2007/3/4

花を愛したモナコの王妃…グレース・ケリー展  日記(今日思うこと)

三方をフランスに囲まれ、一方は地中海に面した世界で二番目に小さな国…「モナコ」。この国の名前を聞いて人それぞれ、何を思い浮かべるだろう?。車の好きな人は「F-1グランプリ」や、「モンテカルロ・ラリー」。アメリカのラスベガスの人気に負けじとも劣らないカジノ。いやきっと「モナコ」という国の名前を世界に知らしめたのは、モナコ公国のレニエ公に嫁いだ、当時アメリカのハリウッド女優だった、グレース・ケリーに違いない。「モナコ」=グレース・ケリーと思い浮かべる人は、きっと多いと思っている。「モナコ」の美しさは、限りなく澄み切った空の下、太陽の光をふんだんに浴びた国土には、季節の花が絶えず咲き誇り、バロック形式やネオ・バロック形式など趣向を凝らした建築物が立ち並ぶ。そして眼前には地中海の紺碧の海が広がっている…。国全体が"リヴィエラの真珠"と呼ばれ『地上の楽園』とも言われている。その「モナコ」に、より一層の輝きを与え、世界中の人々から注目を浴びさせたのが、グレース・ケリーのシンデレラストーリーだった。
クリックすると元のサイズで表示します ガルニエのデザイン…グラン・カジノ

レニエ公とグレース・ケリーの出会いは、1955年、グレース・ケリーがオスカー賞を受賞してカンヌ映画祭へ出席した際、「パリ・マッチ誌」のお膳立てで、モナコ公国を訪問、レーニエ公に紹介された。2人は意気投合し、グレース・ケリーがアメリカに帰った後も手紙による交際が続いたという。そして、1956年4月18日、壮麗な装飾が施された戴冠の間で、レニエ公とグレース・ケリーの法的結婚式が行われ、翌19日、カテドラル教会に於いての宗教的結婚式が執り行われた。特別に注文された19世紀のレースと上質のシルクタフタで造られた豪華なウェディングドレスと、無数のパールが散りばめられたヴェールに身を包んだグレース・ケリーは、高貴な美しさに満ち溢れ世界中の人々を魅了した。
クリックすると元のサイズで表示します ハリウッド時代のグレース・ケリー

可愛さと気品溢れるウェディングドレス姿。 クリックすると元のサイズで表示します

レニエ公は、7世紀の歴史を誇る名門・グリマルディ家の血を引き、26才の時、祖父の後を継いでモナコを治めるようになった。若いレニエ公は、内気で口数も少なかったが、真面目でモナコの国をこよなく愛し、国土開発にその若き情熱を注いだ。斬新な建物を次々と建て、文化、産業を支援しながらモナコ経済を豊かにして行った。モナコ国民はそんなレニエ公に尊敬と感謝の気持ちを抱いていたという。その君主が素晴らしい女性と出会い、妃として迎えた。しかしグレース公妃は結婚当初、フランス語も話せず国民から部外者扱いをされたように孤独感を感じていたが、バラ園を造るなど花を心から愛し、文芸に深い知識と関心を持つ知性を高め、フランス語、ドイツ語も身につけて行った。
クリックすると元のサイズで表示します 公妃に捧げられたバラ…プリンセスオブモナコ

公妃が作成した押し花 クリックすると元のサイズで表示します

中でも「押し花〜Pressed Flowers〜」のアーティストとしては、世界的に著名であり、何冊かの著作本も発表、ピアジェはグレース公妃のデザインした押し花を、スカーフにデザインして発売している。また、彼女のファッションは、ドレスに始まり、帽子、バッグと小物に至るまで、世界中の注目を集めた。そして、現在も彼女の名を残す、エルメスのケリーバッグ…。これは公妃が長女、カロリーナ公女を妊娠した際に、マスコミに妊娠を悟られないよう、エルメス社のバッグ「サック・ア・クロワ」で腹部を隠して公務に出席したを契機にして、世界的に有名となり「ケリーバック」と名付けられた。また公妃は、病院、老人ホームへの訪問など、慈善事業にも力を注ぎ、53才という若さでこの世を去るまで、モナコ公妃としての全ての役割に、全身全霊を注いだという。
クリックすると元のサイズで表示しますデイオール(右)とシャネルのドレス(左)

公妃が愛用したケリーバック。 
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グレース・ケリー展は、名古屋では、2月16日から26日までJR高島屋特設会場で開催された。公妃が残したプレストワークの作品の数々、そしてこれまで、門外不出だった公妃愛用のケリーバッグを含め、帽子、手袋、スカーフ等の小物から、イブニングドレスの数々、レニエ公と初めて会った時のドレス、法的結婚式に着用したツーピース等、多数の公妃所縁の品々が出品されていた。これら王室の私蔵品は、日本で開催された本展示会が、この後開催されるモナコ、アメリカでの展示に先駆けての世界初公開となった。尚この後、大阪、東京、広島、神奈川、北海道と全国を移動し展示公開される。
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◎グレース・ケリー展 公式HP
http://www.vogue.co.jp/gracekelly/
◎写真は、パンフレットを転写。一部友人撮影。
グレース・ケリーの名前は結婚後「公妃」と記載した。
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