2007/3/12
スピンさんの欧州便りNo17…グレース王妃とモナコの写真(1) スピンさんの欧州便り
今日は、ほたるさんがブログに書いてたプリンセス・グレースとモナコの写真を送ります。モナコの人は今でもプリンセス・グレースの事が大好き。古い写真も送りますから、それも見てくださいね。
ミラノからモナコまでは約300Km。アウトストラーダ(高速道路)を使うと3時間ちょっとで、フランスとの国境です。ここからは、もう海岸線にモナコの町並みが見えてきます。以下がモナコの海岸線のほぼ全景です。手前(イタリア側)から、モンテ・カルロ地区(Monte-Carlo)、遠くの岬がモナコ・ヴィル(Monaco-Ville)、その手前がモナコ港湾地区のラ・コンダミーヌ(La Condamine)、山側のモネゲッティ(Moneghetti)、モナコ・ヴィルの向こう側がフォンヴィエイユ(Fontvieille)。モナコの面積は約2㎢日本の皇居+皇居外苑(約2.6㎢)よりも狭い国です。
(写真は全てクリックで拡大します。是非、拡大して見てください)。

モナコ・ヴィル(逆方向から)
※王室の主な建物はここにあります。上から見ると凄い断崖絶壁、右はフォンヴィエイユ港です。
ここからの写真は、友達から貰った古い写真を何枚か。この友達のご両親はモナコに別荘を持っていて、プリンセス・グレースのファンだそうです。
成婚の記念切手(実物)
1956年4月19日の消印が押されています。
モナコ王室の公式写真
教会(La Cathédrale de Monaco)
での結婚式。まるで映画のワンシーンのように美しいプリンセス…。
祈りの時…。
。
手には鈴蘭のブーケ。
教会から出てきた所。
モナコ王宮(Le Palais Princier)
窓のアップ…手を振る御二人。
現在の王宮(1956年の写真と同じ角度)
La Cathédrale de Monaco.
教会の内部→
←天井画
グレース(Gratia Patricia)のお墓
※プリンセス・グレースのお墓は教会の奥にあり、いつも沢山のお花が供えられています。
レーニエ3世(Rainierives V)のお墓
2005年4月亡くなりました。
※レーニエVが亡くなった時のアンティークショップのウィンドウ。
写真に黒いリボンが掛けられています。↓

これはエルメスのウィンドウ。
※商品が取り除かれて、モナコの国旗と写真が飾られています。
これらの写真から、レーニエ公やグレース妃が如何に国民から愛されていたかが、わかります。
プリンセス・グレースのブロンズ像。
プリンセス・グレース薔薇園
※Le Parc paysager de Fontvieille et la Roseraie Princesse- Grace
(フォンヴィエイユ プリンセス・グレース薔薇園)
◎お詫び…レーニエ公のお墓の写真を、グレース妃のお墓の写真と間違えて掲載していましたので、UPし直しました。お詫び致します。by hotaru...3/12 11:00AM.
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ミラノからモナコまでは約300Km。アウトストラーダ(高速道路)を使うと3時間ちょっとで、フランスとの国境です。ここからは、もう海岸線にモナコの町並みが見えてきます。以下がモナコの海岸線のほぼ全景です。手前(イタリア側)から、モンテ・カルロ地区(Monte-Carlo)、遠くの岬がモナコ・ヴィル(Monaco-Ville)、その手前がモナコ港湾地区のラ・コンダミーヌ(La Condamine)、山側のモネゲッティ(Moneghetti)、モナコ・ヴィルの向こう側がフォンヴィエイユ(Fontvieille)。モナコの面積は約2㎢日本の皇居+皇居外苑(約2.6㎢)よりも狭い国です。
(写真は全てクリックで拡大します。是非、拡大して見てください)。

モナコ・ヴィル(逆方向から)

