2006/11/30

はるみ之つぶやき25号  支援会議

はじめに
 深刻な事を思い出しました。午前9時から10時半と午後3時から30分の合計2時間は、1日の健康管理の上で、とっても大切な時間です。浣腸、ネブライザー、投薬管理、清拭に合わせて床ずれなどの皮膚のチェックから人工呼吸器のチェック等、訪問看護ならではの対処になりますが、そのことは、ホームヘルパーの補助があるから時間内に処置が終わり、体調管理の確認を含め、万一の事故も防げて来たことに繋がることだと思います。人工呼吸器を外して、身体の上から下、背中まで拭く事だけでも、訪看さん一人の手には負えません。それなのに国は、訪問看護のお金しか出してくれません。そこで、ホームヘルパー2時間分のお金は、支援事業所の手出しとなり、事業所は厳しい経営を強いられているのです。
 障害者自立支援法で1割負担になった事から、サービスの利用回数や時間を短縮する利用者も出ています。また、1時間あたりのホームヘルパー派遣単価が引き下げられて、支援事業所の運営も厳しくなっています。更に、生活保護だから負担が無いと安心してもいられません。老齢加算の廃止や母子加算の削減に続き、医療扶助の1割負担導入や生活扶助を国民年金以下に引き下げる等、生活保護費予算の削減も財政改革を口実にした厚生労働省の改革予定になっています。
 それ以前に、ホームヘルパーの利用回数や時間を短縮したら、命を縮めることに繋がる。これが“障害者自立死援法”と言わせる所以でもあり、金のかかる障害者の死を待っている法律です。支援事業所の努力も限界です。でも、死ねない。冬の最中で座り込みをするのも、支援者の負担になるから、せめてハンガーストライキに訴えるしかない。食費や水光熱費、暖房費も我慢して、内緒で蓄えて自腹を切れとも言わんばかりです。内緒も嘘もありません。古着や野菜をさり気なく差し入れしてくれるなど、体調を保つ気配りをしてくれる支援者に感謝しています。だから、断食も出来ません。僕の在宅生活を心から支え喜んでくれる人達と、楽しく安心した生活が出来る良い方法を支援会議や井戸端会議、そして、インターネットなど、あらゆる情報交換で練り上げて行きたいと思います。
 “ 生きてこそ 泣ける喜び 秋の虫 ”

ボランティア
 “ 私たちは,曲りなりにもお金を貰っているから出来るけれど、ボランティアでは出来ないと思う。” 入院中にある看護師が話してくれたことを思い出します。ボランティアでは難しい思いは、その時以上に感じています。でも、今の僕の生活にボランティア的な部分が無くなったら、一日も続かないことも現実です。しかし、国の政策は、障害者や高齢者の予算を削って、足りないところは地方任せ、ボランティア任せにする様に思えて来ます。国の予算を補うボランティアは、喜べません。

浣腸日記
 3本の日=10月23日、28日、11月4日、5日、11日、14日、17日、20日、21日、23日、25日、26日、27日  計13日
2本の日=10月24日、25日、26日、27日、29日、30日、31日、11月1日、2日、3日、6日、7日、8日、9日、10日、12日、13日、15日、16日、18日、
19日、24日、28日  計23日
 1本の日=無し

体調不良日記
※19日の夜、ガスが出ない。腹が張る。左後頭部がズキズキする。熱もありそうだが計らない事にする。訪看を呼ぶまでも無い。
※20日の朝、頭痛は治まっていたが、熱は若干ありそう。訪看の来る前の検温36,8℃微熱。何かありそう。訪問看護で浣腸を3本して快便。検温36,3℃平熱。しかし、尿検査で3+。抗生剤と漢方薬を処方される。便とガスが詰まって体力低下が要因と自己診断する。これくらいなら、体調不良日記に書く一歩手前かな? 
※23日の朝から体調やや不良。痰が左肺に溜まっている。ガスも出ない。吸引後もサチュレーション数値が正常に戻りにくい。訪看さんの表情から尋常ではない事を察知する。何となく呼吸不安になる。受診を決心。食欲なし。でも、夜食に餅(あべかわ風)2個。美味い! 
※24日の午後、受診。採血、レントゲンなど。胸部にガスが充満している  
外、特に異常を認めず、無事に我が家に帰還する。ョッシャー! 浣腸とガス抜きは我が家でするに限る。

ある朝の夢
軽い朝食を済ませて、掃除機の音を子守唄代わりにもう一眠りする。5,6人の看護師に取り囲まれている。膝を抱えていきんでいる僕。もう少しで硬い便が出そうな感じ。周りの看護師の声援を聞きながら横を見たら、一人だけナースキャップを着けた若い看護師がいた。“ ナースキャップはめずらしいよ ”と話し掛けようとしたら、“ おはよぅございまぁす ”の声で目が覚めた。廊下に衛藤所長が立っていた。もう少し来るのが遅かったら、若い看護師と話せたかもしれない。残念!

