前回のフランクザッパつながりということで、今日ご紹介するのは
「LITTLE FEAT(りとる ふぃーと)」
です。これまた知ってる人は知っている、知らない人はまったく知らないというバンド・・・。噂によるとボブディランやザ・バンドのメンバーも大好きらしい。そりゃそうでしょう。
もともとのメンバーはザッパバンド出身で、リーダーのローウェルジョージは麻薬についての歌"willin'"を書いてバンドをクビになったそうです・・・。
音楽性はというと所謂アメリカンルーツロックなバンドで、ザ・バンドやストーンズの「メインストリートのならず者」あたりを想像してもらえばわかり易いかな。まぁ何処がいいっていうのは難しいんだけど、とにかく好きなもんはしょうがない。ザッパのような哲学や政治性は関係なく、純粋に音楽に対する愛情に溢れてる感じがスゴク良いですよ。(あくまでも僕の主観ですけどね。)
大好きとか言いながらもアルバムは二枚しかもってないんだけど、お薦めは
「WAITING FOR COLUMBUS」('78)
これは傑作。そのスジではやっぱり名盤として名が挙がるので、僕がとやかく言うのもおこがましいけど、そんな事を言うとこのコーナーの意味がなくなるので構わず続けましょう。
代表曲が満載にして多彩。全面的にサポートするのはタワーオブパワーのホーンセクション(ミックテイラーが一曲弾いたりしてる)。重厚な演奏とカラフルなコーラスワーク、ローウェルのスライドギターも冴えて渡ってて(この一年後にドラッグの過剰摂取で亡くなってしまいますが)、ホントに素敵なライブアルバムです(歓声もすごくいいかんじで入ってます)。しかも78年発表というのがいいね。僕と同い年。
何はともあれ山盛りの厚切りフライドポテトでバーボンをやりながら、大音量で聴きたいアルバムです。

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