2007/10/26

ワールドシリーズ第1戦…レッドソックス大勝!吹いた追い風?  Boston Red Sox・MLB

ワールドシリーズの開幕戦は、凛として張り詰めた空気が漂い、聖戦のような独特の雰囲気がある。2007年、メジャーリーグのワールドシリーズが、現地時間の24日、レッドソックスのホームであるフェンウェイパークで開幕した。対戦相手は、ナショナルリーグチャンピオン、コロラド・ロッキーズ、ここまでポストシーズン負けなしの勢いがあるチームだった。レッドソックスが開幕戦のホームアドバンテージを得る事が出来たのは、7月11日にサンフランシスコのAT&Tパークで開催された、オールスターゲームでアメリカンリーグが勝利した事による。第1戦は、勿論、試合内容からジョシュ・ベケット、ダスティン・ペドロイアを始めとするレッドソックスの選手達の活躍も、大きな要因ではあるが、私はこのホームアドバンテージが大きく勝敗に関与したように感じた。
クリックすると元のサイズで表示します始球式に参加した1967年のメンバー

この開幕戦で、グリーンモンスターに掛かる星条旗を前に、国歌を演奏したのは「スターウォーズ」や「ハリーポッター」シリーズのテーマ曲の作曲家であり、ボストンポップス・オーケストラの指揮者でもある、ジョン・ウィリアムズ氏。オーケストラ全員が「ワールドシリーズ2007」と書かれたウェアに身を包んでの迫力ある演奏だった。そして、始球式を行ったのは、レッドソックスの永久欠番『8』の「ヤズ」ことカール・ヤストレムスキーで、1967年当時、セントルイス・カーディナルスを相手にワールドシリーズを戦った(3勝4敗)メンバーが終結して、ヤストレムスキーの後押しをした。大歓声が沸き起こる中、ワールドシリーズ初出場のロッキーズの選手達がコールされて行ったが、その緊張した面持ちから、何となく「雰囲気に呑まれている」…ように感じたのは私だけだっただろうか?
ベケットの三振数を掲げる観客クリックすると元のサイズで表示します

更に初回、ロッキーズの打者を圧倒したのが、先発ベケットの投球だった。力強いストレートの攻撃的な投球で三者連続三振を奪い、機動力のあるロッキーズ打線を沈黙させ、2003年ワールドシリーズMVP受賞投手(当時、マーリンズ)の貫禄を見せた。対するロッキーズの先発投手は、メジャー4年目のジェフ・フランシス…。バッターのタイミングを狂わす頭脳的投球で、レギュラーシーズン17勝をおさめた、ロッキーズのエースだったが、ベケットの迫力ある投球に影響を受けたように、投げ急いだ感じがして、先頭バッター、ペドロイアにタイミングを合わされ、先頭打者ホームランを浴びてしまう。因みに第1戦で先頭打者ホームランを打ったのはワールドシリーズ史上、2人目(1人目は1970年オリオールズのドン・ビュフォード…奇遇だがビュフォードも173cmと小柄だった)で、シリーズ中では2004年、レッドソックスのジョニー・デーモンに続く8人目となった。
クリックすると元のサイズで表示します先頭打者HRのペドロイア。
(以上Yahoo photoより)


レッドソックスは、ペドロイアのホームランを皮切りに初回、3点先取すると、5回までに17安打、合計8個の2ベースヒットを放ち(ワールドシリーズタイ記録)、押し出しの四球を含んで13得点と大量点を奪った。一方ロッキーズはベケットの力投の前に、2回トッド・ヘルトンとギャレット・アトキンズが二塁打を放って得た1点のみ…ヒットはこの2回の連続安打と、6回の松井稼頭央が足で稼いだ内野安打を含む6個に留まった。ワールドシリーズまでのポストシーズンを負けなしの7連勝(リーグ優勝を7連勝で決めたのは史上初)上がって来たロッキーズは、8日間実践の試合が空いてしまった影響もあってか、8連勝とはならず、皮肉な事に同一年ポストシーズン連勝記録『8』を樹立して、2004年、ワールドシリーズを制覇したレッドソックスが、記録を途切れさせる事となった。以上のように予想外の大勝で、一見レッドソックスが力の差を見せ付けたように思われるが、ロッキーズは大敗した事によって、反って妙な緊張感も取れ、第2戦からはナショナルリーグチャンピオンの実力を発揮するのでは?と推察する。私は次の試合からが本番と考え、応援して行きたいと思っている。

さて、8月ローガン空港から帰国の途についた私だったが、出発ロビー横のウィンドーに1967年のワールドシリーズの記念品が展示してあり、早朝で眠かったにも関わらず、ヤストレムスキーらのユニフォーム等を前に吸い込まれるように近づき、カメラのシャッターを押していた。1967年のメンバーを代表して、始球式を行ったヤストレムスキーは、レッドソックス一筋に23年間所属し、1967年には打率.326、44本塁打、126打点で三冠王を獲得、以降打撃での三冠王は生まれて居らず『20世紀最後の三冠王』と呼ばれている。またヤストレムスキーは、1989年に野球殿堂入りを果たし『20世紀最後の4割バッター』と言われているテッド・ウィリアムズ(背番号『9』)と共にフェンウェイパークのアッパーデッキに背番号が掲げられ、レッドソックスの英雄として君臨している。このような歴史深い背景も、球団創設16年のロッキーズを相手に追い風となったようにも思った。
※以下、ローガン空港で撮影した写真から抜粋。(クリックで拡大)
ヤズのユニフォームと伝記。クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示しますリーグチャンピオンのペナント

ワールドシリーズプログラム
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