2006/2/3

はるみ之つぶやき 新年号  はるみのつぶやき

あけまして おめでとう ございます
 1997年の正月から数えたら9年ぶりに在宅の正月を迎えました。入院する9年前の我が家は、ヘルパーさんがゴミ捨てに行っている畑の反対側の真ん中の家でした。当時は、朝夕にヘルパーさんが来てくれて、食事の支度や掃除、洗濯と着替えなどをしていたけれど、今ほどゴミは多くはなかった。オムツは無かったし、食べ残しは、飼っていた犬が片付けてくれたからと思う。鶏の骨や葱も一般常識を無視して食わせていた。その犬のトイレの場所が、ゴミ捨て場であり、今の我が家の駐車場でした。隣近所には迷惑のかけっぱなしだったが、けっこう可愛がられた犬でもあった。その犬は、知り合いに貰われて行ったのだが、今も元気にしているだろうかと、ふと、気になって来た。在宅生活復帰3年目を迎えて、犬のカナを懐かしむゆとりになれた。そこへ、カナの元気そうな年賀状が届きました。家族の一員として、とても可愛がられています。カナが外人さんに拾われたのが、12年前でした。戌年に生まれた犬です。人間の年齢にしたら、51歳かな?。来年は追い越される。出来ることなら、カナのような犬を飼いたい思いはあるが、とても無理。そんな時、ネットオークションでチワワを落札した。玄関にチョコンと座っておとなしくしているが、人が来るとうるさく吠える。ヘルパーさんも借金取りも区別無く吠える。その点、カナは、ヘルパーさんが来ると低く甘い声で吠えていた。内緒で散歩に連れて行ってもらえたからでもある。でも、犬を嫌いな人が来たら、隅っこで静かにしていた。僕の入院で友達に貰われていったけれど、年賀状に現れているように、すっかり、家族の主役になっている。カナは本当に日本一幸せな犬です。今の我が家のチワワも尻を押してやれば、静かになる事はなるが……。
新年会でお会いしましょう
 2月1日(水)に吉田春美の在宅生活3年目を記念する新年会を樫の木でします。夜6時からです。多少の遅刻をしても来る方が後悔しないかも。なんたって、さっきまで掛けまわっていた地鶏と北海道産のタラバ蟹が食えるよ。会費は貰わないが、野菜やジュースを少しずつ差し入れされることを期待しています。そして、鹿児島産の焼酎もありますよ。どんしもこんしも、連れちきちょくれー。
デフレ脱却と年金生活
 デフレから脱却すると言うことは、景気が良くなったことらしいが、それは、大企業や大富豪にだけ感じられることだろう。物価が上がり、預貯金の利率も上がり、サラリーマンの給料も少しは上がるだろう。でも、年金や生活保護費を頼りに生きている人間にはかえって暮らしにくい社会になる。物価スライドで年金が上がっても、もともと少ない年金額に幾らの物価スライドしても高が知れてる。それよりも、物価の安さだけを考えたら、デフレ社会の方が年金生活者には良く思えて来る。景気が良くなる事と福祉予算や環境が良くなる連動性は感じられない。ホリエモンが株取引やインターネット関連事業で何10億、何100億儲けようが損をしようが、我輩には無縁の世界であり、せいぜい、送料と手数料を越えない買い物をするのが関の山である。しかし、これこそ安物買いの銭失いであり、ネットオークションの買い物は卒業した。もし、ホリエモンが福祉関係に10億円でも寄付していたなら、少しは応援したかもしれない。又、設計偽造も同じことだ。一部の企業と資産家が大儲けして、そのお裾分けで一部か圧倒的かは考えるまでもなく、政治家の懐を膨らませるのが、デフレ脱却効果に思われる。更に、景気回復を庶民は全く実感できない中、消費税の大幅引き上げが遅くない政治課題になっている。それは、年金生活者の首を絞めることに他ならない。以前、消費税が3%の頃は、友達に買い物を頼んでも消費税を払わない事もあったり、ついでの買い物をしていたらしい。それが5%になってからは、内税方式でもあり、しっかり払う。そして、それ以外の余計な買い物をしなくなったとも聞くと、3%の時の方が少しの気兼ねで頼めた。消費税を上げるよりも引き下げる方が購買意欲も高まり、経済効果もありそうに思うのは、2ヵ月毎の年金をあてにしている我輩のような人間の儚い考えかもしれない。
 因みに、ネットショッピングは別税だから、何となく勿体無い気分になるし、送料も高いから、運送会社に貢献していると思ったり、タクシーでパークプレスに買い物に行ったと思ったりしています。
 以上、はるみ之つぶやき初めでした。みなさん、今年も、もっともっと、よろしくお願いします。編集後記は、お休みします。

