2007/5/3

メジャー開幕1ヶ月…投手陣(大塚、斉藤、岡島ら)の活躍に思う事  Boston Red Sox・MLB

メジャーリーグが開幕して1ヶ月、日本人選手としては野手の怪我人が相次ぐ中、投手陣の活躍が際立っている。まず、日本では1勝しかあげていなかった、トロント・ブルージェイズの大家友和が、先月29日の対レンジャーズ戦で、今季2勝目を上げ、日本人投手としては、野茂英雄の123勝に次ぐ50勝目を挙げた。レッドソックスの松坂大輔も、制球に苦しむ場面も多々あるが、登板時には6回以上投げて3勝を記録し、先発投手としての役割を果たしている。ニューヨーク・ヤンキースの井川慶も、救援登板して活躍し怪我に苦しむヤンキースの先発投手陣の中で奮闘し2勝を挙げている。
クリックすると元のサイズで表示します「ヨッシャー」の声で防御率0点台の大塚。

更に投手陣の中で、TV放送ではなかなか見られないが、救援陣の活躍が目覚しい。テキサス・レンジャーズの大塚晶則は、これまで9回と2/3を投げ、1勝3セーブと数字は地味だが、防御率0、93で1点未満としており、ロサンゼルス・ドジャーズの斉藤隆は、13回と2/3で1勝0敗、7セーブと、ストッパーの地位を確立している。また、以前にも取り上げたが、レッドソックスの岡島秀樹は、メジャー初マウンドの初球でホームランを打たれたが、その後は気が引き締まったかのような投球が続き、2試合目からの登板で12回連続無失点を続けている。

この救援陣の活躍…彼らがメジャー入りした時、関係者の誰が?この活躍を予想しただろう。彼らにとって初年度は特に、年棒は勿論、環境もけっして優遇されていた訳ではなく、自らの力で勝ち残っていっていると言える。特に大塚は今季でメジャー4年目、サンディエゴ・パドレスでのデビュー当初は、セットアッパーとしての立場を築きあげ、2年在籍するうちに8回は大塚、9回にトレーバー・ホフマンという勝利の方程式を確立するとともに、リリーフの要として活躍、2005年のオフにレンジャーズへ移籍後は、4月末より守護神として日本人では2人目となる30セーブを超える32セーブを記録、今季は年俸300万ドル(約3億6000万円)という契約金を手にした。レンジャーズは2003年のサイ・ヤング賞投手エリク・ガニエを、クローザーとして獲得したが、怪我で欠場が続いており、大塚が孤軍奮闘している。大塚の研究熱心さは有名で、各球場の風向き、芝の状態なども計算の上で投球しているという。
今季より一世風靡・セピアの曲… クリックすると元のサイズで表示します
「前略、道の上より」の「ソイヤッ」に乗って登場する斉藤。


また2年目のジンクスを、打ち破りつつある斎藤は、日本で投げていた頃より球速が増しているらしい。ストレートと切れのいい変化球とのコンビネーションで、昨年度、投球回数が、80回弱ながら107三振を奪った手腕は衰えていない。斉藤の年棒は、昨季、マイナー契約からスタートした為、50万ドル(約6000万円)だった。それが今季は、新人として24セーブを挙げ、地区優勝に貢献した事を認められ、異例?のUPで、1年100万ドル(約1億1500万円)、出来高30万ドル(3400万円)で再契約している。それに比べ、今年メジャー初挑戦の岡島の年棒1億3000万円は、決して安くもないのだが、レッドソックスでベンチ入りしている選手25人の中では、下から数えた方が早い金額だ。
クリックすると元のサイズで表示します 謙虚で笑顔が爽やかな岡島。

岡島の活躍として圧巻だったのは、ヤンキース戦での投球ぶりだった。元チームメイトだった松井秀喜がバッターボックスに立った時、岡島は『何でここにいるんだ』と顔をまともに見られなかったそうだが、その投球内容では「あそこまでコントロールが良かったのか?!」と松井を驚かせた。打者の左右に関わらず、効を成しているチェンジアップ、そして本来、得意のカーブも切れが良くなっており、更に捕手とサイン交換の後、1度キャッチャーミットから視線を切り、右手をダイナミックに上げる個性的なフォームが、打者からは、大変打ち辛いのだそうだ。

フランコナ監督からの信頼も厚いクリックすると元のサイズで表示します

NYのデーリー・ニューズ紙面で、コラムニスト、ビル・マッデンは「ヤンキース入りを熱望していた、岡島にオファーも出さずに、宿敵のレッドソックスに持って行かれた」と皮肉った。『メジャー初球でホームランを打たれた時は、どうなるかと思ったが、ここまで投げて来られたのも皆さんのお陰だし、大輔君も色々と手伝ってくれた。周りの皆さんに感謝したい』…自らを陰のヒーローと名乗る岡島は、今日も緊迫した場面で指名を受けると、帽子を取って一礼しメジャーのマウンドに立つ。どの世界でも陰のヒーローこそ、最も大事な存在なのだと証明する為に…。(文中敬称略)

★岡島秀樹投手…月間最優秀新人賞受賞!おめでとうございます。
(アメリカンリーグ、4月に於いて) 

尚、岡島は、現地時間の5月2日、対オークランド・アスレチックス戦の8回に登板し、
打者3人に対して投球、0点に押さえ13回連続無失点を続けている)5/3.10:45AM by...hotaru.
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