
本著の存在を知って一度読んでみたいなと思っていましたが、今回手にすることができ拝読させていただきました。
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まず、合格者として、受験生勉強会サポーターとして7年間取り組んできたことを踏まえ感じることは、初学者で「社労士試験勉強ってどこから手をつけたらいいの?」っていう疑問をお持ちの方に打ってつけの一冊だということです。
私の場合、何やかやで合格まで2年かかりましたが、この本に出会っていれば1年での合格も可能ではなかったかと思います。
内容についてですが・・・。
「通学講座の落とし穴」・・・「受講しただけで勉強した気になる」について、書かれてありますが、受験生時代に周りにそういった方がずいぶんおられたことを思い出しました。
ともすれば生講義は一方通行、つまり受身になりがちで、「受講=勉強」と受け取ってしまうと自分が理解できないことの原因が講師の教え方にあるかのような責任転嫁に陥ってしまいがちなんですね。
受身にならないためには、少しでもテキストに目を通して疑問点をメモしておき、その疑問を解消する機会として生講義を位置づけることが大事だと思います。
P106の見出し「覚悟を持って受験勉強に挑まずして合格はない」は蓋し名言だと思います。
また、P114にある「常に良いイメージを持って日々の勉強に取組む」という点について私なりの考えを言えば、「本気になって勉強しないと受からない」とネガティブに悲観的に考えるのではなく「本気になって勉強すれば必ず合格するんだ!」とポジティブに前向きに考えて欲しいですね。
勉強の仕方について書かれている部分では、私自身が取り組んだ方法と似通った点が多かったですね。P170にある、科目別に分解したテキストや過去問、暗記カードの活用、付箋やマーカーペンの使い方など、知識を整理整頓するアイテムとして重宝した経験がありますが、みんなそれぞれ工夫していくと勉強方法も同じようなものになるのかもしれませんね。
私達のサポートしている受験生勉強会も来年は8年目を迎えますが、毎年の第1回目の勉強会では勉強方法について、「勉強方法は十人十色であり、どんな方法が自分にとってしっくりくるかを考え、自分のやり方を大事にしてください」とお伝えしています。とかく「隣の芝生が青く」見えてしまいがちだからなんですね。
また、「大人の勉強は、子どもの頃の勉強と違って強いられてやるものじゃなく、自ら楽しみながら取り組んでいくものだ」ということや、「お金さえあれば効率よい教材は手に入ります。それを選ぶか否かは自分で決めることだけど、それがないから合格出来ないんじゃなく、最後は自分を信じて本気(マジ)で取り組めばあなたは必ず合格する」ことをお話しています。
自分が社労士の資格を取りたくて勉強するんですから、楽しく勉強しなくちゃもったいないですから。
こうした「かゆい所に手が届く」ような本著を読むにつけ、受験生勉強会をサポートしている者として、受験生にとって合格に向けて大きな道標(みちしるべ)になるものと期待しています。

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