編集後記(薄田)
いやいや、編集後記はお休みにはしませんよ。
さて、牧3丁目のベッドの上から、国家の経済情勢や時事問題に思いを馳せる吉田さん、やっぱり凄いですよね。私はと言うと、昨年来から降りかかって来た障害者自立支援法の動向に一喜一憂する毎日です。4月には施行されるのに、まだ政省令も出揃わない状況の中、当事者を支援する事業所、施設も来年度予算も組めずに立ち往生です。ちなみに樫の木で、2月7日(火)10:30〜12:00に行政説明会を開催する予定です。勉強したい方は、どうぞご出席下さい。
 ところで、吉田さんがインターネット・オークション卒業宣言をしていましたが、次なるチャレンジは何になるのでしょう。やはりITでしょうから、インターネットでの懸賞応募か、それとも、DVDでの映画鑑賞か、私としては、名画を鑑賞してベッドの上で涙する吉田さんを見てみたいですね。いずれにしても、これからもパソコンを駆使して、持ち味をいろんな形で披露してくれそうですね。楽しみにしてますよ、吉田さん!

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2005/9/17

はるみ之つぶやき14号  はるみのつぶやき

まえがき
8月の支援会議は、突然、中止になって、次回の支援会議を9月14日(水)午後6時に予定しました。急な夏休みで申し訳けありませんでしたが、これも、健康であればこそと思います。暑い夏を乗り越えたことだから、先ずは良しとして、許して貰いたいと思いました。
尚、はるみ之つぶやき13号は、8月24日に予定通り発行したのですが、9月14日までに14号を作るとなると、ネタを探すのが大変なことになりました。
 はるみ之つぶやきが14号、支援会議が14日、そして、台風14号。そんな慌ただしい毎日を楽しんでいます。

ケータイ
 ある日のこと、あるヘルパーさんがケータイを忘れて困っていた。2時間くらい経った頃、軽やかな音楽がヘルパーさんのバッグから聴こえてきた。思わず顔を見合わせて微笑んでしまった。

迷惑メール
 パソコンのメールを開くのが楽しい。知り合いからのメールなら当然だが、迷惑メールが吉田春美を男と識別して送ってくる。迷惑リストに入れても、メールアドレスを変えて来る。中身は全く同じ。もっと研究して送れ! と、無理なことを思いつつ、迷惑リストに、ほたり込むのもまた楽しい。 

聖徳太子の気分には、なれなかった
パソコンでZARDを聴きながら、はるみ之つぶやきを書きながら、ラジオ聴きながらQちゃんをする。そして、ウーロン茶を飲む。どうも、意識散漫になって良くないので、ラジオを切った。でも、BoAを聴きながら新聞を読むのもまた楽しい。

我が家でも韓流ブーム 韓国ドラマで訪看さんとヘルパーさんの話は絶好調。間に挟まれて、話を聞くだけで、何となく時代遅れを感じていた。ある日、BoAをパソコンで聴いていたら、同年代のヘルパーがBoAは韓国人だと教えてくれた。少しだけ仲間入りした気分になった。

頭寒足熱
 エアコンと扇風機で涼しい。足先と肩は余程の汗を掻かないと出さない。ヘルパーさんは、出したがる。顔だけ出して、くるまっている所へ訪看さんがやって来た。熱を測ると37℃。有無も言えずにタオルケットを剥ぎ取られた。訪看さんが帰って、又、くるまった。

アンビュー実演
レスピの回路を破損したり、空気が送られないなどの異常が発生した時は、早急に取り替えるか、原因と思われる箇所をチェックして欲しいけれど、回路が外れて抜け落ちたのを元に戻すのは簡単でも、破損箇所を見つけたり、回路交換は誰もが容易に出来ることではないので、先ず、訪看さんに緊急連絡する。到着するまでに手動式人工呼吸バッグ(アンビュー)で気管カニューレに空気を入れましょう。アンビューを両手で持って、利き手の方で4秒に1回程度の間隔で押します。 お母さんの肩をやさしく揉む感じを思い浮かべて見ましょう。