将来の夢??
夢は叶えられると言うけれど、叶えられた時に言える言葉。生きる意欲があれば、夢もある。宝くじで1億円が当たる。86歳まで生きるなど、限りなくある。さしあたり、年越し蕎麦を我が家で啜る事は、叶うだろう。次は、来年のひまわり号に参加する。なんて事は、希望の枠内で、周りに苦労や困惑して身構えさせる程度。本当の夢は、口にしない。思いも寄らない事をして笑ったときかも知れない。

中学校の恩師
11月5日、秋晴れ。久し振りの外出をする。中学校1年と3年の時の恩師、安東先生にお会いする目的です。本日のメンバーは、ドライバーの薄田さん、ナビゲータの城くん、身辺サポーターの廣岡さん、そして、主役の僕。子供の頃は裏庭同然に遊んだ山道(旧国道)経由で遠回りのドライブをして、臼杵の実家に着いた時に兄たちは昼飯を喰っていた。前触れ無く現れるのはお互い様。30分くらい休憩する。市内の○食で昼飯を調達。安東先生のお宅に到着したのは、予定の時間をかなり過ぎていた。庭先に出迎えてくれた先生と奥さんに挨拶もそこそこに昼食を摂らせてもらった。食事をしながら話が弾むにつれて、中学生に戻った気分になって、先生の顔が40年前の輝きになっているのを感じた。

いじめと自殺
 城くんは、中学校入学3日目に強制的に訳も分からないまま、クラス替えになった。いじめっ子にからかわれて沈み込んでいた僕を案じた安東先生が、僕と仲良しは城くんと知って、1組から僕の在籍する6組にトレードした。いじめっ子を遠ざけるのではなく、城くんをクッション役にした安東先生の思いは大成功。あの頃、番長もどきが二人いたけれど、女の子には、やさしかった。先生を偉い人と思い、尊敬もしていた。いじめと言っても、血を見たことは無い。血の出る怖さ、痛さを知っていた。いじめられる方も一人ぼっちではなかった。放課後には、宿題もそこそこに友達と遊んでいた。学校も楽しかった。勉強の成績は悪くても、出席率は良かった。勉強は仕方なく義務的にしていた。遊びは誰にも増して真剣にしていた。そんな中で自殺の文字は、一度も見えなかった。

難しい注文
歯磨きと顔拭き、そして吸引、おまけにブラッシングと髭剃り。これが難しい順番。誰もが吸引の難しさを思うだろう。他の事は命に直接関わらない。でも、本当は顔拭きと歯磨きが難しいと思う。レスピの説明よりも難しい。機械では無い、人の手の感覚は難しいけれど温かい。まぁ、食後の嗽と思えば良いし、9年前まで自分で磨いていた時より、ずっと良い。でも、今日の歯磨きは上手い。誰だろう? 兎にも角にも、歯科受診をして歯のチェックをしたくなった。

血液検査とインフルエンザ予防接種
 10日の往診でインフルエンザ予防接種と血液検査をしました。予防接種は入院中も真っ先にしていた。毎年、友人・知人の数人がインフルエンザになっている。僕は幸いにもインフルエンザに罹った事が無い。血液検査の結果も良かった。食事管理をして無い割には、肝機能の数値も正常の範囲だった事は、周囲の期待を裏切ったのかな?

来月のはるみ之つぶやき予告
@ PM3時Sunday A 睡眠時間 B 地を這う晩秋の朝顔 C 記憶力 D 冬の恋歌
E 気管切開9周年 F 爪切り G 今年を振り返って

編集後記(薄田)
 吉田さんと行った臼杵は楽しかったですね。お兄さん家族や恩師ご夫妻との楽しい会話、いい天気といい景色、そして臼杵の海には、魚がたくさん泳いでて、釣竿を持ってくれば良かったと悔やまれるほどでした。今度は吉田さん抜きで家族と釣りにでも行くことにしましょう。
さて、障害者自立支援法全面施行から一ヶ月が経ち、それぞれの事業所は煩雑な請求業務に追い立てられているようです。利用者も事業者も大変な状況はさらに深刻さを増して来ています。厚労省や国会に対しては、「出直してよ! 障害者自立支援法10.31大フォーラム」で、大きな揺さぶりをかけて来ました。法律が施行されてから、これほどに叩かれることは、そうそうあるものではありません。やっとここに来て、多くの不具合がある法律であることに、厚労省も国会も気がついて来たようです。次は12月の臨時国会に仕掛けて行きましょう。声をあげ続けないと分からない人たちを、国会に送り込んでしまったのは私たち有権者ですから、この法律の行方も最後まで見届けてやらないと行けませんね。

3



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