※王室の主な建物はここにあります。上から見ると凄い断崖絶壁、右はフォンヴィエイユ港です。
ここからの写真は、友達から貰った古い写真を何枚か。この友達のご両親はモナコに別荘を持っていて、プリンセス・グレースのファンだそうです。

1956年4月19日の消印が押されています。
モナコ王室の公式写真


での結婚式。まるで映画のワンシーンのように美しいプリンセス…。
祈りの時…。


手には鈴蘭のブーケ。


モナコ王宮(Le Palais Princier)


現在の王宮(1956年の写真と同じ角度)


教会の内部→


グレース(Gratia Patricia)のお墓

※プリンセス・グレースのお墓は教会の奥にあり、いつも沢山のお花が供えられています。

2005年4月亡くなりました。
※レーニエVが亡くなった時のアンティークショップのウィンドウ。
写真に黒いリボンが掛けられています。↓

これはエルメスのウィンドウ。

※商品が取り除かれて、モナコの国旗と写真が飾られています。
これらの写真から、レーニエ公やグレース妃が如何に国民から愛されていたかが、わかります。

プリンセス・グレース薔薇園

※Le Parc paysager de Fontvieille et la Roseraie Princesse- Grace
(フォンヴィエイユ プリンセス・グレース薔薇園)
◎お詫び…レーニエ公のお墓の写真を、グレース妃のお墓の写真と間違えて掲載していましたので、UPし直しました。お詫び致します。by hotaru...3/12 11:00AM.

2007/3/12
スピンさんの欧州便りNo17…グレース王妃とモナコの写真(2) スピンさんの欧州便り
以下の写真は、Le Jardin Japonais(日本庭園)です。この公園はモンテ・カルロのプリンセス・グレース通り(Avenue Princesse-Grace)にあって、「モナコに日本庭園を」と言うプリンセス・グレースの希望を叶える為にレーニエV世が日本の造園家に依頼して造った本格的な日本庭園で、完成は1994年5月です。(写真は全てクリックで拡大します)。
『大自然の山や丘、滝やせせらぎを再現した驚くべき本物の芸術』(紹介文・抜粋)
賑やかなモンテ・カルロから公園に入ると、モナコとは思えない静寂です。庭石や木はモナコの周辺国から調達したそうです。広さは7000u、狭くて不動産が高額なモナコの中心部としては凄く贅沢な空間です。

静寂な空間…。
池には鯉もいっぱいです。
“KOI”の種類も書いてあって勉強になります。
左奥の建物は茶室です。
※この入り口に掛けられた「雅園」の文字は“Jardin de Grace”を漢字にしたものだそうです。
橋の周りには「かきつばた」が…。
◎池に掛けられた橋は、八橋の造りになっています。
八橋とは、庭の池などに継ぎ足して掛けた幅の狭い板橋の事で、三河八橋が有名です。
三河八橋は、在原業平がこの地に咲く「かきつばた」にかけた歌を詠んだと、されています。
「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」
以上、このお庭を歌人・業平が訪れていたら…と思った、ほたるの飛び入り?余談でした。
流れる滝がまるで日本のよう。
“ZEN-GARDEN”と呼ぶ人もいます。
東屋の施工者一覧表
※造った人達の名前が書かれ、掲げられています。↑
入り口の門
※ここの右側が駐車場への入り口になっていて、なんと!この庭園の地下は全部駐車場。
当時にしても、すごい工事だったんでしょうね。
細部にも手抜きが無いんですけど…
残念なのは、この案内図の「日本庭園 モナコ」の文字。 私が書き直してあげたいけど、そうすると事態(字体)は悪化しそう…ほたるさんが行った時にお願いします。案内図を見ると分かるように、公園の南側は地中海。最初の写真では真ん中に写っています。(防波堤に囲まれたモナコ・ビーチの上)。↓