先ずは、慌てないことが肝心です。最初から実演に応えるのも疲れるから、テストバッグで試してみましょう。<写真>
※慌てるなと言っても無理ですね。食事中にむせ込んだ時に平静さを装うのと同じかも知れない。
外れる可能性の高いレスピ回路
1、呼気弁ラインと気道内圧ラインのレスピ本体側。[2本の細い管]
2、カニューレ側の水滴が溜まりやすい回路。加温加湿器に接続されたゴムの部分。
3、加温加湿器とレスピ本体をつなぐ回路。
4、ウォータトラップ。
5、呼気弁とその付近。
※加温加湿器に補充するときは、ゴムの部分に力をなるべく加えないこと。
※精清水を補充する時とウォータトラップの水を破棄する時は、一声掛けましょう。一瞬、空気が止まってビックリします。
吸痰行為のチェック
1、気管支に装着しているカニューレから人工呼吸器を外す。この時に人工呼吸器のアラーム音が鳴るが、気になるなら、テストバッグを付ける。
2、吸引カテーテルの付け根を折り曲げて、先端部分から徐々にカニューレの奥へ入れる。突き当たる感覚の所で折り曲げた指を放し、カテーテルを回転させながら徐々に引き抜く。息を吐き出す音の感じで、痰が残っている時は、ゴロゴロした音がするので、一旦、レスピを付けて呼吸が安定したのを確認して、再度、同じ手順にてカテーテルをカニューレに入れて吸痰をする。最初よりも少し奥へ入れてみて、表情を確認するのも良い。顔の向きを変える事でも、入りやすくなる。カテーテルを抜いて、スーッという吐息がするなら、きれいに吸痰できたと言える。また、口からの吸痰は、ティッシュに吐き出すのが良いが、手慣れた人は、カテーテルを使う。これが瀕回になると、粘膜を傷つけて出血する危険性もある。今の所は、ティッシュに吐き出すが、カニューレから吸痰して出血した事はない。
3、1回の吸痰に要する時間は15秒以内にする。カテーテルを引いたり入れたりを繰り返す行為は、良いとは思えない。(すーっと奥まで入れて、スルスルッと引き抜く時間が約10秒。こんな人は90点。吸痰で100点満点は無い。)
4、吸痰の後、素早くカニューレに人工呼吸器を接続する。終了。
※ 吸痰の時に吸い込みが出来ない場合は、
・吸引チューブが、吸引瓶から外れている。
・吸引瓶の蓋がゆるんでいる。
・吸引瓶内側のパッキンが正常になってない。逆さまになっている等。
・吸引圧力が20以下になっている。
・吸引瓶の吸痰範囲を超えている。
・コンセントが抜けている。
等であるので、冷静に落ち着いて確認する事。

アサガオと雨どい アサガオが雨どいを這い上がって、2階の高さになった。この先、どこまで伸びるのだろう。来年は、家の周りを這わせる話になっている。台風14号の豪雨と強風にビクともしないで巻きついていた。アサガオに負けられない。

編集後記(吉田/薄田)
 支援会議に何とか、はるみ之つぶやき14号を発行しました。今回は、吸痰とアンビューについて、僕なりの経験を分かりやすく短くまとめてみました。
 脳性まひ者への吸痰行為が許可されたとは聞いていないが、待つまでも無く、勉強と経験を積み重ねて、自信と勇気を持ちたいですね。
 衆議院選挙は、思わぬ結果となりました。障害者自立支援法の成立も確かになりました。そこで、多数が少数の意見をどれだけ聞いて、弱者の生活に目を向けた政治ができるかを、私たちは、日々の生活からチェックしましょう。
 4年前のアメリカは、9,11同時テロ。そして、日本の9,11。これから4年の日本の政治がどこに向かうのか、不安はつきません。

