ。どうしたことでしょうね。進路も吉田さんの方へ急旋回、これでどうだと言わんばかりですね。でも、どこ吹く風の吉田さん、上記つぶやきのごとく淡々と在宅生活を弄ぶまでになりましたね。それで次なる楽しみは部屋の模様替えでした。ほら、ベッドの位置が変わったでしょう。これからは、太陽の陽射し、降りしきる雨、風に舞う落葉、変わりゆく季節をしっかりと味わうことが出来るみたいです。つけっ放しのNHKラジオといつも同じ番組の時に走り去る列車、あー今日も生きているなんて実感しながら、きっといろんな毎日の繰り返しを楽しんでいることでしょう。こんな吉田さんの中に流れるゆっくりとした時間の流れを時々、羨ましく思うのは不遜なことなのでしょうか。
さて、在宅支援会議は7月21日の64回まではレジュメがありましたが、その後はこの「はるみのつぶやき」をレジュメ替わりに使わせてもらっています。従いまして、今日の会議は66回目の会議になりますね。この間の情勢の動きには、大いに気になることがありました。それは、大分市が月300時間以上の利用者は全て日常生活支援にしょうという考えを見せているというものです。つまり日常生活支援の単価で身体介護をしろと言っているわけですね。吉田さんの場合は日常生活支援で589時間ですから、遥かに多いわけですが、前例を作ってしまった感がありますね。このことは利用者の生活が脅かされるばかりか、支援する事業所の経営にまで影響を与えることになります。どう考えても支援費の財源不足が原因でしょう。あらゆる機会を捉えて大分市、そして厚生労働省に働きかけるようにしなくてはいけません。ごく近い将来には介護保険との統合の話も具体化して来ます。私たちは日々、吉田さんの生活をさらに質の高いものにするような努力をしているわけです。これ以上の福祉の切り捨ては許せません。
そんなわけですから、今日はしっかりと各事業所のヘルパーさんが連携して吉田さんを支援して行けるように、そしてそのことが後に続く重度の障害者の方へのより良い援助になって行くように話し合いを進めて行きましょう。
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