2005/11/10

松井のバットから作ったお箸と靴べら「すべりこみ」  Boston Red Sox・MLB

松井のバットから、長島監督に贈られた箸の話は、昨日書いたが、箸の製作者(株)「兵左衛門」の社内公募でつけられた名前「かっとばし」は、なかなか、イカスネーミングだ。更に、「兵左衛門」では、バットの柄をそのまま使用した、靴べら、「すべりこみ」も製作したそうだ。
クリックすると元のサイズで表示します ユニークな形の靴べら「すべりこみ」

この靴べら、3500円と、価格は決して安くないが、有名ホテル等に使用されたり、注文が殺到しているらしい。駄洒落っぽい名前だが、まったくをもって、面白いと思った。また、その収益金が、NPO法人 アオダモ資源育成会を通し、バットの素になるアオダモの苗木が植えられているのだ。そう聞けば、野球を観戦し、楽しませて貰っている、ファンとしては、「かっとばし」や「すべりこみ」を、買わなければいけない…そんな使命感が生まれて来そうである。「兵左衛門」では、そのHPに記載されているが、各地区、デパート等で、実演販売も催される。名古屋の催事場へは、是非出かけたいと、思っている。
○「兵左衛文」催事のページ http://www.hyozaemon.co.jp/saiji.html
○「松井のバットから、長島監督の箸が出来るまで」写真掲載 アオダモ資源育成会のHP
http://www.hyozaemon.co.jp/aodamo/nagashima.html
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2005/11/10

松井のバットから、作られたお箸  Boston Red Sox・MLB

ヤンキースとの契約交渉が、現地時間の今日、9日に行われる松井秀喜の、折れたバットから箸を作り、脳梗塞で倒れ、今もリハビリ中の長島監督(終身名誉監督だそうだ)に送る。と、元横浜球団代表が本日、記者会見を開いた。そのバット1本から6膳の箸が作られ、2膳は長島監督へ。松井と製造元がそれぞれ2膳ずつ保管するのだそうだ。長島監督に贈られる至高の2膳には『長嶋茂雄』の名が、しっかりと刻印されている。
クリックすると元のサイズで表示します 長島監督に贈られた名前入りの箸と箸置きのセット
                               株式会社[兵左衛門」謹製

先日の文化勲章授与時、皇居宮殿松の間に燕尾服姿を見せた長島監督だったが、やはり杖をついていて、顔の筋肉の弛み等、右半身の麻痺がある事が、素人の私からも見てとれた。他の方に話かけられても、言葉が出難い感じもした。そんな長島監督にとって、箸使いは、良いリハビリになるそうだから、励みになり良い事なのだろうが、特別に作るのなら「どうして折れたバット?病気の快気を願うならば、ホームランを打ったバットの方が良いのに」……と、下世話だが、思ってしまった。
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そもそも、折れたバットから箸という発想は、木や漆などの天然素材にこだわって高級箸を作り続けてきた、箸ひとすじの製作会社「兵左衛門」が、創業70年を記念して「木や山に、何か恩返しができないだろうか」という発想から生まれた。年間、折損バットは、プロ・アマを合わせて数万本あり、その殆どが焼却処分されていると知り、思いついたそうである。
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バットの素材は、アオダモというモクセイ科の広葉樹で、木製バットの素材の7割を占めている。弾力があり、ささくれにくく、特に北海道の天然林で育つアオダモは、バットに適していると言われていた。しかし、樹齢70年以上の成木の1本から4、5本しか作れない。ゆえにバット材の安定確保のためにアオダモを植林しようと、プロ野球OBらの関係者が集まり、森林研究の第一人者、松田キョウ・北大教授を中心に非営利組織・NPO「アオダモ資源育成の会」が発足されていた。
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まず「兵左衛門」は、バットの製作会社から、アオダモの端材を分けてもらい、箸に加工を試みた。すると白い木肌が美しい品に仕上がった。売上金の一部を会に寄付すれば、アオダモの育成に貢献できると考え、松田教授に連絡を取った。そして2001年に、箸が出来上がり、東京都内の百貨店で実験的に販売したが、見た目は只の箸だけに、さっぱり売れなかった。
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そこで各球団のロゴを入れさせて貰えるようにと、会の大本修 理事長に、コミッショナーや各球団のオーナーらに直談判して貰った。当初は「一体どんな会社なんだ」との疑心の声も上がったが、2002年6月になって、ようやく使用許可が下りた。(やはりこの時も、日本プロ野球界は、頭が固い人が多かったようだ)「兵左衛門」は、折れたバットが10本集まると、各球場から電話を貰い、業者に委託し空輸した。
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更に、「かっとばし」のロゴを入れると爆発的に売れた。社内公募で決めたユニークな名前も功を奏したようだ。しかし、30近い製作工程は、すべて職人による手作業だ。1本のバットでも使える部分は少なく、5〜6膳しか作れない。売り切れが続出した。そして今も、「兵左衛門」の工場では箸が作り続けられている。その製造過程で出た木屑が、山のように積んであるそうだが、会社側は、いつか、この木屑1つも無駄せず再利用したいと考えているそうだ。私は、松井のバットで作った箸を長島監督へ送った話も美談だが、この「兵左衛門」という会社の職人として、「木に恩返しする」という心意気と、「物を無駄にしない精神」から生まれた、このアィデア商品に、大いなる拍手を送りたいと思う。
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因みに、松井のバットは、アオダモの木製ではなく、メイプル(カナダモミジ)の木製だったそうだ。
◎「兵左衛門」HP 箸の歴史、箸使いのマナー等も記載されている http://www.hyozaemon.co.jp/
◎「かっとばし」について http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/todays_goods/25383.html
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