2005/12/8

無事帰国、しかし、夢遊病者のように…  日記(今日思うこと)

飛行機は、カナダからアラスカ上空にかけて大揺れに揺れた。デトロイトから乗り継いだ便は、中部国際空港へ降り、マニラまで飛ぶ為、乗客の70%はフィリピンの人達だ。飛行機が揺れ始めた途端、機内はタガログ語が溢れた。私には「パコパコ」を繰り返しているようにしか聞こえなかった。客室乗務員の人達も機内サービスを止めてシートベルトを締めた。機内放送が流れた。「気流が悪いだけで心配ないとの事…」揺れは暫く続いたが、私は本を再び開き読み始めた。もっとひどい揺れを体験しているので、飛行機の揺れはあまり恐くなかった。
クリックすると元のサイズで表示します
私が初めて飛行機に乗ったのは、ロンドンとパリへ短期留学に行った時であった。その復路、ロシア上空で、何と飛行機がエンジントラブルを起こした。あの時の揺れ方は凄かった。アップダウンが激しく、気分を悪くする人も何人か居た程だった。中には「もう駄目だ」と、お土産にと買ったコニャックを、開封して飲み始める小父さんも居た。あの時も私は、体が、すうーっとなったりするのは、気分良くはなかったが、もし何かあっても「帰りだから、もういいや」と妙に冷静で、「保険も入ってるし」なんて能天気に思っていた。今考えると、入っていた保険も自分が受け取れた訳ではなかったな、と、いささか笑える。
クリックすると元のサイズで表示します
結局、一旦ロシア国内へ不時着し、無事に帰国できたのだが、当時の名古屋空港は夜間閉鎖してしまう為、大阪に着き、新幹線の最終で帰って来た。JR名古屋駅から家族に電話をしたら、母は「生きていたのね。無事で…」と泣いてしまった。どうやら旅行代理店から「エンジントラブルで不時着し、定刻より遅れる」と、ご親切に連絡が入っていたらしかった。家族は「エンジントラブル」と聞いただけで、「もう駄目だ」と思い込み、ニュースを観る為、TVの前に釘付けになっていたそうだ。早く無事の連絡をしなかった事を、逆に叱られてしまった。
クリックすると元のサイズで表示します
あの時も、冬だったなぁ。と思い出しつつ、飛行機が遅れなければいいなと、願っていた。飛行機は、30分遅れで中部国際空港に着陸した。眠かった。このまま眠らせて欲しいと思うくらいの眠気だった。ゲートを出て、迎えに来てくれているスタッフの子に電話をしたら、「おかえりなさーい」と元気な声が返ってきた。空港内で美味しいお蕎麦を食べ、駐車場へ向った。家に着き、郵便物等をチェックしたまでは良かったが、その後の記憶が、何だかおかしい。。スーツケースを開き、荷物を整理し、明日からの仕事の準備をし、お風呂に入った。はずだった。しかしそれは夢だったのだ。どうやら、ベッドに倒れこんで眠ってしまったらしい。目が覚めて起き上がると、スーツケースはベルトが、かかったまま、明日の準備も何も手をつけていなかった。気持ちだけは「やらなくちゃ!」と意識はしていたんだな…とまた、笑えてきてしまった。
クリックすると元のサイズで表示します
閑話休題
クリックすると元のサイズで表示します 「MIND GAME」の表紙。考える人もレッドソックスファン?

ボストンからデトロイトまでの便は、順調だった。隣の席の親子連れのお父さんが、スティーブン・ゴールドマンの「MIND GAME」を読んでいた。レッドソックスがどのようにして優勝できたかを、書かれた本らしい。「レッドソックスのファンなんだ」と思ったら、子供さんは、ジャケットの下にレッドソックスのロゴの入ったトレーナーを着ていた。ボストンから飛立つ飛行機だから、当り前なのだろうが、何だか嬉しかった。
・・・という事で、着いてからの私は、朦朧としているが、何とか無事名古屋に到着した。スタッフの子は「今日は寒いです」と言っていたが、ボストンと比べてか、そうでもなく感じる。眠気覚ましの為に外へ出た。空気が澄んでいて、星がとても綺麗だ。ボストンも名古屋も同じ北半球なので、見える星は同じだなと思いつつ。。
クリックすると元のサイズで表示します
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