1998/5/13

母の訃報  

5月13日の朝、吉田さんの病室に危篤状態にあった母親の訃報を届ける。目を閉じたまま聞いていた。ほんの少し時間が止まったような気がした。「しゅーしゅー」という呼吸機の音、かける言葉が見つからない。「親の死に目にも会えないね。」という言葉しか出てこなかった。吉田さんの目がぎゅっと強く閉じられた。涙があふれ出した。そのまましばらく二人で泣いていた。
 今から14年前に障害者列車「ひまわり号」に参加、たまたま同じ座席に居合わせたボランティア(現施設長)に、もう一度社会に出て働けないだろうかと、その思いを語る。翌年、「どんぐりの家」が誕生し所長に就任、それから8年目にして法人施設の開設となり、その間、吉田春美さんは、私たち職員やボランティア、仲間たちに、数えられないほどたくさんのことを教えながら今日まで私たちを育ててくれました。
そして、今また吉田さん自身が在宅に戻ることやその経過をとおして、同じ障害を持つ仲間のエネルギーになろうと頑張っているところです。私どもとしても支援ネットワークを拡大して全力をあげてサポートしていきたいと考えています。是非とも応援をよろしくお願い致します。
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