2005/11/19

5万回死んだ?男とセクシー俳優  日記(今日思うこと)

「sexiest man」に選ばれたマシュー・マコノフィー クリックすると元のサイズで表示します

本日付のピープル紙によると、全米で最もセクシーな俳優「sexiest man」にマシュー・マコノフィーが選ばれた。また外国人部門では、「ラストサムライ」でハリウッドデビューを果たし、アカデミー助演男優賞候補にも選ばれた、渡辺謙が選ばれたそうだ。最新作「バットマン・ビギンズ」でも、好演を果たしている。映画「ラストサムライ」は、明治維新前を描いてはいたが、戦国時代から、いきなり明治維新になる設定で、時代考証は、ずれていたものの、トム・クルーズ始め、殺陣の素晴らしさには、日本の時代劇を彷彿とさせていた。それは真田広之を中心とする、日本の役者陣が、徹底的なこだわりを見せたからだと、映画のパンフレットでも読んだ。

クリックすると元のサイズで表示します 武士道を貫く「勝元」を熱演した「渡辺謙」
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半年以上の長期に渡る撮影期間。渡辺謙、真田広之の、この映画へのギャラを度外視した貢献振りが光っていたという。更に、この映画では、機関銃による大量殺戮は、フェアな戦いではない、あくまでも一騎打ちを提唱し、武士道を貫く勝元(渡辺謙)の真摯な姿が描かれていて、主人公・オルグレン(トムクルーズ)も、その考えに、共鳴していく。機関銃の乱射に、勇気は必要ない…とまで、説いていて、核等、自分が直接手を下さず大量殺戮する手段を否定する意味合いも含まれていた。最後は、渡辺謙扮する勝元の潔さに感動する。そんな映画だった。実は、その映画に「寡黙な侍役」として、一人の無名?俳優が出演していた。
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その人の名は、福本清三。東映を定年退職寸前の大抜擢であった。15才で東映京都撮影所へ入社してから、エキストラ、死体役、通行人を経て、時代劇の斬られ役専門に徹し、現在まで46年間、何と5万回以上斬られている人である。その斬られ方にも、こだわりが有り、独特の死に様を記憶に残している人もいる事だろう。2002年から2003年にかけて、ロス・アンゼルス→京都→ニュージーランドと長期撮影慣行中に、60才の誕生日を向え、一応、東映を定年退職したが、嘱託として席を置き、変らず脇役、斬られ役として時代劇などで、活躍し続けている。2004年2月、「ラストサムライ」で日本アカデミー賞協会特別賞を受賞した。尚「ラストサムライ」では、主人公・オルグレン(トム・クルーズ)の見張り役で、最後はオルグレンを庇って(今度は斬られ役でなく)銃で打たれて死ぬ役だった。

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福本清三著 「どこかで誰かが見ていてくれる」   同「おちおち 死んでられまへん」
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福本清三は、その著書「どこかで誰かが見ていてくれる」に続き、ハリウッドの撮影秘話を書いた「おちおち 死んでられまへん」を出版。その脇役・斬られ役ぶりを描いている。実は私、この福本清三(以下、福ちゃん)とは、実際に会っているのだ。高校時代、友達と東映京都太秦映画村へ行った際にドラマ「水戸黄門」の撮影をしていて、見学した時だった。撮影が終り、格さん役の伊吹剛とか有名俳優らが、サイン攻めに合っている後で、福ちゃんは、大道具さん達と話していた。私は、その人の顔に見覚えはあったものの、名前などは、さっぱり判らず、どう呼んでいいのか迷った挙句『悪役さーん』と声をかけてしまった。今思えば、失礼千万であった。しかし、その時、福ちゃんは、飛び切りの笑顔で手を振ってくれた。強面の人が笑うと、こんなに「素敵な笑顔」になるんだ…と、その笑顔が忘れられず、以来、斬られ役とは判っていながら、なるべく後に斬られて欲しいと、願ってきた。
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私が福ちゃんを、意識して見始めた当初、ある番組では、役者の数が足りなかったのか、「あれ?さっき斬られたのに」と思っても、また起き上がってもう一回立ち回り、斬られていたりした事もあったが、段々、立場が上がったのか、認められたのか?、台詞がついたり、斬られ役でも最後になったりしたので、妙に嬉しかったものだった。更に関西の深夜番組で、取上げられたのが切っ掛けに、「徹子の部屋」にも出演する事となり、少しずつ知名度が上がっていった。今では、応援ウェブサイトもある程の人気振りである。このように脇役として、映画やドラマを支えている、縁の下の力持ち的な人が、認められるのは、とても嬉しい。どんな社会でも、主役だけでは成り立たない。主役が光るのも、素晴らしい名脇役があってこそ!なのだと信じている。

○「福本清三」応援ウェブサイト  http://www.cozalweb.com/seizo/
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◎閑話休題
過去にも、日本人俳優が、ハリウッド映画に出演しているが、渡辺謙がアカデミー賞助演男優賞候補に上がった事や、今回のセクシー俳優に選ばれたのは、とても嬉しく名誉な事だと思う。メジャーリーグ界では、近年、日本人選手が活躍しているように、ハリウッドの映画界へも、もっと他の日本人俳優さんも、演技力を磨き、どんどん、進出して欲しいと願ってやまない。
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