2008/1/4

ボストン美術館「浮世絵名品展」番外…フランク・ロイド・ライト  日記(今日思うこと)

1月2日より4月6日まで、名古屋ボストン美術館にて開催されている「浮世絵名品展で、展示非公開の条件の元、ボストン美術館に寄贈されたスポルディングコレクションの中から、書籍化された浮世絵の本3点が初公開されている事は既に書いたが、兄弟の浮世絵収集に貢献した近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライト(以下ライトと記す)の作品について、書こうと思う。アメリカの建築家、ライトと言えば、国内では旧帝国ホテル玄関が有名で、愛知県犬山市にある博物館、明治村に保存されており、その姿を見る事が出来る。私は、明治村へは既に何回も足を運んでいた。
クリックすると元のサイズで表示します明治村にある旧帝国ホテル玄関。

2005年2月、愛知県常滑沖に埋め立てられた空港島に、中部国際空港が開港し、空港内には100店舗以上の地元や国内の有名店、レストランが作られ、ちょっとしたショッピングモールのようになっている。私は近郊に住んでいる事もあり、友人と食事等にも利用するようになった。そのレストラン&ショッピング街は、ロフト調の天井を臨む吹き抜けの二階建てになっていて、空港内を歩いて行くと、必ず目に入るお洒落な照明器具があった。何処かで見た…と思い出すうちにTBS系列のドラマ『結婚できない男』の中で、阿部寛が演ずる、主人公の建築家…桑野信介が拘りの家具を置いていた、マンションの部屋にあった事に気付いた。
階下からZETTON CAFE & EATSクリックすると元のサイズで表示します

この照明は、現在ヤマギワが販売している『タリアセン・ペンダント』というシリーズで、デザインしたのは、建築家、フランク・ロイド・ライトだった。ライトは、1914年と1925年の2度に渡って、ウィスコンシン州のスプリング・グリーンに自宅+工房+建築学校という総合型の建物…『タリアセン』(Taliesin)を建てたが、その中にふんだんに使用されたのが、後に『タリアセン・ペンダント』と呼ばれる間接照明器具であった。『タリアセン・ペンダント』は、チェリー(桜の木)材の、幾つものブロックで構成され、それぞれのブロックに白熱電球が組み込まれていて、その間に合板の遮光板を取り付ける事によって、間接光の暖かさが伝わる設計となっている。そういえば、旧帝国ホテルの玄関の壁の造りにも似ている気がした。因みに「Taliesin」はウェールズ語で「輝ける頂(いただき)」の意味だという。
クリックすると元のサイズで表示します「タリアセン・ペンダント」を撮影

明治村にある、旧帝国ホテルの玄関は、夕暮れの光が差し込む時刻になると、その陽光を木漏れ日のように取り込んで輝くように美しかった。中部国際空港の「ゼットンカフェ&イーツ(ZETTON CAFE & EATS)」にある『タリアセン・ペンダント』…私は初め調べる事もしないないまま、空港に訪れる度に「いいなぁ」と眺めていただけだったが、ライトのデザインと分かって、いつか部屋に置きたいと憧れる気持ちが強くなった。そして、光を最も大切にした建築家・ライトが厳選して集め、スポルディング兄弟に託した浮世絵…スポルディングコレクションも、(まずはオンライン上で)観て見たいと思っている。
旧帝国ホテル玄関内(携帯電話カメラにて撮影)クリックすると元のサイズで表示します

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