2004/10/27

つぶやき NO.7  はるみのつぶやき

 はるみ之つぶやきの最初の頃は、こんなこと書いても良いのかと遠慮する気持が少しはあった。それも今では消えている。でも、最初に浮かんだつぶやきをそのまま印刷したら反発を食らうと思う。一晩寝ながらつぶやいてみる。3回、4回とつぶやいても納得のいく、つぶやきにはならない。つぶやいてる内に10月も終りに近い。良かった、良かった。何がと言っても生きてる事が…。

 台風23号はすごかった。超大型の台風という表現も初めて聞いた。多くの人命が失われ、農家の被害は想像を絶する。我が故郷の臼杵の海岸の被害も50年の記憶に無い。そんな中で、我が家は雨漏りひとつ無かった。只、列車が運休になった事や、周辺道路の冠水でヘルパーさんの移動が困難になって、人的・時間的な組み替えに苦労しているのが分かった。
ところで、10月のつぶやきは、身体にこじつけて、つぶやいてみました。
 
 頭、頭の枕の位置が気にいらない時や頭を掻いて欲しい時に頭を使う。頭が重い、身体がだるい。微熱がある。食欲は無い。寒気があったのに散髪をして入浴したからかな? なんて事は言えない。尿の検査で膀胱炎と分かったから安心した。こんな事でも頭を使う。

 顔、顔を右に向けると、レスピの気道内圧が高くなり、左を向くと低くなる理由を分かるかな。分からなくてもいいや。どっちを向いても気道内圧が14以上、20以下なら良いと思う。そうじゃねぇ時は、口がとんがる。
 目、目を拭いて! こじ開けるみたいに目を拭いて! 昼間は、お尻ナップで目を拭いて! お尻ナップもウエットティッシュもパッケージが違うだけかなと思う。でも、ウエットティッシュで尻は拭かない。勿体無い。
 耳、耳を掻いてと言う。けれど、看護師・介護師・ヘルパーの区別は出来ない。耳かきの好きな人や得意な人に頼む。看護師だから上手いとは限らない。爪切りも同じ事。何人から身を切られたことやら。血が出たら、唾つけち、リバテープでん巻いちょか治る。そんくれぇの信頼が無けりゃ頼まん。信頼を越える技術も無いと思う。 

 鼻、鼻くそをほじくったり、鼻毛を切るのも医療行為かな? 豪快に綿棒を2本突っ込む◎◎さん。1本で恐る恐るやられるよりも安心に思う。ヒゲそりも電気カミソリなら許されるらしいが、以外と身を切る不器用な人もいる。先ずは、恐れずに経験を積むしか無い。そこから信頼も生まれる。

 口、口を聞けたら楽だろうな。昼は軽く食べてと朝の訪看に言われて気楽になって、エンシュワだけにしたら、食べれないなら入院する? と午後の訪看に言われた。分かってるくせに。そのつぶやきは寂しいな。申し送りの一言を忘れてる。でも、エンシュワも飲めない時は、入院しまーす。

 歯、歯磨きと食事の介助が難しいと思う。食べてるのを見つめられても、一口ごとに話し掛けられても喰いにくい。歯磨きは、自分の歯を磨くつもりでやれば良い。以前に歯磨きの仕方なるものを書いたけれど、忘れても良い頃だ。

 顎、顎の骨をカクカクさせる。歯磨きの時にわざと顎を鳴らして見せた。でも、万が一にも顎が外れたら困るので、やめた。

 首、首に指が触ると、ドキッと緊張して頚椎の神経が気になる。呼吸マヒも腸管マヒも頚椎から来てると思うと怖い。頚椎症の怖い経験をしたことで今もある。たまには、みんなで振り帰ってみたくて、第1回と第2回支援会議の資料を掲載しました。

 手、手! と言ったら、ハンカチを握ってるのか確かめる。長いこと握ってると感覚が無くなる。たまには柔らかい手を握るのも良いと思う。リハビリで握ることもあるが、ちょっと優しく…指からませて、スキンシップ。

 肩、肩をタオルケットで包まないと寒い気がして寝られない。肩を左にずらして欲しい時はあっても、右は無い。何故かな?

 脇、両脇に手を入れち引き上ぐると、一人でん楽にやるる。医学・理学的には反するかもしれんけんど、本人が良いち思っちょる。

 背、背中から尻を豚毛ブラシでかき回す。気持良い。寒風摩擦と同じ健康の秘訣かもしれないが、腹の調子によって背中も尻も痒さが変わる。

 腹、腹のガスが出ないと不安になる。ガスが出ると食欲も出る。ガス抜きチューブの中を便汁が流れるのを見た。2秒に1ミリ程度だったが、小腸から大腸の中も同じ様に動いてると思うと、嬉しくなった。Qちゃんの刺激で腹に力が入る。間もなくして、ブリッブリッ、ブリブリー。こんな時は思わず笑顔になる。魚のブリも良いなー。

 尻、お尻を右に動かして欲しいというけれど、左とは言わない。何故か? 誰が見ても真直ぐなのに、本人は左に寄ってると感じる。肩を左にずらす事とも関係している。
病院のエレベータの鏡に写った顔が右に傾いていた。原因は、これかな?

 足、足がひっついち仲良しになると気持わりいけんど、ガスが出なけりゃ、それどころじゃねぇ。
※ これが嬉しい偶然と言うのかな。
退院した日が1月28日の水曜日で、支援会議のスタートは、7年前の1月28日の水曜日でした。

編集後記(薄田)
 偏西風に曲げられて、怒涛のごとく押し寄せる、次から次の台風たちも、やっとなんとか退散し、ここで吉田さんにも、静かな秋の訪れでしょうか。
さて、今日の話題は二つでしょう。一つは中越地震、まさに今日の夕方の奇蹟の救出劇、2歳の子供の救出は、見ている者の心を揺さぶる程に大きなエネルギーを与えるものでしたね。勇気とか希望とか、最近では会話にも出ることの少ない言葉ですが、そんなものをしっかりと、あのテレビの映像からもらうことが出来ましたね。無理やりこじつけると吉田さんの在宅生活にも通ずるものがあるのかも知れませんね。
 そして、もう一つは10月12日に厚生労働省から出た「障害者福祉改革のグランドデザイン案」です。これはかつてない程に障害者福祉施策を根底からつくりかえるものとなっています。資料をつけますので、是非、皆さんも読んでみて、議論して下さいね。現場の声なくしては、いい法律はできっこないですからね。
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