2005/9/17

はるみ之つぶやき14号  はるみのつぶやき

まえがき
8月の支援会議は、突然、中止になって、次回の支援会議を9月14日(水)午後6時に予定しました。急な夏休みで申し訳けありませんでしたが、これも、健康であればこそと思います。暑い夏を乗り越えたことだから、先ずは良しとして、許して貰いたいと思いました。
尚、はるみ之つぶやき13号は、8月24日に予定通り発行したのですが、9月14日までに14号を作るとなると、ネタを探すのが大変なことになりました。
 はるみ之つぶやきが14号、支援会議が14日、そして、台風14号。そんな慌ただしい毎日を楽しんでいます。

ケータイ
 ある日のこと、あるヘルパーさんがケータイを忘れて困っていた。2時間くらい経った頃、軽やかな音楽がヘルパーさんのバッグから聴こえてきた。思わず顔を見合わせて微笑んでしまった。

迷惑メール
 パソコンのメールを開くのが楽しい。知り合いからのメールなら当然だが、迷惑メールが吉田春美を男と識別して送ってくる。迷惑リストに入れても、メールアドレスを変えて来る。中身は全く同じ。もっと研究して送れ! と、無理なことを思いつつ、迷惑リストに、ほたり込むのもまた楽しい。 

聖徳太子の気分には、なれなかった
パソコンでZARDを聴きながら、はるみ之つぶやきを書きながら、ラジオ聴きながらQちゃんをする。そして、ウーロン茶を飲む。どうも、意識散漫になって良くないので、ラジオを切った。でも、BoAを聴きながら新聞を読むのもまた楽しい。

我が家でも韓流ブーム 韓国ドラマで訪看さんとヘルパーさんの話は絶好調。間に挟まれて、話を聞くだけで、何となく時代遅れを感じていた。ある日、BoAをパソコンで聴いていたら、同年代のヘルパーがBoAは韓国人だと教えてくれた。少しだけ仲間入りした気分になった。

頭寒足熱
 エアコンと扇風機で涼しい。足先と肩は余程の汗を掻かないと出さない。ヘルパーさんは、出したがる。顔だけ出して、くるまっている所へ訪看さんがやって来た。熱を測ると37℃。有無も言えずにタオルケットを剥ぎ取られた。訪看さんが帰って、又、くるまった。

アンビュー実演
レスピの回路を破損したり、空気が送られないなどの異常が発生した時は、早急に取り替えるか、原因と思われる箇所をチェックして欲しいけれど、回路が外れて抜け落ちたのを元に戻すのは簡単でも、破損箇所を見つけたり、回路交換は誰もが容易に出来ることではないので、先ず、訪看さんに緊急連絡する。到着するまでに手動式人工呼吸バッグ(アンビュー)で気管カニューレに空気を入れましょう。アンビューを両手で持って、利き手の方で4秒に1回程度の間隔で押します。 お母さんの肩をやさしく揉む感じを思い浮かべて見ましょう。

先ずは、慌てないことが肝心です。最初から実演に応えるのも疲れるから、テストバッグで試してみましょう。<写真>
※慌てるなと言っても無理ですね。食事中にむせ込んだ時に平静さを装うのと同じかも知れない。
外れる可能性の高いレスピ回路
1、呼気弁ラインと気道内圧ラインのレスピ本体側。[2本の細い管]
2、カニューレ側の水滴が溜まりやすい回路。加温加湿器に接続されたゴムの部分。
3、加温加湿器とレスピ本体をつなぐ回路。
4、ウォータトラップ。
5、呼気弁とその付近。
※加温加湿器に補充するときは、ゴムの部分に力をなるべく加えないこと。
※精清水を補充する時とウォータトラップの水を破棄する時は、一声掛けましょう。一瞬、空気が止まってビックリします。
吸痰行為のチェック
1、気管支に装着しているカニューレから人工呼吸器を外す。この時に人工呼吸器のアラーム音が鳴るが、気になるなら、テストバッグを付ける。
2、吸引カテーテルの付け根を折り曲げて、先端部分から徐々にカニューレの奥へ入れる。突き当たる感覚の所で折り曲げた指を放し、カテーテルを回転させながら徐々に引き抜く。息を吐き出す音の感じで、痰が残っている時は、ゴロゴロした音がするので、一旦、レスピを付けて呼吸が安定したのを確認して、再度、同じ手順にてカテーテルをカニューレに入れて吸痰をする。最初よりも少し奥へ入れてみて、表情を確認するのも良い。顔の向きを変える事でも、入りやすくなる。カテーテルを抜いて、スーッという吐息がするなら、きれいに吸痰できたと言える。また、口からの吸痰は、ティッシュに吐き出すのが良いが、手慣れた人は、カテーテルを使う。これが瀕回になると、粘膜を傷つけて出血する危険性もある。今の所は、ティッシュに吐き出すが、カニューレから吸痰して出血した事はない。
3、1回の吸痰に要する時間は15秒以内にする。カテーテルを引いたり入れたりを繰り返す行為は、良いとは思えない。(すーっと奥まで入れて、スルスルッと引き抜く時間が約10秒。こんな人は90点。吸痰で100点満点は無い。)
4、吸痰の後、素早くカニューレに人工呼吸器を接続する。終了。
※ 吸痰の時に吸い込みが出来ない場合は、
・吸引チューブが、吸引瓶から外れている。
・吸引瓶の蓋がゆるんでいる。
・吸引瓶内側のパッキンが正常になってない。逆さまになっている等。
・吸引圧力が20以下になっている。
・吸引瓶の吸痰範囲を超えている。
・コンセントが抜けている。
等であるので、冷静に落ち着いて確認する事。

