さあ始まりましたよ。第一回目。
好きなモノについて書こうと思ったものの、一体何を書けば良いのやら・・・。
とりあえず今聴いているモノについて書こうかな。
ということで、記念すべき第一号は
「FRANK ZAPPA(ふらんく ざっぱ)」
となりました。多分あんまり知られていないけど・・・。
ギターキッズにはスティーブヴァイの師匠として、サザンロック好きにはリトルフィートのメンバーが在籍していたバンドのリーダーとして。また数多くの優れたミュージシャンを発掘したグルとしてそのスジでは非常に有名なんですよ。
バイオグラフィーやディスコグラフィーなんてもんはネットで調べりゃすぐわかるんで書きませんが、なんせ50枚以上も作品が発表されてる上に死してなお発掘音源が後を絶たないので、ディスコグラフィーにもあまり意味がない・・・。そんな彼の音楽は
「わかりやすく言って変態」
「よく言って奇才」
でも僕は大好きなのですよ。とりわけユーモアと政治と猥褻さをごちゃ混ぜにした複雑で強靭な精神が。↑のような人ですからあんまり公言できないけれど。
ちょうどカートコバーンが自殺をしてロックキッズが喪に服している頃、「クロスビート」に一つの追悼記事が掲載されていました。それこそザッパと僕の最初の出会いで、ありったけの食材とスパイスを風呂場に投げ込んで、煙草をすいながらひたすら煮込んでいったような彼の音楽と哲学は、高校一年生の僕を打ちのめしました(ちなみに、「クロスビート」のこの号は買ってから実に五年間読み耽りました)。で、お小遣いでCDを買い始めるわけです。しかし、なんと言っても
マニアックな音楽なので、普通のレコード屋においてあるはずもないのですが、偶然にも輪をかけるようにマニアックな「マザーグースレコード」というレコード屋が高校の近所にあったため(高校へはケッタで30分)無事にCD貧乏への道を歩むこととなりました。
昔話はそれくらいにしておきましょう。とりあえず作品が多すぎるので、僕のフェイヴァリットを幾つか紹介しましょうか。
「THEM OR US」('84)
スティーヴヴァイや息子のドゥイージルザッパが参加している、わりかしハードロックな印象のアルバム。個人的にはオールマンブラザーズの"whipping post"がオリジナル以上にかっこよいと思います。
「BROADWAY THE HARD WAY」('88)
後期のアルバムでロックバンド形態では確かラストツアーだった(嘘かもしれませんが)これもザッパのアルバムからすると非常に聴きやすい。ポリスのカバー"murder by numbers"でスティングがゲスト参加。
「BONGO FURY」('75)
実はこの頃が一番好きかも。盟友キャプテンビーフハートとの共闘ライブ。とりあえずラストの"muffin man"のギターにはシビレます。
アルバム紹介はだいぶおざなりになってしまいましたが、閉店時間が迫ってきたので、ここいらでオシマイです。
今日のお供はワイルドターキーでした。
酔うと饒舌になって紙面が足りなくなることに気づきました。
あー、お酒ってコワイわぁ。
ちなみにザッパは一切ドラッグをやらない人でした。そのかわり重度のニコチン及びカフェイン中毒だったそうです・・・。

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