2005/10/23

レッドソックスのOB ?ロジャー・ クレメンス  Boston Red Sox・MLB

いよいよ、ワールドシリーズの開幕だ。1年前の思い出は尽きないが、また新しいドラマが生まれるのを楽しみに、TV観戦しようと思う。ホワイトソックスVSアストロズ、両チーム共に、先発投手が充実している事は周知の通りだが、今日の先発予定のクレメンスと、コントレラス。両ピッチャーとも、近年、ヤンキースに席を置いていたピッチャー同士であるが、クレメンスはご周知のとおり、レットソックスから、メジャーデビューし12年間、在籍している。その後ブルージェイズ、ヤンキースへと移り、引退をほのめかしながらも、地元に戻り、アストロズと契約、現役を続けてきた。ヤンキースへ移籍した当時は、ボストンファンから激しい怒りをかった事実があるのも、それだけ偉大な大投手だったからであろう。

彼が引退を、ほのめかした理由は、母親への想いがあったからだと言われている。10年前から病を患っていた母親に、殿堂入りを見せたかった。殿堂入りは引退後5年経過しないと実現できない。彼は母の病状を気遣いながら、引退の時期を悩んでいたようであった。しかし、その引退を止めさせたのも母の言葉だったという。『お前が登板する日は必ず観に行くから』クレメンスは、再び、現役続行を決意した。そして昨年度は自身7度目の「サイヤング賞」を受賞、今年4月の授与式には、車椅子に乗った母の姿もあった。43才を迎えた今シーズンも、先発投手として32試合登板し、13勝2敗。サイヤング賞こそ逃したが、怪我に泣かされながらも、防御率を1点台に保った事は見事としか言いようが無い。

そして、9月14日の午前4時30分、最愛の母が他界した。その日、皮肉にも、クレメンスは先発登板の日だった。臨終を見届けた後、夜も明けないうちに自宅からヒューストンに舞い戻り、夜明けを待ってエージェントに先発決行を告げた。そして、マウンドに立ったのである。しかし、通算669回目のマウンドは、過去に例の無い状態になった。ルーキーのように地に足がつかず、初回、四球を与え、ヒットを浴び、内野ゴロで生還させてしまった。クレメンスはこの日、何と、僅か10球で1点を献上してしまったのだ。だがこの1点を与えた事により、我に返れたという。チームメイトの声援も聞こえるようになり、冷静さを取り戻した。チームは3対1と逆転し、結局7回ワンナウトを投げ、観客3万人強のスタンディングオベーションに見守られながら、マウンドを降りた。亡き母に捧げる勝利だった。

話は変って、クレメンスが、あくまでも三振にこだわり続け、自分の4人子供の名前は全て頭文字が、Kから始まっている話は有名だ。そして、今年、長男のコビーが、ドラフト8巡目で、アストロズから指名を受けた。息子コビーがメジャー昇格するまで現役を続け、是非、同じユニフォームを着て、史上初、親子で、プレイして欲しいと願う。更に、クレメンスが尊敬しているという、44才で自身7度目のノーヒットノーランを達成したノーラン・ライアン。彼の引退年齢46才を、超えて欲しいものだと願っているのである。。今日の、クレメンスのピッチングぶりも、非常に楽しみにしている。
クリックすると元のサイズで表示します 43才にして防御率トップの迫力ある投球
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