「ZARD?BoA?」なんで吉田さんが、こんな若い子の聴く曲を知ってるのでしょう。今まで8年近くNHKラジオしか聴いてなかった吉田さんが、急にどうしてって感じです。パソコンは情報発信、コミュニケーションのツールだけではなく、若返りのドラッグにもなるようですね。驚きました。確かに季節は音楽の秋、それから読書の秋ですよ。そうそう、この前もらったCDには、吉田さんの入院から在宅生活あたりまでの文書がA4でざっと60ページ近く入ってました。冊子になるのは間近のようです。皆さん、楽しみにしていて下さい。

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2005/9/10

はるみ之つぶやき 13号  はるみのつぶやき

まえがき
 8月20日で52歳を迎えました。昨年の7月、8月は入院していたことを思うと冷や冷やドキドキで迎えた誕生日でした。なんちゃって。この文句を書いたのが8月5日だった。プレッシャーにも負けないで暑い夏を乗り越えたことに一先ず、乾杯!ビールも良いけれど、夏はソーメンが美味い。
昨年の盆休みは、入院していたから飯の心配がなかったけど、今年の盆は、素麺と蕎麦になりそうな予感もする。そんな細く永〜い、時には凸凹な生き方をしたい。

樫の木まつり
 樫の木が出来て13年目を迎えた。樫の木まつりも地域に定着してきた。レスピの姿が定着する日も近いことを感じた。初対面の人から、耳も聴こえない、飯も喰えないと思われた時もあった。それが、今回は存在自体をあまり意識されなくなった。

風呂の訂正
 はるみ之つぶやき12号で、1週間に2回の風呂は初めてと話したが、16歳の頃に荏隈の大分県社会福祉センター(身体障害者更生指導所)で、月,木の2回入っていたのだった。でも、そこは、県の行財政改革で今年3月に無くなってしまった。

鯨の供養塔
小学校の通学路にあたる岬に鯨の供養塔がある。子供の頃の遊び場でもあった。近所の人が毎朝、掃除をしていたらしいことは憶えていたけれど、それが、鯨の供養塔であることを知ったのは、先日、田口先生が撮ってきてくれた写真を見た時だった。52歳を目前にして大切なことを教えてもらった。そして、先人の優しさを思いつつ、故郷を誇りに思えた。

アルミ缶
 玄関に入ると、ビールの匂い。部屋の中には、吉田春美とヘルパーの二人。二人で飲んだにしては多すぎるアルミ缶が玄関に山積みされている。早速、樫の木から取りに来た。ありがとうございます。

恥ずかしいのかな?
 毎日2回も3回も何人もから見つめられたち声かけられたち、知らん顔じゃった。どうぜんこうぜん、恥ずかしかったっじゃろう。ようやく、青,白、ピンク、紫の日替わりアサガオが咲いた。

有言実行
 よく言えば有言実行で猪突猛進な性格は、子供の頃から変わっていない。頑固で我ままで怖いものなし。おまけに、目立ちたがりやな所は、10代の写真からも分かる。「社会福祉センターの庭で友だちに悪戯している。」

これこそ我まま
 腹が苦しい、熱もありそう。パソコンをする気も笑う気力も無い。何もやる気がしない。生きているだけで良い。と、昨日は思った。
今日は、ガスも快調、食も進む。パソコンもする。けれども、何か物足りないような気持になる。

ピー音
 気管に痰が溜まってないのに、ピー音。待ってましたと、跳んで来る。Mさんだけではないよ。そん度に断わらないけん。はるみ之つぶやき6号を見て欲しい。ピー音が止まらない時は、顔を見て、ゆっくり来て欲しい。

舌打ち
 パソコンをカチカチやっていると傍に来る。素早く迂闊な画面を隠すのもワンクリック。クリックの音が舌打ちに聞えるらしい。
 
税金
 吉田君のような障害者の為に使うなら、税金も惜しくないけど、何に使うか分からんから払いたくない。26歳の頃に入院していた時の同室の人のつぶやきを思い出す。

500円
 中学生の頃、おふくろが毎月、5百円を隣りの郵便局に貯金していた。1年間貯めたお金で正月のご馳走を買っていた。鮪のかたまりを大切そうに包丁を入れていた。国が守ってくれる貯金箱が隣りにあった。今もある。

文字盤
 先を予測して読む気持も分かる。分かっていても最後の一文字まで読む気持も分かる。途中で判ったら、指し棒を口から落とす。予測が違ったら不機嫌。だから、最後の一字を指し伝えたい。