アサガオと雨どい アサガオが雨どいを這い上がって、2階の高さになった。この先、どこまで伸びるのだろう。来年は、家の周りを這わせる話になっている。台風14号の豪雨と強風にビクともしないで巻きついていた。アサガオに負けられない。

編集後記(吉田/薄田)
 支援会議に何とか、はるみ之つぶやき14号を発行しました。今回は、吸痰とアンビューについて、僕なりの経験を分かりやすく短くまとめてみました。
 脳性まひ者への吸痰行為が許可されたとは聞いていないが、待つまでも無く、勉強と経験を積み重ねて、自信と勇気を持ちたいですね。
 衆議院選挙は、思わぬ結果となりました。障害者自立支援法の成立も確かになりました。そこで、多数が少数の意見をどれだけ聞いて、弱者の生活に目を向けた政治ができるかを、私たちは、日々の生活からチェックしましょう。
 4年前のアメリカは、9,11同時テロ。そして、日本の9,11。これから4年の日本の政治がどこに向かうのか、不安はつきません。

「ZARD?BoA?」なんで吉田さんが、こんな若い子の聴く曲を知ってるのでしょう。今まで8年近くNHKラジオしか聴いてなかった吉田さんが、急にどうしてって感じです。パソコンは情報発信、コミュニケーションのツールだけではなく、若返りのドラッグにもなるようですね。驚きました。確かに季節は音楽の秋、それから読書の秋ですよ。そうそう、この前もらったCDには、吉田さんの入院から在宅生活あたりまでの文書がA4でざっと60ページ近く入ってました。冊子になるのは間近のようです。皆さん、楽しみにしていて下さい。

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2005/9/10

はるみ之つぶやき 13号  はるみのつぶやき

まえがき
 8月20日で52歳を迎えました。昨年の7月、8月は入院していたことを思うと冷や冷やドキドキで迎えた誕生日でした。なんちゃって。この文句を書いたのが8月5日だった。プレッシャーにも負けないで暑い夏を乗り越えたことに一先ず、乾杯!ビールも良いけれど、夏はソーメンが美味い。
昨年の盆休みは、入院していたから飯の心配がなかったけど、今年の盆は、素麺と蕎麦になりそうな予感もする。そんな細く永〜い、時には凸凹な生き方をしたい。

樫の木まつり
 樫の木が出来て13年目を迎えた。樫の木まつりも地域に定着してきた。レスピの姿が定着する日も近いことを感じた。初対面の人から、耳も聴こえない、飯も喰えないと思われた時もあった。それが、今回は存在自体をあまり意識されなくなった。

風呂の訂正
 はるみ之つぶやき12号で、1週間に2回の風呂は初めてと話したが、16歳の頃に荏隈の大分県社会福祉センター(身体障害者更生指導所)で、月,木の2回入っていたのだった。でも、そこは、県の行財政改革で今年3月に無くなってしまった。

