2005/11/17

金網の無いMLB球場と、打球による事故を調べて…  Boston Red Sox・MLB

フェンウェイ球場での体験を一例としてアメリカの野球場が、バックネット以外、フィールドと内野スタンドの隔たりがない事は、以前にも書いた。金網も何も無い状態で、試合を観られるのは、物凄い臨場感があり素晴らしい体験になる。しかし、バッターの鋭い打球を受ける等、危険性が高いのではないか?ライナー制の打球のスピードは150キロを超えていると推測されている上に、ボールは硬球である、体に直撃すれば…と、ふと、思ってしまったので、今更ながらだが、メジャー史の中で過去の事故例を調べてみた。
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アメリカ野球学会のボブ・ゴーマンと、デービッド・ウィークスによると、アメリカのプロ野球界で観客にボールが当たって亡くなった事故例は、20世紀以降、4件あり、内メジャーの試合で、打球が当たって死亡事故に繋がったのは、何と1件だけだった。これは1970年5月、ドジャーズ・スタジアムにて、14才の少年がファールボールを、こめかみに受けた事故だった。後、打球が当たった事故では、マイナーリーグで1件。そして送球が当たって亡くなった事故例が2件あったのみだった。こういった書き方をしては語弊を招き易いが、事故例が意外と少ない事に驚いた。
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球場でも、TV観戦をしていても、メジャーリーグの観客は、グローブを持ち込み、ホームランのみならず、ファウルボールにしても、悪送球にしても、観客席へと飛び込むボールに執拗にまで群がり執着しているのか分かる。外野席では「タモ」のような形状の網まで持ち込んでいる光景を、観た事もある。野手が採れるボールを観客が取ってしまい、ゲームの流れを変えてしまったゲームもあったりしたが、要は、観客が真剣に試合を観戦し、打球にしろ、送球にしろ、ボールから目を離していないのだと感じた。勿論、警備員もしっかりしていて、試合中、グラウンドの背を向けて、物見遊山気分で、記念撮影などをしていようものなら、しっかり注意を受けたりする。だから事故が少ないのでは?と、素人ながら、この記録を調べてみて思ったのである。
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日本の球場でも、「フィールド・シート」を取り入れ、金網を無くした球場が増えつつある。選手と観客の一体感を高める為にも、とても良い事だが、絶対に事故は起こしてはならない。選手達が観客席にボールを飛ばすのは、不可抗力である。ゆえに観客も、常に危険を意識して、構えている事も不可欠になる。大相撲の砂被り席も然りである。例えば私のように「ぼーっ」と観戦している者は、(前列席は、高くて手が出ないので心配ないが)ライナーが飛んで来そうもない安全そうな席を選んで買うべきだと思った。ただでさえ、私は、試合途中に入場したりした場合、グラウンドを観るのに必死となり、足元が危うい事さえ少なからずあるからだ。「日本人観客、ボストンのフェンウェイ球場で、通路にて転んで怪我」…こういう見出しで新聞等に名を馳せる事だけは(平和な証拠にはなるが)避けたいと、思った。
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閑話休題
松井秀喜の、ヤンキース残留が決定したようだ。一部報道では、「お金の亡者」のような書き方をされているが、自分の仕事を評価され、これからの期待度をお金に換算されている訳だから、金額に執着して何が悪いのか?と私は思う。ここはアメリカという国だ。名誉とか、誇りとかの奇麗事は、実力の後から、ついてくるものだと感じている。松井には、日本人初の高額年棒に答えて、年棒以上の活躍を(出来れば、レッドソックス戦以外で)期待していたい。
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