衆議院解散
 参議院で郵政民営化関連法案が否決されたからと言って、衆議院議員をクビにするのはおかしい。一昔前だったら、小泉さんと竹中さんだけが辞めたと思う。
とりあえず、障害者自立支援法案も廃案となった。でも厚労省はあきらめていない。「応益負担反対」、「障害者と家族の声を反映した法案にさせる」運動の機会と時間は少し増えた。先ずは、投票に行く。


編集後記(薄田)
 暑い夏も漸く終わりそうです。皆さんは無事に乗り越えましたか。
 さて、主人公の吉田春美さん、ついにと言うか、とうとうと言うか、やっとなんとか、いやいや細心の注意を払いながら、生活を味わい噛み締めながら、周囲の心配を余所に、在宅生活2年の夏を体調を崩すこともなく、よっこらしょと乗り越えてしまいました。そして、迎えた8月20日は、52歳の誕生日、おめでとうございます。
 この8月は、約半年間、障害当事者やその家族、支援者を翻弄し続けた自立支援法案が、国会の解散に伴い廃案になるという劇的な幕切れとなりました。しかしながら、厚労省は再び、秋の臨時国会に再提案の動きを見せています。吉田さん、引き続きこの余談を許さぬ情勢をしっかりと見据えておきましょうね。
 それから、予定していた8月24日の在宅支援会議は、薄田の勝手な都合で中止とさせていただきました。皆さん、ごめんなさい。次回は、9月14日(水)の18時です。ご出席の程、よろしくお願いします。
 
次回の会議でお話したいこと。
・アンビュの使い方
・就寝時間について
・ソファのモデルチェンジ
・他の一人暮らしを目指す仲間たち
この他に、お話したいことがありましたら、吉田か、薄田まで連絡を・・・。
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2005/6/29

はるみのつぶやき Vol.11  はるみのつぶやき

まえがき
 在宅生活に復活して1年5ヶ月を経過しました。ヘルパーさんも訪看さんも、そして、馬場先生も、本当に皆が初めてのいろんな経験をして来ました。失敗も前向きに変えて来ました。一先ず、落ち着いているところで初心に帰って、レスピの学習やアンビューの使い方、Qちゃんの実習もしたいですね。
転ばぬ先の杖と思いましたが、医療行為だから駄目なこともありますね。とは言っても、ALSには、ヘルパーの吸痰行為が許されたのですから、脳性麻痺や他の疾病に適用されるのも遅くないと思って、勉強は怠り無くして行きましょう。早く許可して欲しいですね。


アルミ缶
暑いですネー。ビールが美味いでしょーね。でも、空き缶を捨てないでね。我が家に持って来てね。樫の木の仲間たちが踏み潰したり、挟みつぶしたりして、お金に変えちゃいます。楽しい作業です。

便利屋さん
 我が家の内装工事をしたのは、百武さんという15年来の友達。ある時は電気工事、ある時はガラス屋、昨日は壁貼り、今日はカーテン付け、一昨日は床貼り。今度は何屋さんになるのかな。先日は、トイレのドアノブを修理してくれた。前触れ無く現れる最初のうちは何者かと思わせたけれど、実は、我が家の便利屋さんですよ。

ベランダ 
 我が家の出入り口兼雨よけ、日よけ兼物干し場をベランダという。今日も、日替わりのお上さんが物干しを楽しそうにしている。

カーペット
 迷うことなく、布カーペットの上に耐水カーペットを敷いた翌日、安心して尿をこぼした。すごい予知能力?

パソコン、インターネット
 パソコン教室だったら、高いだろうなと思う。すぐ傍に薄田さんと藤野さんが居るから助かる。インストラクターが二人も居る。教えられなくても、クリックしていたら、アダルトなページも簡単に探した。こんなのを見るには、相当な勇気と責任を感じる。IT被害や集団自殺など、心のコントロールを思う。

嬉しい再会
 25年前に県立病院で看護学生の時に受け持ちになってお世話をしてくれた工藤さんと、ネット上で再会することが出来た。最高に嬉しい。実際に再会する日が楽しみだなあ。    

