2007/10/24

フェンウェイパークで演奏した…ドロップキック・マーフィーズ  Boston Red Sox・MLB

レッドソックスのアメリカンリーグ優勝=ワールドシリーズ進出の喜びに浸っていた私の元に、一通のメールが届いた。それは、NHKのBS放送を観て、クローザーのジョナサン・パペルボンがマウンドに上がり、投球練習したいた時にかかった曲の名前と歌っているバンドを教えて欲しいという内容だった。既に私は、レッドソックスが後がない3連敗の絶対絶命の時、この曲が聞きたい…と願いを込めて当ブログに載せているが『I'm Shipping Up To Boston』という曲で、ロップキック・マーフィーズというバンドが歌っていると、返事をさせて頂いた。また、アクセス解析ソフトをみると、検索でも、「レッドソックス、音楽」というキーワードで引いて来訪頂いている事が多い事が分かったので、この曲やドロップキック・マーフィーズについて、書いてみようと思った。
クリックすると元のサイズで表示しますドロップキック・マーフィーズのメンバー

ドロップキック・マーフィーズは、1995年サウスボストンで結成されたアイリッシュ・パンク・バンドで、アイリッシュの血を引くケン・キャッシュ(ヴォーカル、ベースギター)をリーダーとし、7人で編成されている。ギターやドラムの他に、バグパイプやアコーディオン、マンドリン等を使用し、アイリッシュ・トラッド・ミュージックの影響を受けた曲を演奏している。メンバー全員が熱狂的なレッドソックスのファンで、レッドソックスのチームスタッフ内で1900年前半に歌われていた『Tessie』(元、ブロードウェイの曲)をリバイバルで2004年、CD化して発表した。するとその年、レッドソックスは、86年間優勝から遠ざかり「バンビーノ(ベーブルース)の呪い」と言われたジンクスを破って優勝した事から、レッドソックス主催ゲームでの球団公認歌として認定された。また今季ア・リーグ優勝を決めた第7戦では、試合前の演奏者として招かれている。

また、本題の『I'm Shipping Up To Boston』は、2005年リリースしたアルバム『ウォリアーズ・コード』に収録されていたが、2006年のマーティン・スコセッシ監督が韓国映画『インファナル・アフェア』を大胆にリメークした話題作…ボストンを舞台にアイリッシュ・マフィアの世界を描いた『ディパーテッド』の挿入歌に選ばれた。私は映画館で『ディパーテッド』を観たが、『I'm Shipping Up To Boston』は、正に映画の舞台となったサウスボストン出身のバンドの曲だけあって、バグパイプの音が印象的でインパクトの強い曲だった。余談だが、この映画のサウンドトラックの中では、ドブロと呼ばれているアコースティックギターのオリジナル曲『ディパーテット・タンゴ』(ハワード・ショア作曲)も心に響く調べだった。
『ディパーテッド』サウンドトラッククリックすると元のサイズで表示します 
『I'm Shipping Up To Boston』は、フェンウェイで例えばパペルボンがマウンドに上がった時など、勝利を導く曲として流され、ア・リーグチャンピオンシリーズ第7戦でも、例外ではなかった。更にシャンパンファイトの後、選手達がトロフィーを持ってグランドに再登場した際、パペルボンがこの曲に合わせて、ラインダンス(パペルボンダンス)を踊っている。(東地区優勝の際は、ユーキリスらも参加していた)。

※Dropkick Murphysの「I'm Shipping Up To Boston」
映画「デパーテット」シーンがフラッシュバックする。
http://www.youtube.com/watch?v=MKyLgRzOTsY&mode=related&search=

※ア・リーグ東部地区優勝時のパペルボンのラインダンス
http://www.youtube.com/watch?v=uu43lbTrvOQ

※Dropkick Murphys のメンバー紹介。曲は『Tessie』(於フェンウェイパーク)
http://www.youtube.com/watch?v=FYAijiz7nZM&mode=related&search=

またドロップキック・マーフィーズは、プロ野球ファンの人なら聞き覚えのあるバンド名で、日本でもストリート・パンク系のファンから根強い支持を得ており、2005年10月に来日し大阪、名古屋、東京、と4公演のジャパンツアーも行っている。更に今のメンバーではないが、2001年にリリースされたアルバム『Sing Loud! Sing Proud!』の中の「For Boston」は、千葉ロッテマーリンズに2005年から2006年まで属していたマシュー・ネイル・フランコの応援歌として使用されたり(因みにフランコは俳優、カート・ラッセルの甥)、高校野球の応援歌としても演奏されている。また『I'm Shipping Up To Boston』は、今年7月に訪れた長坂秀樹投手所属のナシュア・プライドチームでも流されていた。

※「For Boston」…ライブより
http://www.youtube.com/watch?v=rp02GBczwI4

ドロップキック・マーフィーズの奏でる音楽は、男らしい力強さと乗りの良い楽しさの中にも、せつなさが見え隠れする。ミスマッチとも思われる、バグパイプ等、トラディショナルな楽器の音色と、へヴィなパンク・サウンドのコンビネーションが絶妙で、フェンウェイパークは勿論、ボストンの古い街並みによく似合っていると思う。ワールドシリーズでも、『I'm Shipping Up To Boston』や『Tessie』を、何度か聞く事が出来そうで大変嬉しく思っている。
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