2006/6/9

サッカーW杯・今日開幕…ドイツの厳戒警備に思うこと  サッカー&ワールドカップ・ドイツ大会

サッカーのワールドカップの事実上の前夜祭「ファン・パーティー」が、7日の夜、ベルリン中心部ブランデンブルク門前で開かれた。当初は8日に五輪スタジアムで正式な前夜祭が計画されていたが、芝生が荒れる事を懸念されて中止になり、ベルリン市などが主催する中心部の集会に変更された。ドイツはW杯開幕まで1日を切り、ドイツ国内での試合開催都市を中心に、盛り上がりを見せているという。一方、国内外から300万人以上の参集が見込まれる巨大イベントとなるW杯の1ヵ月間を、無事故で乗り切る為に、ドイツ警備当局は警戒に余念がない。34年前のミュンヘンオリンピックでテロリストによる悲劇を防ぐ事が出来なかっただけに、国を挙げての取り組みとなっているようだ。
クリックすると元のサイズで表示します 前夜祭「ファンパーティ」の様子…ベルリンにて。

奇しくも8日、イラクの聖戦「アルカイダ組織」の指導者・ザルカウィ容疑者の、空爆による死亡のニュースが流されたが、まだ油断は出来ない。今大会には、イラクで武装勢力の掃討に携わって来たアメリカ、核開発問題で国際社会を挑発しているイランも参加する。ドイツ自身もアフガニスタンへの派遣部隊に攻撃が仕掛けられたり、イラクで国民が人質にされる等テロの脅威に無縁ではない。前記した1972年の「ミュンヘン事件」はスピルバーク監督によって映画化もされたが、オリンピックの選手村がパレスチナの過激派組織・黒い九月を名乗るテロリスト8名に襲撃され、イスラエル選手団が拉致された。ドイツ当局は、イスラエル選手団の救出作戦に失敗、選手コーチら11名が犠牲となった。

この苦い記憶を繰り返さないよう、今大会の各競技場では、入場者に対して空港並みのチェックを実施し、凶器は勿論、ビン類の持ち込みも禁止する。ドイツ基本法(ドイツの憲法)で、警察活動を禁止している連邦軍は、大規模災害に備える…という名目で兵士7000人を配置、生物・化学兵器防護部隊も待機し、各競技場で救出訓練を繰り返して来た。上空からは空軍が監視を強化し、競技中は各スタジアムの周辺半径5・4キロ以内を飛行禁止区域に指定する。また、既に行ってきた、出入りの業者や競技場の通行証を申請した約25万人の審査では、過激派やテロ組織の関係が疑われる人物を中心に約400名を不許可としたという。
フランクフルトで開催された前夜祭 クリックすると元のサイズで表示します

また、W杯に付き物?のフーリガンにも厳しく対処する用意がされている。例えば決勝戦が行われるベルリンのオリンピックスタジアムには、地下に定員29人の留置場が備えられているそうだ。このスタジアムには2004年から設置されているが、他の競技場にも同じような施設が備えられたという。勿論、競技場での対策もさることながら、力を入れて来たのは事前の封じ込めであった。まずは国内で前歴のあるフーリガン約6000人をリストアップし、専従班、約140人体制で動向を把握してきた。ドイツのフーリガンは1998年のフランス大会でも警察官に重症を負わせており、自国民の不祥事はホスト国としてま対面にも関ると厳しく監視している。欧州各国の警察にも、協力を依頼し、鉄路、道路で国境の検問を実施する。開催期間中は、EU(欧州連合)各国の制服警官300人がドイツに集結し、各会場でサポーター達の動向に目を光らせる。尚、フーリガンの本場?イギリスからは最多の40人が派遣されたそうだ。

そんな中、テレビでは、日本人として情けないニュースが流れた。4年前のW杯では、日本チームがベスト16に進出した事を喜ぶサポーター達が、大阪の道頓堀川に飛び込み、複数の怪我人が出た事があった。その情報を受けて、日本チームが合宿しているボンの新聞には、わざわざ日本語で「喜びのあまり水に飛び込むのはやめましょう!」というメッセージが掲載され、ボン市長も「水質はいいが、流れが急で危険」と禁止を呼びかけたという。日本チームには、決勝リーグへと進んでほしいが、ドイツまで駆けつける熱心な日本人サポーターから、怪我人そして逮捕者などが、絶対出ないようにと願いたい。

↓日本代表 オーセンティックジャージーSS(ホーム&アウェイ用)↓
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◎箸休め
今大会、日本チームが、予選リーグで使用するユニフォームの色が決定した。対オーストラリア戦は青のユニフォームに白のパンツ、そして青のストッキング。クロアチア・ブラジル戦は全てブルーを使用するという。この色の決定は、対戦相手の区別し易いように指定されるのだが、南米やアフリカなど貧しい国のテレビ放送では、まだ白黒放送もある為、モノクロでも区別が付き易いようにと…配慮されているそうだ。

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