2007/5/15

16試合連続無失点…「あっちむいてホイ」投法?の岡島秀樹  Boston Red Sox・MLB

現地時間の14日は、地元フェンウェイパークの対デトロイト戦で、松坂大輔が登板する。地元ファンの間での松坂フィーバーはまだ治まっていない様子だが、これまで松坂一辺倒だった地元のボストングローブ誌では、ブルペン投手である岡島秀樹の特集を組むようになった。13日の同誌では「『OK』ajima」と題し「またも岡島がOKな働きをした」と報じた。更に「この日も無失点で伝説になりつつある。防御率0.48」は(守護神の)パベルボンさえジェラシーを覚えるはずだ」と書いており、例えヒットを打たれても冷静な投球で無失点に抑えている所から『神の子』とも呼ばれているそうだ。よってフェンウェイパーク傍の公式グッヅ売り場では、デビット・オルティースと松坂のTシャツの横にゼッケン37番の岡島のTシャツが並べられ、連日売り上げを伸ばしていると言う。
クリックすると元のサイズで表示します 防御率0.48、16試合連続無失点の
岡島秀樹↑


更に日本の新聞各紙でも、岡島の投球フォームについて、面白い?命名をして、特集が組まれるようになった。元々『下向き投法』とか『うつむき投法』と呼ばれてはいたが、以前福島豊が名付けた『あっちむいてホイ投法』という呼び方がなかなか面白いと思った。レッドソックスのフランコナ監督は、初め「打者を見ていないから危険ではないか?」と思ったらしいが、投げる瞬間しっかり?見ている事が分かり安堵したそうだ。同僚のフリオ・ルーゴは「岡島は頭のてっぺんにもう1つ目がある」と言ったり、同じブルペン投手のJ.C.ロメロは「He's on autopilot man.(彼は自動操縦)」と言い、スーパーサブとして活躍しているアレックス・コーラも「His eyes are in his neck.(彼の目は首についている)」と言って驚いているらしい。
正に「あっちむいてホイ」投法?の岡島→ クリックすると元のサイズで表示します

この岡島の投球方法は、岡島が子供の頃、日本ハムファイターズのファンで漫画家の高橋陽一(「キャプテン翼」が有名)が書き、1990年から1991年にかけて、週刊少年ジャンプに連載された『エース』に登場する主人公「相羽一八」が投球する際に、帽子を落として投げる事に影響されて編み出した投法だという。しかし先日民放で特集していたが、巨人入団直後は、暴投に次ぐ暴投で、なかなか制球が定まらず、良い成績は残せなかった。投法の変更を求める首脳陣に対し、ピッチングコーチの鹿取義隆は「子供の頃からの投法を変える必用はなく、リリースポイントの瞬間、腕を出来る限り地面と垂直にするように」とアドバイスし、現在の投法が確立されたそうだ。番組では京都のある街で、畑を耕す岡島のお父さんのインタビューを流していたが「あんな変な投げ方で大リーグに通用しているのか?!」と驚き、少し疑い気味だった事が微笑ましかった。
クリックすると元のサイズで表示します 高橋陽著の漫画…「エース」単行本。

お父さんの疑念?を晴らすかのように、この岡島独自のフォームから投げ出されるカーブやチェンジアップは、名立たるメジャーリーガーの打者達を翻弄し、地元誌では岡島が投げるチェンジアップを「OKI-DOKI」と名付けている。岡島は、初登板時にホームランを打たれたストレートの感覚を、今も忘れずに自分を戒め「あの球を投げない限り、長打にはならないと思っている」と言った。また中日スポーツ誌によると、岡島がまだ確実な戦力と認められていない頃(4月中旬)には、レッドソックスのファレルピッチングコーチから「チェンジアップを投げる時の手首の使い方」を詳しく学び、現在は故障者入りしているが、ブルペン投手の要として2004年から投げている、レッドソックスの鉄腕セットアッパー、マイク・ティムリンからも指導を受け「緊迫した場面は働き甲斐がある」と精神力も高めて来たそうだ。岡島は、12日のオリオールズ戦でも登板したが、岡島の名前がコールされると、満員のスタンドからは大きな歓声と拍手が沸き起こったという。
試合前の練習でチームメイト…クリックすると元のサイズで表示します
タバレス、ペドロイヤと談笑する岡島。(写真は単行本以外、yahoo photoより)


この日の8回、単発のヒットを2本打たれたものの、ランナーを出してからは岡島の『伝家の宝刀』…外角低めのチェンジアップで内野ゴロ併殺を奪い、更に次の打者も内野ゴロに仕留めて無失点、そしてベンチに下がる際には、観客は総立ちとなっていたそうだ。その時のインタビューで岡島は「1点もやれない場面なので、力一杯投げるよりも抑え気味にコントロール重視で投げた」と語り「大歓声は、非常にありがたいです」と照れ笑いしたという。結果、1イニング3分の2を投げ、投げた23球中、20球がストライクで、リーグトップの9ホールド目を記録し、無失点記録を16イニングと更新した。「今日の試合もヤバイ場面がありましたけど、神様はまだ僕に味方をしてくれているのですね」と、はにかむ岡島…。開幕前は「MATSUZAKA」、「DISE-K」の名前しか知らなかった地元ファンの心を釘付けにしている。岡島の投法がメジャーの新名物?としてボストンでは、どんな名前を付けられるか?非常に楽しみである。
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