2005/10/28

馬の走る姿は、美しい。  乗馬と馬について

野球シーズンは、あっけなく終わってしまったが、ここ毎週、競馬会では、秋の重賞レースが、開催されている。私は馬券(正しくは勝ち馬投票券)は、買わないが、乗馬をするようになってから、競馬をTVで観るのも好きになった。昔は2度の骨折を乗り越えて93年の有馬記念で復活をした、トウカイテイオーのファンだった。92年のジャパンカップは岡部騎手との絶妙のコンビで、鞭を一度も打つ事無く、優勝している。その後、再び骨折し、復活して、引退試合とも言われた有馬記念は、岡部騎手がその前の他のレースで、進路妨害をしたとして、出場停止になっていた為、田原旗手が乗る事になった。田原騎手は当時、京都へ修行に行っていた友人の板前さんの店へ、お客様として来ていて「トウカイテイオーは、無理だ。走れない」と言ったらしいが、「そんな事は、ないっ」と言い切り、私は炬燵の板を叩いて応援した。そして勝ってくれたのだ。鹿毛の馬で顔の流星(白い部分)が綺麗だった。
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先の日曜日に、開催された菊花賞を制した、ディープインパクトは、そのトウカイテイオーの父、シンボリルドルフが達成して以来、3歳馬での「無敗の3冠馬」(皐月賞・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞)となった。騎乗した武豊は「走るというより飛ぶ感じだ」と言っていたそうだ。菊花賞は、3000メートル。ディープインパクトにとって2000メートルから先のレースは経験がなく、未知の距離だった。案の定、行きたがるディープインパクトに武豊は「まだ1周あるよ」と話しかけ宥めたそうだ。人馬一体、にして3冠が達成し、単勝100円の圧倒的人気に答えた。競馬を愛した詩人「寺山修司」の本の中に、「競馬ファンは、馬券を買っているのではない、財布の底をはたいて『自分』を買っているのである」という言葉があった。駆け抜ける馬に、自分の夢を馳せているのだろう。負けても負けても、懸命に走って負ける馬にも、気持ちは動くが、圧倒的な王者の出現は、ファンの心を虜にする。ディープインパクトが、「全てのレース、無敗の8冠達成」を目指す、次のレースは、ジャパンカップ(11月27日)なのか?有馬記念(12月25日)なのか?楽しみである。鹿毛の馬、ディープインパクトは、疲れも見せず、菊花賞レース後も、飼葉をぺロリと平らげ、すぐにでも走りたがっていたという。
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もう、5年以上前になるが、友人達に誘われて、直接競馬場へ、馬を観に行った事があった。私が行けたのは平日だったので、レースが開催されているのは、地方の無名な競馬場だ。だから、けっして有名なレースに出るような優秀な馬はいない。パドックに行くと、汗を掻いていたり、落ち着きがなかったり、「こりゃ、走らないな」という馬だけは、判る気がした。どうせなら、と薦められて初めて100円ずつ買う事にした。走らなさそうな馬を避け、後は「かずのたんぽぽ」とか、可愛い?名前だけで選んで買っていた。ところが、ビギナーズラックと、駄目な馬を外した事で、13レース、1300円を使っただけで5万円以上勝ってしまった。友人と友人の会社の後輩達は、競馬新聞を買い、赤鉛筆を耳に挟んで、必死の予想をしていたのだが、負けに負けて気の毒だった。そこで私は「よしっ。泡銭は身につかない」とばかりに、全員でしゃぶしゃぶ屋さんに繰り出した。皆、奢りと分かると遠慮せず食べたものだ。帰りになって気がつくと、勝ったはずの私の財布は、出かける前より、減っていたのである。やはり、馬には乗っても、お金を賭けるものではないと、自分に言い聞かせた、苦い?経験であった。
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大抵の乗馬クラブは、種付け権が日本に無い、大人しいクォーターフォースになど、高くて手が出ない為、殆どが競馬上がりの馬を安く買って調教する。今まで「走れー」とばかりに鞭打たれていたのに対し、突然、走らないように訓練するのである。いくら競争馬としては、遅いと言っても、植えつけられた習性から、走らないように調教するのは、並大抵ではない。乗馬クラブの調教師の人は苦労していた。ある日の事、「桜花」という新しい馬が、私が通う乗馬クラブにやって来た。「牝馬(女の子)で、大人しいから、ほたるちゃん乗ってみる?」と言われて、いつも乗っているベンツ君(プロフィール写真に登場しています)に乗るつもりで跨った。するとその瞬間、桜花は全力で走り出してしまった。私が鞭を持っていた為「走らねば」と思ったらしい。跨り損なった私は、桜花の首にぶら下がるような格好になったままだった。
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乗馬クラブのインストラクターの人達は、大事故になると、今にも救急車を呼ぼうとしていたらしい。しかし、埒という柵の前で桜花は止まった。(やはり、憎まれっ子か、ここでも、大惨事にならずに済んでいる)桜花が障害馬でなくて、柵の前で止まってくれて良かった…と胸を撫で下ろしたものだった。ところが、我に返ると、首にぶら下がり続けた私の手の中には、むしり取ってしまった桜花のたてがみが、びっしりだった。痛かっただろうに。。その後、最初に可哀想な事をした、とその分、可愛がった。すると、ベンツ君のヤキモチが始まった。馬は、人間の4〜5才児の知能を持っているから、嫉妬もするのである。その話や、天にも地にも一度きりのスタントをした話は、また、別の日記で……
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閑話休題    競走馬の名前
全文字で、一応、9字以内とされているそうだ。確かに落語に登場する「じゅげむ、じゅげむ…君」のように長すぎると、実況の人が名前を言っている内に、レースが終わってしまい?、困ってしまう。。聞いた時、妙に納得したものだった。

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