2006/6/15

ブラジル対クロアチア戦を観て…日本チームに託す事  サッカー&ワールドカップ・ドイツ大会

ブラジルが手堅く1対0でクロアチアを下し、勝ち点3を取った。この勝利でブラジルは、前回大会からの連勝を8とした。しかし、次の試合で日本と対戦するクロアチアも、カルテットマジコ(クアドロマジコ)・魔法の4人の動きを徹底して研究し、その司令塔となるロナウジーニョには、3人でプレスに付くという執拗なマークぶりだった。それにしてもロナウジーニョのボール保持力は素晴らしい。相手の頭上を抜く「シャペウ(帽子)」というパスも繰り出し、人と人の間にボール1つ抜ける隙間があれば、スルーパスを通すという精巧さも見せてくれた。ブラジルは、前半7分のカカー、13分のロベルトカルロスと次々シュートを放つも、なかなか得点に結びつかなかった。しかし前半44分、カカーの綺麗な放物線を描いたミドルシュートが、相手ゴールへ突き刺さった。
クリックすると元のサイズで表示します ミドルシュートを決め喜ぶカカー選手

ブラジルチームの得点は、結果この1点だけだったが、ブラジルのパレイラ監督は、「まだ60%〜70%の出来だ」と語っており、決勝までの7試合を想定し、試合プランを立てていると言う。正に王者の戦い方で、日本チームのように1戦1戦が死にもの狂いの戦いとならざるを得ない事情とは、はるかに異なり、先を見越したゲーム運びをしていると思われる。一方、クロアチアは、1対0という最少得点差が物語るように、カルテットマジコの4人を徹底マークし、前半は特に守りのサッカーに始終した。実際に前半の枠内シュートは、1本も無く、攻撃に転じた後半に入ると攻勢に出た。そのシュートも、不幸にしてことごとくブラジルのGKジダの正面となり捕球されてしまった。そして勝つ事は出来なかったが、組織力でバランスが取れた守りで、ブラジルの追加点を許さなかった。

さて、18日にまずは、そのクロアチアと戦う日本だが、観ていても、頭脳に長けたプレーヤーが多く、なかなか手強いと感じた。ブラジルの足元から足元へのショートパスを繋げる戦法には、速いプレスによる堅い守備をしてボールを奪い取っていた。しかし、ロングボールに対しては、少々もろい気がした。王者ブラジルに対し、最少失点での敗戦という結果のクロアチアは、守りの意識が高く、パスをしっかり繋いで果敢に攻め込んでいた。しかし先に述べたように、守備に追われてサイド攻撃が抑え気味となり、攻めあぐんでいるうちに、カカーに一瞬の隙を突かれてしまったのだ。日本チームとしては、クロアチアのサイド攻撃をティフェンズ陣が封じて、逆に速攻で攻め上がれるかどうか?がポイントとなる気がする。
アドレアーノと競るR・コバチ(弟) クリックすると元のサイズで表示します

また、この試合中、クロアチアのボール支配率が上がって来た後半30分頃、クロアチアのユニフォームに似せたウェアを着た男性サポーターが、ピッチに乱入し走り回った。試合は1分間中断され、結局クロアチアのプルジュ選手らに抱き抱えられてピッチの外へ出された。こんな不心得者を捕まええようとした警備担当者はたった1人しか居らず、警備の手際の悪さが目立った。また、クロアチアサポーター側の観客席では、彼方此方で赤い発炎筒が焚かれていた。会場入場時のチェックは飛行機の搭乗時並に厳しいと発表されていたが、抜ける道もあるようだ。発炎筒が焚かれたのは、今回客席だけで済んだが、ピッチに投げ込まれたら大変な事故にもなり兼ねない。警備の強化は勿論だが、サポーターの人達にも、最低限のルールとマナーは守って頂きたいと思った。

★朗報★
6月14日のニッカンスポーツの記事によると、国際サッカー連盟(FIFA)は、1次リーグB組のイングランド対トリニダード・トバゴ戦(15日=ニュルンベルク)の担当審判員を発表し、上川徹主審と広嶋禎数副審が指名されたそうだ。W杯では、審判も1試合ずつ審査される為、9日のポーランド対エクアドル戦の両氏の審判ぶりが、評価されたのだ。日本人審判が2試合目の主審を務めるのは、W杯始まって以来、初の快挙である。次の試合も毅然とした態度で、試合をコントロールし、FIFAから上川チームが更に次の試合の指名を受け、是非決勝トーナメントに進出?して笛を欲しいと願っている。
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毅然としてイエローカードを切った上川氏
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