鯨の供養塔
小学校の通学路にあたる岬に鯨の供養塔がある。子供の頃の遊び場でもあった。近所の人が毎朝、掃除をしていたらしいことは憶えていたけれど、それが、鯨の供養塔であることを知ったのは、先日、田口先生が撮ってきてくれた写真を見た時だった。52歳を目前にして大切なことを教えてもらった。そして、先人の優しさを思いつつ、故郷を誇りに思えた。

アルミ缶
 玄関に入ると、ビールの匂い。部屋の中には、吉田春美とヘルパーの二人。二人で飲んだにしては多すぎるアルミ缶が玄関に山積みされている。早速、樫の木から取りに来た。ありがとうございます。

恥ずかしいのかな?
 毎日2回も3回も何人もから見つめられたち声かけられたち、知らん顔じゃった。どうぜんこうぜん、恥ずかしかったっじゃろう。ようやく、青,白、ピンク、紫の日替わりアサガオが咲いた。

有言実行
 よく言えば有言実行で猪突猛進な性格は、子供の頃から変わっていない。頑固で我ままで怖いものなし。おまけに、目立ちたがりやな所は、10代の写真からも分かる。「社会福祉センターの庭で友だちに悪戯している。」

これこそ我まま
 腹が苦しい、熱もありそう。パソコンをする気も笑う気力も無い。何もやる気がしない。生きているだけで良い。と、昨日は思った。
今日は、ガスも快調、食も進む。パソコンもする。けれども、何か物足りないような気持になる。

ピー音
 気管に痰が溜まってないのに、ピー音。待ってましたと、跳んで来る。Mさんだけではないよ。そん度に断わらないけん。はるみ之つぶやき6号を見て欲しい。ピー音が止まらない時は、顔を見て、ゆっくり来て欲しい。

舌打ち
 パソコンをカチカチやっていると傍に来る。素早く迂闊な画面を隠すのもワンクリック。クリックの音が舌打ちに聞えるらしい。
 
税金
 吉田君のような障害者の為に使うなら、税金も惜しくないけど、何に使うか分からんから払いたくない。26歳の頃に入院していた時の同室の人のつぶやきを思い出す。

500円
 中学生の頃、おふくろが毎月、5百円を隣りの郵便局に貯金していた。1年間貯めたお金で正月のご馳走を買っていた。鮪のかたまりを大切そうに包丁を入れていた。国が守ってくれる貯金箱が隣りにあった。今もある。

文字盤
 先を予測して読む気持も分かる。分かっていても最後の一文字まで読む気持も分かる。途中で判ったら、指し棒を口から落とす。予測が違ったら不機嫌。だから、最後の一字を指し伝えたい。

衆議院解散
 参議院で郵政民営化関連法案が否決されたからと言って、衆議院議員をクビにするのはおかしい。一昔前だったら、小泉さんと竹中さんだけが辞めたと思う。
とりあえず、障害者自立支援法案も廃案となった。でも厚労省はあきらめていない。「応益負担反対」、「障害者と家族の声を反映した法案にさせる」運動の機会と時間は少し増えた。先ずは、投票に行く。


編集後記(薄田)
 暑い夏も漸く終わりそうです。皆さんは無事に乗り越えましたか。
 さて、主人公の吉田春美さん、ついにと言うか、とうとうと言うか、やっとなんとか、いやいや細心の注意を払いながら、生活を味わい噛み締めながら、周囲の心配を余所に、在宅生活2年の夏を体調を崩すこともなく、よっこらしょと乗り越えてしまいました。そして、迎えた8月20日は、52歳の誕生日、おめでとうございます。
 この8月は、約半年間、障害当事者やその家族、支援者を翻弄し続けた自立支援法案が、国会の解散に伴い廃案になるという劇的な幕切れとなりました。しかしながら、厚労省は再び、秋の臨時国会に再提案の動きを見せています。吉田さん、引き続きこの余談を許さぬ情勢をしっかりと見据えておきましょうね。
 それから、予定していた8月24日の在宅支援会議は、薄田の勝手な都合で中止とさせていただきました。皆さん、ごめんなさい。次回は、9月14日(水)の18時です。ご出席の程、よろしくお願いします。
 
次回の会議でお話したいこと。
・アンビュの使い方
・就寝時間について
・ソファのモデルチェンジ
・他の一人暮らしを目指す仲間たち
この他に、お話したいことがありましたら、吉田か、薄田まで連絡を・・・。
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