日本がモナコと正式に国交を結んだのは去年の12月。プリンセス・グレースやレーニエV世は日本の事が好きだったそうだけど、遅すぎたんじゃないかな?
…と言う訳で、カジノとかF1の写真もあるけど、5月にはモナコGPがあるから、それは、また今度ね。Ciao ciao.
◎以下ほたるの(本当の)ひとり言
3月4日の記事で『グレース・ケリー展』について、書いた時、スピンさんならきっと、もっと素晴らしい写真をお持ちなのでは?と、思った。しかし、暫く何も連絡がないので、今度ばかりは予想外れか?(内心、苦労して図録等から写真を撮った私は「やった!」)と思ってしまったが、何とお仕事が忙しかったので、仕事を溜めてしまっていたという事だった。溜まった仕事の量は『過去最高』だそうで、それを「えっへん!」と書き送って来られたスピンさんは、やはり只者ではない!と、確信した。特に今回は『グレース・ケリー展』の開催者も真っ青!?の写真ばかりだと思った。スピンさん、いつも貴重な写真をありがとうございます。
◎スピンさんから、追加の写真を頂き、3枚追加UP致しました。...by hotaru.3/12 11:10AM.
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『大自然の山や丘、滝やせせらぎを再現した驚くべき本物の芸術』(紹介文・抜粋)
賑やかなモンテ・カルロから公園に入ると、モナコとは思えない静寂です。庭石や木はモナコの周辺国から調達したそうです。広さは7000u、狭くて不動産が高額なモナコの中心部としては凄く贅沢な空間です。

静寂な空間…。


“KOI”の種類も書いてあって勉強になります。
左奥の建物は茶室です。

※この入り口に掛けられた「雅園」の文字は“Jardin de Grace”を漢字にしたものだそうです。

◎池に掛けられた橋は、八橋の造りになっています。
八橋とは、庭の池などに継ぎ足して掛けた幅の狭い板橋の事で、三河八橋が有名です。
三河八橋は、在原業平がこの地に咲く「かきつばた」にかけた歌を詠んだと、されています。
「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」
以上、このお庭を歌人・業平が訪れていたら…と思った、ほたるの飛び入り?余談でした。
流れる滝がまるで日本のよう。


東屋の施工者一覧表

※造った人達の名前が書かれ、掲げられています。↑

※ここの右側が駐車場への入り口になっていて、なんと!この庭園の地下は全部駐車場。
当時にしても、すごい工事だったんでしょうね。
細部にも手抜きが無いんですけど…

残念なのは、この案内図の「日本庭園 モナコ」の文字。 私が書き直してあげたいけど、そうすると事態(字体)は悪化しそう…ほたるさんが行った時にお願いします。案内図を見ると分かるように、公園の南側は地中海。最初の写真では真ん中に写っています。(防波堤に囲まれたモナコ・ビーチの上)。↓

日本がモナコと正式に国交を結んだのは去年の12月。プリンセス・グレースやレーニエV世は日本の事が好きだったそうだけど、遅すぎたんじゃないかな?
…と言う訳で、カジノとかF1の写真もあるけど、5月にはモナコGPがあるから、それは、また今度ね。Ciao ciao.
◎以下ほたるの(本当の)ひとり言
3月4日の記事で『グレース・ケリー展』について、書いた時、スピンさんならきっと、もっと素晴らしい写真をお持ちなのでは?と、思った。しかし、暫く何も連絡がないので、今度ばかりは予想外れか?(内心、苦労して図録等から写真を撮った私は「やった!」)と思ってしまったが、何とお仕事が忙しかったので、仕事を溜めてしまっていたという事だった。溜まった仕事の量は『過去最高』だそうで、それを「えっへん!」と書き送って来られたスピンさんは、やはり只者ではない!と、確信した。特に今回は『グレース・ケリー展』の開催者も真っ青!?の写真ばかりだと思った。スピンさん、いつも貴重な写真をありがとうございます。
◎スピンさんから、追加の写真を頂き、3枚追加UP致しました。...by hotaru.3/12 11:10AM.
