スパサカ小倉氏が「これだけの才能ある選手が揃っていて、この順位に甘んじているのが信じられない」と言った紫熊団ですが、昨日のゲームは正に『上手の手から水が漏れた』ドローでした。
寿人のゴールは12戦ぶり、追加点は駒野のクレバーなシュートで2−0。
ロスタイム3分との表示に、『今日は勝った!』と思ってしまったのは私だけではなかったと思います。
でも・・・でも・・・結果はドロー。
寿人に代わって入った平繁の投入意図は一体なんだったのか。
寿人と同じ役割を担えということだったのか。
でも、攻められない、守れない。
同じ役割を監督が求めたとすれば、明らかに無理があります。
桑田が使えなかったという事情もあったのかもしれませんが、どこかでハンジェを使えなかったのか。
残念でなりません。
結局ほとんど絡めないまま、ズルズル後退していましたね。
そうしてFWが下がるものだから、つられてMFも下がってしまい・・・。
柏木の交代でストヤノフというのも、お互いのコミュニケーションがされていたのか?
ストヤノフは何をしようとしたのか。
監督の意図したものは一体なんだったのか。
ロスタイム1分でのピチブーから吉弘の交代は、時間稼ぎ以外に何か意図はあったのか。
考えればきりがありません。
1点目を取られた時点では、まだ勝っていて余裕があったはずなのに、急にバタバタしてしまって・・・。
2点目は服部が見事に裏を取られてしまった結果だと思いますが、そのとき戸田は、「叫んでいたけれど伝わらなかった」、と言っています。
最終責任はというと、最後には監督のところに来るでしょうが、その前に、選手達の危機感のなさはどうなのか。
カズのインタビューでの”笑い”は「余裕?」なのか。そんなものはあるはずがないだろうに。
そんなことでいいのか。こんな状態でいいのか。
B6サポーターは、試合終了後脱力感で長い間立ち上がれませんでした。
サポーターが皆で掲げた
『共闘』の意思は選手には伝わらなかったのか?
私と同じように、ロスタイム3分で「勝った」と思って集中を切らしたのではないか。
そう、いろいろ考えてみると、それは才能や技術ではなく
、『勝つんだ!』 という強い意志が選手の皆にあったのか、というメンタル面にたどり着きます。
それと、ここのところ勝てていなかったために、自信がなかった、あるいは持てなかった、と言えるのかもしれないですが。
あと4節。
昨年のように監督を交代させる時間もないなかでは、あとは個々の選手がいかに強いハートを持ってゲームに臨むかにかかっていると思います。
それともうひとつ。
ビッグアーチには
@私たちのように参戦しにきている人
A単にゲームを観戦しにきている人
の2種類の人が来ていますが、なかなか参戦してくださる人が増えていません。
サポーターの大きな声援。それが、浦和にあって広島にない大きな武器だと思います。
今期もホームはあと2試合。
11月18日はとっても残念なことに仕事なので参戦できませんが、12月1日のガンバ戦は必ず参戦するつもりです。
ビッグアーチにいる人が一人でも多く参戦してくれたら、ビッグクラブ相手であっても充分互角に渡り合えるのに・・・なんて考えてしまいます。
選手には、最後の最後まで、苦しい練習で研ぎ澄まされたハートと才能・技術を発揮して欲しい、自信を持って戦って欲しい。
今のJ2に落ちると、1年で即復帰というのは相当ハードなものになりますから、降格だけは絶対に避けなければなりません。
だからこそ、選手には死にものぐるいで、全精力をJ1残留に注いで欲しいのです。
戦術面もさることながら、ゴール前でチョコチョコパスを回さずに、
「自分が決めてやる!」という積極さをピッチの上で見たいです。

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