2005/11/8

着物(和服)のTPOと種類 その2  着物の着付関係(和服)

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T  和服に於けるタイム(T)は、時間という意味ではありません。洋服のように、昼はカクテルドレス・夜はイブニングドレス・という時間の区分けは無いのです。しかし、このTは季節という意味と解釈すると、しっかりとした決まりがあります。12ヶ月の月に分ければ、10月〜5月までは袷(あわせ)仕立ての着物。7月〜8月は薄物の素材(絽・紗等)。6月、9月は単(ひとえ)に決められています。また、それぞれ素材に合わせた小物も必要になります。少し早めとする事が”洒落”と言えます。
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P・O 場所には、しっかりとした仕来たりがあります。目的・場所が一体になっている事が多く、式と名のつく式典への出席は、招待側も列席側も、相手に対して敬意を表する意味と、格調を大切にします。また、個人のパーティ・旅行・観劇等は、着る人自身の個性を大切にして選ぶよう心がけます。同じ着物でも、相手に敬意を表して着る場合は、格調高く、オーソドックスに。本人の個性が生かせる場所では、思い切りファッショナブルなコーディネイトしたいものです。
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2005/11/8

着物(和服)のTPOと種類 その3  着物の着付関係(和服)

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○着物の種類
1, 留袖(黒留袖)
既婚者の第一礼装です。親族(主に親・姉妹)・仲人をする時に着用します。帯は袋帯・帯締めは白又は金・銀。帯揚げは白を用い、必ず末広を用意します。帯結びは二重太鼓が相応しい。留袖は戦前は、白下という下着を合わせて着ましたが、現在は、衿・袖・裾等に重ねているように見える、比翼仕立てになっています。裾模様とも呼ばれています。家紋の五つ紋入りです。

2, 色留袖
挙式・披露宴に出席する際、三親等以上の親族・又は主賓で招待された場合に着ます。若いミセスの黒留袖代わりとして着用するのには、余り好ましくありませんが、ミスでも姉妹・主賓として着用する事は、可とされています。帯・小物等は、黒留袖と同じです。一つ紋から、五つ紋まで。紋が多い方がより正装です。

3, 振袖
ミスの第一礼装。華やかな丸帯、又は袋帯で、帯締め、帯揚げもボリュームがある物を使用します。本来は家紋が入っていましたが、最近では無いものが殆どです。帯結びは華やかに結ばれ、その帯結びを生かすため「道行コート」は着ず、ボリュームのあるショールを用います。昔は黒字り振袖を、結婚式後に袖を切り留めて、黒留袖になったとも言われています。

以上、3点が、柄の地味・派手に関らず、未婚・既婚を問う着物です。
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4, 色無地
祝儀時にも、色によっては、不祝儀時にも、帯を変えて着られる着物です。殆どが、家紋が、入れられています。

5, 訪問着
柄に上下があり、反物から仕立てた後で、衿から身頃に柄の繋がりがあり、以前は家紋を入れていましたが、格がありすぎると、省く事が多くなりました。来賓として宴に出席する場合や、パーティ等、既婚してからは、七五三・入学式等と、生涯通じて、一番袖を通す着物になる可能性が、高いです。帯は袋帯で、重ね衿を使用し、胸元に華やかさを出します。目的、場所に合わせての小物選びも楽しみです。(注;仕立ての縫い目を通して柄に繋がりがある事を「絵羽模様」と言います)

6,付け下げ
訪問着のように衿から身頃、縫い目を越えての柄の繋がりはありませんが、柄に上下はありますので、礼装として用います。最近は「付け下げ訪問着」という柄付けの着物も多くなりました。挙式には出席せず、披露宴のみ出席という場合、披露宴でも簡略化されている場合に、よく召されます。本来、柄に上下がある事を「付け下げ」と呼んでいます。

本来、前記しましたように、柄に上下がある事を「付け下げ」と呼んでいます。以上の、礼装として使用できる着物の中で、色無地以外は、全て「付け下げ柄」になっています。また、振袖と留袖は、殆どが絵羽模様になっています。
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7,小紋
柄に上下がなく、全体に柄があり、楽しめる着物です。まず、礼装には向きません。帯は名古屋帯を使用します。しかし、江戸小紋等、型染めの細かい柄は無地と同じ扱いにもなります。また、綸子等の素材・柄行によっては、袋帯と合わせ、準礼装として使用できる物もあります。素材・柄など、巾広いので、注意が必要です。

一般には、茶会等に、よく着られています。また、近頃では、卒業式に袴を合わせて、着られる方も多いです。

8.喪服
最高の礼装です。夏物・冬物(正式には単もある)とあり、全て黒です。昔は染めの段階で、紅下を使用していましたが、今は泥染め・草木染と深い黒に染められています。以前は正装という事で、白下を着ていましたが、今では、重なる事を避けるという理由で、重ね衿などの使用はしていません。最高の礼装ですので五つ紋が入っています。身内に着用する物なので、19歳の厄年に厄逃れの為に仕立てて、縁起をかつぐ為にも、大学の卒業式等に朱色の重ね衿をつけて、袴と合わせて着られる方も増えています。
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○素材によるTPO
紬など、織りで柄を出して出来た着物は、今まで8種類に分けた「染めの着物」の比べ、どれだけ手間がかかっていて、高価でも、礼装にはなりません。例え織り生地に、訪問着柄付けしてあって織りは織りとされます。また、ウール素材や綿素材(浴衣等)は、普段着で、勿論礼装には適しません。しかし、昨今では絹に似せたポリエステル素材の着物も出回っていますが、これらは例え値段が安くでも、染められて柄出ししている以上、絹と同格の扱いとなります。

☆尚、「帯」については、明日以降、記載する。
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