2006/7/8

日本人初、W杯3位決定戦で主審を務める上川徹氏…その試合を前に  サッカー&ワールドカップ・ドイツ大会

後、数時間経つと、シュトットゥガルト競技場では、アンセムの曲をバックにして、ドイツとポーランドの選手が入場してくる。その先頭には、公式球・チームガイストを持った上川氏と、広嶋氏、金氏(韓国)の姿が観られるのだ。私はあの入場のシーンにはいつも、立毛筋が刺激されて、震えが来るほど興奮する。今から各国からの選りすぐられた選手達が、自分自身と国の誇りをかけて、1つのボールに夢を託して追いかける…。そう思うだけで胸が熱くなって来る。1ヵ月に及んだW杯も残す試合は後2試合…その名誉ある3位決定戦の主審に選ばれた上川氏は、NHKのインタビューで
 「ここまで来ると全ての選手が勝者。勝者達のプレーに笛が吹ける事を光栄に思う」 と答えていた。
クリックすると元のサイズで表示します大会前の主審達…既に約半数は帰国。
前列一番左端が、笑顔の上川氏。


上川チームは、W杯で一次リーグの2試合を担当したが、最初は開幕当日のポーランド対エクアドル戦だった。上川氏も念願叶い、意気揚々とピッチに立ったが今大会の審判の改革の目玉とも言われた、無線交信システムが故障してしまったそうだ。主審と副審2人の声が同時に聞こえ、より精度の高いジャッジを下す為の新兵器がいきなり壊れてしまったのだ。副審の広嶋氏には、雑音と共に「聞こえる?返事ないなぁ」という上川氏の声が聞こえてきたという。結局後半は3人とも外し、自分達個人の冷静な判断だけを頼りにジャッジしたそうだ。この試合のジャッジが好評を得て、掴んだ2試合目のイングランド対トリニダード・トバコ戦では、無線の故障はなくその威力が発揮できたそうだが、上川氏らの、どんなハプニングにも冷静に対応できる事…審判として大切な1つの技量だと思った。
ピッチを走る上川氏…勇姿が間もなく観られる。クリックすると元のサイズで表示します

上川氏が、2試合を担当して、とても嬉しかった事は、試合後に負けたチームの選手が握手を求めてくれた事だったそうだ。敗者から、自分の判定を認めて貰える程光栄な事はないのだろう。上川氏は「世界の大会でも通用するんだという充実感があった」と語っていた。いよいよ3位決定戦…それも開催国ドイツの試合の主審…。この審判に選ばれた事を、メダルで評価するなら銀メダルに匹敵する価値があると思う。今から始まる試合は、日本サッカー界にとっても、歴史に刻まれるべき試合になるだろう。上川チームの偉業を、ここまで勝ち進んできたドイツ、ポルトガル2チームの選手、関係者と同じく、敬意を持って見届けたい気持でいる。入場後、両国・国歌斉唱の後、コイントスをし、両チームキャプテンとの固い握手の後、やがて上川氏の吹く試合開始のホイッスルで、歴史に残る試合の幕が開けられる。

◎箸休め
私は結局、ベッドに入って寝付いても、すぐ目が覚めてしまう状態で、まるで遠足前の子供のようだ。何だか、歴史的瞬間を観られると思うと、胸が躍ってしまうのだ。深呼吸してもう少し横になり「その時」を待とうと思っている。。

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2006/7/9  8:55

 

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