2006/6/29

W杯、8強出揃う…トッティやジダンの活躍に思うこと  サッカー&ワールドカップ・ドイツ大会

ワールドカップも大詰め…『ドイツ、アルゼンチン、イタリア、ウクライナ、イングランド、ポルトガル、ブラジル 、フランス 』と、8強が出揃った。見渡せば、過去のW杯で優勝した国の全7ヶ国中、ウクライナを除いた6ヶ国がその名を連ねていた。今大会で国家独立後、初出場で8強入りをしたウクライナ以外は、各組シードされた国が順当に勝ち上がった。伝統とは由々しきものだと痛感した。初出場のウクライナは、90分+30分の死闘の上、PK戦でスイスに勝った。一次リーグから、全ての試合を無失点に防いで来たスイスも、PK戦になった時、チームの若さが露出したのか、3人蹴っても、誰一人としてゴールネットを揺らす事が出来ず、敗退してしまった。
クリックすると元のサイズで表示します ロスタイムにPKを決め、このゴールを
「10ヶ月の我が子に捧げる」と指しゃぶりをして見せたトッティ。


反対に、8強に残ったW杯優勝経験を持つ伝統のある国々では、ベテランの域に達した選手の活躍も光った。中でも私の印象に残っている選手は、0対0のまま、あわや延長戦かと誰もが思った後半ロスタイム、PKを見事に決めたイタリアのトッティ…。酷暑の為体調を崩しながらも、絶妙なフリーキックを決めたベッカム…。華麗なドリブルが復活したポルトガルのフィーゴ…。そして駄目押しのゴールを、自らの足で叩き出したフランスのジダンだった。更にトッティとジダンはお互い、前回大会では苦い体験を持っていた。そして、トッティは今年2月に右足首を骨折し、今もまだボルトが8本入ったまま、5月になって、ようやくピッチに立てるようになったばかりだという。

また、ジダンは、前回大会の直前、韓国との親善試合で怪我をしてしまい、殆どの試合に出ることが出来なかった。その悔しさを胸に抱えたまま、体力の限界を感じ、2004年にはフランス代表から退く決意をした。しかし今大会への予選となった各試合で、アンリ、トレセゲ、ビエラのスター選手らが上手く機能せず、苦戦が続き、ジダンが呼び戻された。母国の為に代表入りするも、ジダンは今大会終了後の引退を表明している。そんなジダンだが、決勝Tの対スペインの試合では、1998年フランス大会での活躍を彷彿させるような動きだった。失礼ながら、ジダンの勇姿を観られるのは最後かもしれない?と思っていた私の推測を打ち砕くように、ゴールアシストをし、更に相手をかわす見事な足技から、シュートを繰り出し得点した。チームメイトもジダンの花道を飾る如く、一致団結していた。ベテランを守り立てるチームワーク…。このような光景を見せてくれるW杯には、やはり、心動かされるものがある。準々決勝は、6月30日から…。好カードが続き、そこにまた新しいドラマが待っていると思うと、既に今から、ときめいてしまう。
ゴールを決め祝福されるジダン。 クリックすると元のサイズで表示します

一方、今大会では、試合後、監督のインタビューを聞いたり、記事として読んだりしていると、(当たり前だが)負けた国に限って審判への苦情が目立った気がした。最近ではポルトガル対オランダ戦で、16枚のイエローカード、4枚のレッドカードが乱れ飛び、オランダの監督は「1分間事に試合の流れが止められ、ペースを乱された」と、主審のロシア・イワノフ氏を批判した。更にこれを受けて、FIFAのブラッター会長が、迂闊にも「審判にイエローカード」発言をし、その後の審判ぶりに影響が懸念された。中日スポーツコラムにも、書かれていたが、私も審判を非難するより、まずは選手にフェアプレーを、呼びかけるべきだと思った。

以下「会長こそイエローです。」中日スポーツ記事より引用。
『…前略。問題は責任のある立場人物が、配慮を欠く発言で現場の混乱を招く事だ。確かにイワノフ主審は激戦のあまり、途中から試合の制御を欠いた場面はあったが、あくまで基準に従った忠実な判定を下していた。…中略…。今大会の審判団は、周到な準備を重ね、過去の大会を上回るレベルで判定を下していると見られる。世間の反響に迎合するような不用意な判定で、批判ばかり浴びては、審判の立つ瀬が無くなってしまう』ケルン・時事通信。

さて、審判としてW杯に出場している上川氏と広嶋氏らは、一次リーグで、2試合を担当した以降は、控え審判となっていた。FIFAは、28日、この先笛を吹く可能性の無い、帰国審判を発表する。今後の日本サッカー界の為に、例え控えであってもドイツに残り、審判の立場として、生で試合を観て来て欲しいと願っている。

◎箸休め
W杯を観ている私の影響か、しっかりサッカー通になったつもりの父は、28日の夜、BSで放映された、『フーリガンを防げ!ドイツミュンヘン』という番組を観ていた。そして一言。「ヨーロッパのサッカー場では、フリーターが発炎筒を炊いたりして暴れるらしいなぁ。警備も大変やなぁ」と言った。私は「フリーターじゃなくて、フーリガンって言うんだよ」と言ったが、番組の中で「フーリガンの根底には、失業問題や人種差別などがある」と報道していた為、「失業問題」だけが更にインプットされたようで「サッカーが好きやったら、フリーター問題も知っとかななぁ」と、説教気味に駄目押しされた。もう1度訂正したが、最後まで父は、私が間違えている…と思ったままだった。流石の私も諦めたが、毎日のように、本宅にいる犬の散歩に行ってご近所さんと、サッカー談義をしていると聞き、明日の話題が心配になった。誰か父の間違いを正してくれる人は、いないだろうか…。


★上川氏らは、審判団23チーム中の12チームに選ばれ、控え審判として残る事になった。名誉な事と讃えたい。(6/29)
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