2005/10/7

不如帰と秋明菊  日記(今日思うこと)

秋は紅葉も楽しみだが、私の好きな山野草が沢山花を咲かせる。
その中でも、茶花と呼ばれている類が楚々として、好ましい。
話が脇道に逸れるが、私の両親は双方共に長身で鼻も高かった。
だから私は、身長もいつか伸びるだろうと信じ続けて今に至る。
鼻といえば、摩り続ければ高くなるかと努力した時期もあった。
遺伝のシステム?に隔世遺伝があると知ってからは、絶望した。
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何故ならば、母方は良いのだが、父方の祖父は鼻は高いが小柄で、
祖母は身長は普通だったが鼻が低かった。全く、良い所は似ない
ものである。その小柄な所だけ遺伝子を頂いた祖父は茶道・華道
の師範をしていたし文字も達筆であった。祖父の弟などは書で立身し、
後世にも名を残した人である。その為、幼い頃から茶や花に親しみは
あった。書も祖叔父の弟子という人に習いに行ったし、お茶とお花も
祖父のお弟子さんから直々に習ってはいた。しかし、何故か体育会
系に育ってしまった?この私は、習字は半紙より顔を墨だらけにし、
お茶は茶菓子だけ人の倍を食べ、生け花は前衛的?過ぎたらしい。
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中学に入ると、ついに各師匠から匙を投げられ、部活に専念した。
ゆえに祖父母の期待を裏切り続け今に至っている。ただ祖父の
影響なのか、花はどうしても洋花より茶花、山野草が好きである。
そして花弁は八重より一重が美しいと思う。掲載した写真の花は
初秋に花を咲かせる不如帰(ホトトギス)である。鳥の不如帰の
模様と似ているから名付けられたらしい。地味な色合いだが、
一枝でも存在感があって、見れば見るほど味わいが出て来る。
初秋の茶室には、とても映える花だと思う。

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もう一枚は、シュウメイ菊である、葉を見ると菊科だと良く分かる
が、花は一見洋花のようにも見える。葉は節にのみ付き茎は長く
折れそうにも見える。秋風に揺らぎながら咲いている姿は、何となく
可憐でそして清楚な美しさがある。(色は白とピンクがある)

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また、野草で有名なのは秋の七草である。桔梗・萩・尾花(ススキ)
葛・女郎花・藤袴・撫子(ほっ、何とか覚えていた)この七草も、今は
入って行けるような山野では、殆ど見かけなくなった。その代わり
花屋さんで見かける事が多くなった。しかし、花屋さんにある花は
栄養を与えられて栽培されている為、茎も太く花も大きい。何だか
違う種類の花に見えて、趣がないように思う。秋桜・りんどうの花
然りである。私は、子供の頃、自然に馴染む事ができ、自然の中で
生息し花を咲かせていた山野草を見る機会を持て、好きになったのは、
やはり祖父の影響かと思う。「やはり野に置け蓮華草」先人の言葉
通り、花は野で見る姿が1番美しい。和室に生けてある不如帰を眺
めながら、亡き祖父に、感謝したいと思う秋の夜長であった。
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