2006/9/20

野球の聖地「クーパースタウン」殿堂と博物館No2 (Hall of Fame)  Boston Red Sox・MLB

「The Baseball Hall of Fame and Museum」は、その名前の如く、野球殿堂と博物館が1つの建物の中に凝縮されているのだが、やはりメインは、その殿堂とされるフロアである。建物の玄関を入ると、エントランスに係りの人がいて、チケットの半券は切られることなく「記念にして下さい」と言われ、手の甲にスタンプを押される。これが1日出入り自由の印となり、チケットは綺麗なまま持ち帰る事が出来る。ささやかな気配りの気がするが、殿堂のコーナーへ行くと、自分が手にした一枚のチケットにすら神聖さを感じてしまい大切にバックへと納めた。順路としては、2Fの野球の歴史関係の展示から観るらしいが、私は、何かに吸い寄せられるように「Hall of Fame」…殿堂のホールへと足を運んでいた。
クリックすると元のサイズで表示します威厳のある「The First 5」のレリーフ。

往年の名選手のレリーフが飾られ、正面には、「The First 5」と呼ばれる1936年殿堂が建設された当初に殿堂入りした「Babe Ruth」「Walter Johnson」「Christy Mathewson」「Ty Cobb 」「Honus Wanger」の5人のブロンズのレリーフが、誇り高く掲げられている。周囲を取り囲む殿堂入りした名選手達の名前は、250人を超え、名前のスペルを辿って行くと、野球ファンとして日の浅い私でも、見慣れた選手の名前が並んでいて、鳥肌が立つような感覚になり、自分がそこに立っている事自体、勿体無いような気持ちさえしてくる。さて、この殿堂入りの基準だが、説明のプレートには、多くの厳しい条件が連ねられていた。まず絶対不可欠な条件として、「メジャーリーグで10年以上プレーをし、引退後5年経過している事」が挙げられている。よって2006年に殿堂入りするのは、2001年に引退した以前の選手の中から選ばれる事になる。そして選手として「残した記録」「野球技術」、更に「高潔で、スポーツマンシップ、人格的にも優れ、所属チームに貢献した者」という既定の基に、10年以上の経験を持つ野球記者協会の会員が選出、得票数75%以上を得て晴れて殿堂入りとなるそうだ。

条件が記載されたプレート。 クリックすると元のサイズで表示します

また、前記した最低基準の資格を得15年以内に選ばれなければ無効とされる、というルールもある代わりに、ベテランズ委員会と呼ばれる有識者の組織からの選出方法もあり、選手だけでなく、監督、球団フロント、審判、アナウンサーとか、野球に貢献した人が選ばれる他、そのベテランズ委員会には、元選手で基準15年を経過して資格を失った後の殿堂入りをさせる任務が与えられているという。メジャーリーグの歴史130年の中で、その栄誉を得た選手達は、ブロンズのレリーフからでさえも、神々しい何かを感じられた。「Hall of Fame」…野球界の偉人が一同に集まる場所。先に挙げた5人の他に、ルー・ゲーリック、ジョー・デマジオ、テッド・ウィリアムス、ハンク・アーロン、ノーラン・ライアン、オジー・スミス、サイ・ヤング、ロベルト・クレメンテ……。偉大な彼らの笑顔に見守られて、体全体が温かい空気に包まれているような豊かな気持になれた。
クリックすると元のサイズで表示します ベーブ・ルースのレリーフ。
テッド・ウィリアムズのレリーフ。 クリックすると元のサイズで表示します

尚、この「The Baseball Hall of Fame and Museum」は、3階建ての造りになっており、2階には、ベースボールの起源から現在までの歴史を網羅した展示場となり、3階は野球場の変遷を中心に、これまでのオールスター戦やワールドシリーズの展示となっている。2階にあったベーブ・ルースの部屋があり、レッドソックスからヤンキースへ売られた時の小切手の展示もあって、非常に印象深かったが、それはまた、近代野球発祥の地のダブルディ球場や、街並の野球グッズのお店の写真と共にNo3として、改めて書こうと思っている。
クリックすると元のサイズで表示しますベーブ・ルースに支払われた小切手。
(分割で支払われた内の1枚)


◎The Baseball Hall of Fame and Museum公式HP
http://www.baseballhalloffame.org/
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