イルカ
 イルカがあくびをした。操作ミスをしたらケラケラ笑う。スムーズにやっていたら退屈しのぎに一回転した。上書き保存したら口を開けて箱に納めた。作業を無事に終了したのを確かめたかのように反転して、尾びれを振って、パソコン画面から消えた。
 
田口先生
 5月25日。小学校1年から2年までの担任だった田口先生が旦那さんと一緒に来てくれた。突然の来訪に感激。うまい言葉も浮かばないまま、45年前にタイムスリップしていた。

CS委員会?
 満足度委員会のことらしい。様を付けたら態度が良くなるらしい。気になる言葉(NHK)を聴いた。「はるみ之つぶやき10号」に記載、発行した翌日のことだった。みんなで考える、サービス、満足度。
 こっちも、看護師さま。ヘルパーさま。と言いたくなるかも。対等な関係を言葉に求めても無理がある。気楽に、気楽に。

ありがとうございました
 初対面の頃は、頭を深くおじぎをして、「ありがとうございました。」という顔に硬さと単なる仕事を感じていた。今は、「また来ます、さよならー。」と、手を振って帰る。そこには硬さを感じない。友達だから、また来て欲しい。お互いの満足感を見る思いがする。

スピーキングバルブ
 声を出せるメリットと誤飲の可能性があるデメリットを考えただけでも答えは決まっている。声が出たら、とんでもない言葉を発すると思う。生の声で表現するよりも効果的な手段もある。一言を何度も咀嚼(そしゃく)することを大切にしたい。

質問の工夫
 例えば、窓を閉めますか、閉めなくてもよいですか。と言って、顔を見られても、舌打ちも首振りも返事が出来ない。同じ質問をゆっくり分けて繰り返してくれると、舌打ちや首振りの返事を返せる。

お知らせ
 在宅支援ネット福祉フォーラムが7月10日(日)13:00からあります。その中で、「24時間サポートを受け地域で暮らす」と題した話しをさせてもらいます。寄村仁子さん(歩みの会代表)との対談も予定されています。パソコンのおしゃべりソフトに文字盤を併用して話します。
 場所は、大分市コンパルホール4Fアートルームです。

編集後記(薄田)
 梅雨入りはしているのに雨の降らない蒸し暑い毎日が続いていますが、皆さんはお元気でしょうか。保健所からは食中毒注意報が毎日のように発令されています。吉田さんも食事にはくれぐれもご注意下さいな。
今回の「はるみ之つぶやき」も、この編集後記を残して吉田さんがイラストの張り込みまで全て作ってくれました。出来ることならもう少し、この編集後記の紙面を少なくしてくれるともっとありがたいところですが、そう言うと次号からは私の出番がなくなってしまうかも知れません。
 さて、二回目の夏を前に、吉田さんの生活が段々と空気のように地域に溶け込んでいることに気づかされます。それほどに周囲にストレスを与えないものになって来たと思うのは、私だけでしょうか。毎日のヘルパーさんたちには、24時間の中で、人知れずしているご苦労もあるでしょうか。吉田さんの在宅生活の歴史の中に長く立ちはだかっていた壁も取り払われ、今はお互いのつぶやきすら行きかうようなカーテンに姿を変えました。夏の長い夜の苦労話、いやいや、寝たきりのはずの吉田さんが隣の部屋に立っていたなんて、怖い話しも季節柄、あったりするのでしょうか。ははっ、冗談、冗談。。。
いずれにしても、福祉情勢は障害者自立支援法案の最終局面にあります。まさに障害者にとっては、歴史が変わるほど、生存権までも脅かされかねない制度改悪です。以下に「きょうされんのホームページのコメンTOMO」からの抜粋を載せます。皆さんも考えてみて下さい。

1.家族の負担増は必至で、障害当事者の「肩身の狭い生活」の常態化が懸念される
2.厳しい所得(収入)の実態にあって、負担しようにも負担できないのが現実
3.「働く場」での利用料負担は、社会通念上からも解せない
4.各種サービスの絶対量の不足にあって、所得能力に欠ける者が不利になるのでは
5.精神障害者通院医療費公費負担制度の廃止は、医療離れを多発させるのでは
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2005/5/28

