2006/9/9

名古屋からボストンへ…機内持ち込み荷物検査に思う  日記(今日思うこと)

9月6日、中部国際空港よりノースウエスト航空にて、ボストンに向った私は、ミシガン州デトロイト空港で乗り継いで、アメリカ東部時間の6日の夜、無事にボストン・ローガン空港へと到着した。中部国際空港からデトロイト行きのノースウエスト072便は満席、マニラから飛んでくるため、乗客はフィリピンの方達が80%だ。ノースウェスト航空は、1年前の2005年9月6日より、1人が、預けるスースーツケースの重さを32キロ×2個から、23キロ×2個までとし(JALは32キロ×2)。24キロを超えた32キロまでの荷物に追加料金3000円を課金するとした。これによって、かなりのジェット燃料の節約になったという。
ボストンの景色(滞在先より撮影)クリックすると元のサイズで表示します

その既定変更から1年。今年は、8月10日に、英国・ヒースロー空港で液体爆弾テロ未遂事件が発覚した。これによって、機内に持ち込む荷物の厳しい制限がされた。8月末に赤ちゃんを連れた人のミルクが持ち込み可となるなど、若干の緩和はされたが、空港の保安検査は、フィジカルの金属探知機が設置されている場所で、荷物はX線による通常の検査を受けた上に、搭乗直前にも係員による手荷物検査が行われるなど、物々しい雰囲気だった。持ち込み付不可な物としては、液体状の形状の物は勿論、ゲル状、クリーム(練)状の物まで、制限されていた。保安検査を受ける為の人が長蛇の列になっていた。

持ち込み不可な品として、ゲル状、クリーム状と定義されると、歯磨き用クリームの他は、化粧品が殆どで、例えばリップグロス・ネイル(除光液は揮発性があるので元々持ち込めない)・マスカラ・日焼け止めクリーム・アイライナー・パレットタイプの口紅類も駄目であった。普段当り前のように化粧ポーチに入っているリップグロス等は、スーツケースを預ける時に忘れがちである。実際私も、リップグロスとマスカラが没収となった。(航空会社のカウンターに預けて、帰国時に受け取れるが、再び長蛇の列に並び保安検査を受けな直さねばならない)。
クリックすると元のサイズで表示します 比重による検査機に代わって、
導入予定の可燃物か否か見分ける機械。


また、万年筆カートリッジもインクカートリッジが入っていたら駄目とか、蛍光ペン、修正ペン、水性ボールペンも不可とされる。また、スーツケースを預けた後、お土産にと購入した、羊羹・ういろう・プリン・ババロア・ゼリーなども、乗る前に食べてしまうか、捨てるかを選択しなければならない。中部国際空港では、丁度その日、イベントプラザにて、北海道フェアを開催していて、夕張メロンゼリーを買って持っていた人がいて、没収されてしまった。その他、検査の時に、長時間、可か否かで揉めていたのは、季節の食べ物『栗きんとん』だった。「ペースト状だから駄目」という検査官もいれば、「ほぼ固まっているから良いのでは」と言う検査官もいて判断出来かねていた。やっと上司らしき人が来るまで待って、ようやく許可が降りた。

このように搭乗前の手荷物検査に長い時間が費やされた。私も事前に空港へ問い合わせてみたが、「飛行機会社に尋ねて下さい」と言われ、ノースウエストに電話しても混雑しているので「またおかけ直し下さい」と、電話は自動に切れて詳しい問い合わせは出来なかった。航空会社のHP、空港のHPにも記載はあるが、羊羹など食べ物に至る記載はなく、不親切だと感じた。いつまでこの現状が続くか解らないが、せめて空港内のお店では、自分の店で売っている商品が可か否か…張り紙でもして置いて欲しいと感じた。昨年のスーツケースの重量限度変更時然り、航空会社の対応は、何故か不親切だと感じている。

空港内にあるDFSでは、お酒類が全く売れず売り上げが激減しているそうだ。いずれにしても、明らかに『液体』と判る物以外の判断が難しそうだ。搭乗待ちの間、隣に座っていた男性と「液晶の中の液体は良いのですね。もし駄目なら、携帯もパソコンも駄目になってしまいますね」と話していたが、その間、お手洗いへ行こうとすると、再び、その検査場を通過しなければならず、お互いに貴重品以外の荷物を預けあっていく事にした。このように安全の為とはいえ何かと不便を感じてしまった。
巡回する警官(ローガン空港にて)クリックすると元のサイズで表示します 

ところが、一旦アメリカに入国してからの乗り継ぎ便は、フリーパスで驚いた。先に搭乗し座席に着いていた私の目に写ったのは、今までのようにハンバーガーとコーラを持った人がそのまま搭乗して来る姿だった。厳しいのは国際線だけ…というのも、何だか不思議な気がしていた。デトロイトからの飛行機は気流の関係でよく揺れたが、定刻どおりボストンのローガン空港に到着した。到着ゲートから出口に向って歩いていると、銃を持った警官とすれ違った。5年前の9月11日に起きた同時多発テロを起した飛行機は、このボストンのローガン空港から飛立った機体だった。心の中に重い物を感じながら、誰もがもっと気軽に快適な空の旅が出来る日が、再び訪れる事を願いたいと思った。

◎以下、各空港HP(機内持ち込み荷物について)
・中部国際空港
http://www.centrair.jp/news/news-article/1177748_840.html
・成田空港
http://www.narita-airport.jp/
・関西空港
http://www.kansai-airport.or.jp/


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