2007/10/10

繭で作った花…「花まゆ」の作品展示を観て…No2  日記(今日思うこと)

「花まゆ」の作品を生でを観て感動したが、残念な事に衰退の途を辿っている、日本の養蚕業について少し書こうと思う。日本の養蚕業の歴史は古く、弥生時代に、中国大陸または、朝鮮半島から伝来したとされている。幕末から昭和初期にかけて全盛期を迎え、海外にも良質の生糸を大量に輸出していたが、化学繊維の開発、和服離れ、安価の輸入糸の普及…等の理由で養蚕業は斜陽化、昭和50年代後半頃から次々と廃業するに至った。現在では、福島県の伊達市や、群馬県の安中市等の一部の地域で高品質の生糸作りが行われている。尚、福島県伊達市梁川で書き残された養蚕技術書は、交配技術の遺伝学研究の貴重な資料となり、フランス語に翻訳されて、フランスのパスツール研究所で教材として使用されたという。また平成2年から皇居の紅葉山御養蚕所では、皇后様の手によって日本の純粋種と言われる「小石丸」という蚕が飼育されている。「花まゆ」の作者、酒井登巳子さんは、繭の新しい表現方法となる「花まゆ」によって、日本の繭と絹の美しい魅力を1人でも多くの人に伝えたい…と、その著の中で結んでいる。

※以下「繭から生まれた花」より転写した写真(クリックで拡大)
クリックすると元のサイズで表示しますチューリップ…繭の形が生きている。

八重桜と緑の葉 クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します渋いワインレッドの薔薇

「花まゆ」の花びらの作り方…(右上から順に)
繭の内側から1枚ずつ剥ぐ。クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します出来上がった「花まゆ」の薔薇。

汚れてしまったくず繭達クリックすると元のサイズで表示します
(品種は、皇居で飼育されている小石丸)

※以下、ヒルトンプラザの方に許可を頂いて撮った写真。
クリックすると元のサイズで表示します

拡大すると繭で出来ていると分るクリックすると元のサイズで表示します

★20代から40代まで…参加した4人、それぞれの絹で出来た和服の装い…。
クリックすると元のサイズで表示します銘仙(左)とロウケツ染めの紬を着て。

単の付け下げに箔の帯クリックすると元のサイズで表示します
(帯留めはトンボ玉)

クリックすると元のサイズで表示します地空きの兎模様の泥大島(筆者)
帯はすくいの桔梗柄の紬袋帯。帯留めは清水焼の兎(9月という事で合わせてみました)。

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