はるみのつぶやき Vol.10  はるみのつぶやき

まえがき
 5月4日に臼杵へ里帰りしました。薄田さん、Tヘルパーさん、幼馴染のJさん、そして、樫の木の利用者のMさんの同行で楽しい帰省になりました。
 昨年の5月には、中学校の恩師のA先生に会えて、今回は、小学校の恩師のT先生に会えました。
 山の中にある母と父の墓には、兄と薄田さんが一緒にお参りして、花を供えてもらいました。                                    
うみ亀の里帰り
 臼杵に帰る朝の大分合同新聞に海亀の里帰り記事があった。なんと、里帰りする家の前の港である。亀に一足遅れをとってしまった。因みに、亀は10年ぶり、僕は8年ぶりの里帰りになった。なんか、言いことありそうな♪

快調なガス
 こんなにガスが出るのは記憶にございません。腹に穴を開けなくて良かった。最初から開けるつもりもねえけんど。

小さな話
 腹を開けんじ、部屋の壁をぶちぬいた。土壁も張り替えた。廊下も躓きが無くなった。軒先を作った。カーペットを敷き変えた。姿見の鏡を付けた。蛍光灯の傘を換えた。カーテンもさわやかに……気分も……。

離縁
 もしも、毎日、同じ相手だったら離縁されるかも知れん。介護(世話)する気持ちに身体がついちいかんかも知れん。そうならんごつ、日替わりおかみさんにも、ちょっとだけ気を使う。妥協もする。

自動吸痰器
 便利に慣れたら心配。一人一人に合わせた吸引力や深さ。外れることは?カテーテルの交換は?カニューレの奥は?など、人工呼吸器と合わせた管理を思う。先ずは、使ってみたい。

慣れ
慣れていると思っていたら大変。いつでも、文字盤と差し棒を忘れられない。ベンチレータの異常も教えられない。

樫の木
 我が家の改装中の4日間、樫の木に泊めてもらった。隣の母屋のような気持ちだったが、夕飯の支度に困って、寿司と即席麺にした。

くん、さん、さま
 吉田君と呼ばれていたのが、吉田さんと呼ばれるようになったのが30歳の頃。大人になった気持ちがした。そして、今、『吉田さま』の表記には、お客様やよそ様のイメージを強くする。様を付けるのは、手紙かラブレターにして欲しい。

喉もと過ぎれば… 
 1年前なら書くのに躊躇しただろうなと思う《はるみ之つぶやき》。なるべくの情報開示です。

固有名詞も写真も満載
 個人情報保護。情報開示。言論・出版、表現の自由。差別用語。などを意識しながらも、殆んど気を使ってないような入院から退院までの自分史の原稿も完成。

物真似
 悪いことは真似しやすい。良いと思っても真似できない。血を吸うのが得意な看護師。牙を研ぐのが得意なヘルパー。味噌汁の味も違えば、熱さも違う。それで良い。

編集後記
 通勤途中に見る田んぼにも、そろそろ水が張られ、帰路に着く頃にはもうカエルの鳴き声が聴こえて来るではありませんか。季節は春から初夏へと装いを変えようとしています。皆さんにはいかがお過ごしでしたか。
 さてさて、装いを変えたのは季節だけではありませんよ。吉田住宅も見違えるように変わって来ましたよ。深夜帯のヘルパーさんと吉田さんの間に立ちはだかっていた壁がすっかり取り除かれただけでなく、部屋と廊下、台所の段差がなくなり、吉田さんがどの部屋へも移動可能となりました。それから玄関を入って来た訪問者も大きなミラーがしっかりと捉えてくれるようになりましたよ。本当によく次から次にアイディアが飛び出して来ますよね。いつもながらに周囲を退屈させない人ですよね。
 それから朗報もありましたね。痰の自動吸引機の開発の記事が合同新聞に掲載されていましたね。徳永社長はよく知っている方で、私と一緒に障害者ののITサポートを大分県レベルでやりたいねと、何度か打合せをしたこともあります。共同研究者の山本院長にも、早速、お会いしてお話を聞かせて下さいとメールをしたところ、快く応じてくれましたよ。吉田さんが装着する日もそんなには遠くないかも知れませんね。
 そして今日は、T先生がご夫婦で吉田さんを訪ねて来てくれました。臼杵に帰った時の写真も持って来てくれて、吉田さん逞しい生活振りに驚いていました。良かったですね。
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