2006/6/18

日本対クロアチア戦を前に…アルゼンチンのメッシ選手に思う事  サッカー&ワールドカップ・ドイツ大会

アルゼンチン対セルビア・モンテネグロ戦。アルゼンチンが4対0とリードして後半の30分、18才のメッシが W杯のピッチにデビューした。欧州CL準々決勝で左太腿を故障し、戦列を離れていたアルゼンチンの次世代を担うスター候補選手だ。いや候補選手と言うには御幣がある。既にメッシは、光り輝く実績を持っているスターそのものだった。昨年の世界ユース選手権オランダ大会では、チームの優勝に貢献しMVPも獲得している。前評判では、まだリハビリ中で決勝Tまで温存するのではないか?と聞いていたが、そんな事は微塵も感じさせない威力は、15分間でいかんなく発揮された。足が速い。強い。結果1アシスト、1ゴールという大活躍で華々しいデビューだった。
クリックすると元のサイズで表示します 6点目のゴールを決めたメッシ。

リオネル・メッシ。1987年6月24日生まれ。18才と357日目のゴールは、1958年、スウェーデン大会での、ペレの17才239日を史上最年少とする記録の歴代5位に相当する。メッシは、13才の時、一家でアルゼンチンのブエノスアイレスから、スペインのバルセロナへ移住した。その直前に母国の名門、リバープレートとの契約が決裂し不安を抱えたままの渡欧だった。しかし、移住後すぐ、ロナウジーニョもプレイするチーム・バルセロナの入団テストにあっさりと合格。当時の監督レシャック氏は、メッシと直接カフェで入団交渉を行い、その場にあった紙ナプキンに条件を書き込み、メッシもそのナプキンにサインして契約が成立した、という逸話が残っている。

アルゼンチンではマラドーナの真の後継者として、その限りない可能性に期待されている。奇しくもロナウジーニョのチームメイト、メッシは試合後、「ブラジルを破り優勝して、今大会から設けられた、20才以下の選手対象のMVP『ジレット賞』を狙っている」と語ったという。メッシは、W杯のゲルゼンキルヘン競技場のピッチを、まるでその辺りの野原を駆け回るように15分間だが走り回った。今大会で更なる成長を遂げ、アルゼンチンを優勝へ導けるか……。今後の活躍ぶりに注目していたい選手の1人だ。そして、アルゼンチンは6点の大差でセルビア・モンテネグロを破った。
くつろぎながらボールで遊ぶメッシ クリックすると元のサイズで表示します
(Photo by Nikkan sports)

そのアルゼンチンに、テストマッチとはいえ勝利しているクロアチアと、もう負けられない日本が、いよいよ対戦する。クロアチアは、初戦でブラジルに破れるも、点を1点に抑えたという鉄壁の守備がチームの特徴である。ヨーロッパのファンタジスタ達を、何度も封じ込んできたという強烈なタックルが、ブラジルのゴール前でも炸裂していた。中田選手や中村選手は、徹底的にマークされるだろう。N・コバチは特に、エースキラーと呼ばれて居り、ドイツ仕込みのハードなタックルで、10番を背負う中村選手に襲い掛かると予想される。中村選手の体調が、少し気にかかるところだが、日本の守備陣も得点のキーとなるであろう、クラスニッチやN・クラニチャルを封じ込んで欲しい。ジーコ監督も、中田選手にまで守備重視の指令を出し、超守備的な布陣を敷くと報道されている。しかし守備重視というこの戦い方は、プレスを重視して来た、今までのジーコジャパンには無かった戦い方である。この指令がミラクル采配となるのかどうか?選手達には、もう迷う事無く自分の力を信じて戦い抜いて欲しい。

1998年のフランス大会時、クロアチアには、予選リーグで1対0で破れている日本…。リベンジを果たせる時が迫っている。

◎箸休め
父は、サッカーの事を全く解っていない。今日もハイライトシーンを観ていた私に、「日本も強うなったなぁ。」と話しかけて来た。アルゼンチンの濃い青のユニフォームを日本チームと間違えていたのだ。日本対クロアチアの試合シーンを想像するだけで、食べ物が喉を通らない程に、ドキドキして来ている私は、むっとした。「17日と書いたったけど、明日の夜だったかや?」。時差も考えず、飄々としている父。その心臓を明日の仕事中だけでも、一寸借りたくなってしまった。


◎参考
日刊スポーツ、中京スポーツ紙面より。
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