2007/2/22

秋川雅史の「千の風になって」とジョシュ・グローバンのアルバム  音楽

秋川雅史の歌う「千の風になって」が、オリコンチャートランキングで1位を獲得し続けているという。秋川雅史は、2001年クラッシックのテノール歌手として、日本では最年少でデビューを果たし、昨年末のNHK紅白歌合戦にて「千の風になって」を熱唱、多くのファンを惹きつけた。一方、2003年の11月、全米ヒットチャートで、全てのジャンルに於いて、ヒップホップやR&Bの曲を退け1位に躍り出たのが、秋川雅史と同じ2001年にデビューしたジョシュ・グローバン(以下ジョシュと記す)の2ndアルバム「クローサー」だった。

クリックすると元のサイズで表示しますクラッシック界の貴公子とも呼ばれる

私が初めて、ジュシュの声をTVで聞いたのは、アメリカでのヒットドラマ「アリー・マイラブ」に『歌の上手い青年』としてゲスト出演した時の事であった。なんという澄んだ声なのだろう!と感動し、そして若干20才とは思えない落ち着きのある歌声だと思った。私はそれまで世界的三大テノール歌手の一人である、ホセ・カレーラスのファンだったが、彼に負けずとも劣らない程の伸びのある声と感じた。ジュシュは、幼少時より楽器演奏の才能にも長けており、ピアノを始め、ドラム、エレキギター、バグパイプなどを演奏する事が出来るという。そんなジョシュが一躍脚光を浴びるようになった切掛けは、声楽家にして作曲家であり、プロデューサーでもあるデビットフォスターに才能を見出され、1999年グラミー賞のリハーサルで、アンドレア・ボチェッリの代役としてセリーヌ・ディオンとデュエットした事だった。
アメリカで発売されたシングルCD。 クリックすると元のサイズで表示します

その後カーネギー・メロン大学を休学し音楽活動に専念。映画「A.I.」のサウンドトラック曲で、作曲家、ジョン・ウィリアムズの曲に初めて歌詞がついたという「フォー・オールウェイズ」を歌い、サラ・ブライトマンの全米ツアーの前座を務める等しながら、知名度を上げていった。更にシャルロット・チャーチとのデュエット曲「プレーヤー」は、2002年のソルトレークシティで開催された冬季オリンピックの閉会式にも歌われた他、同年秋、メジャーリーグ、ワールドシリーズの開会式で国家斉唱をした。また12月には、ノーベル平和賞授賞式やヴティカンでクリスマスコンサートでもパフォーマンスを披露した。こうした経過を経て発売された前記したアルバム「クローサー」は、2003年の秋に発売された2ヶ月後、全米トップに躍り出て日本を含む全世界で650万枚のセールスを記録した。ジョシュは、全米での数々の慈善活動にも参加し、日本には2002年と2004年に来日している。
クリックすると元のサイズで表示します タングルウッドの芝生席。
(ピクニック気分で楽しめる)


私は、そのジュシュの2ndアルバムを、日本では未だ発売前の2003年11月、ボストンのハーバード大学のクープで手に入れた。その収録曲の中で、最も気に入った曲が「ユー・ライズミー・アップ」だったが、アメリカでもシングルカットされて発売となり、今ではケルティック・ウーマンやイル・ディーボらもカヴァーしている。(ケルティック・ウーマン歌唱の曲は、トリノオリンピックのフィギュアスケートで金メダルを取った荒川静香がエキシビションに使用した事で話題を呼んだ)。そして2005年8月27日、私は、ボストン郊外の小澤ホールのあるタングルウッドに行く機会を得て、ジョシュの生の歌声を聴く事が出来た。指揮はジョン・ウィリアムズで「フォー・オールウェイズ」以来のコラボレーションとなった。私達一行は、芝生席だったので、ジョシュの姿は小さくしか見えなかったが、声はタングルウッドの木立の中に響き渡り、観客達からは溜息がもれていた。然しながら、タングルウッドの客席でペンライトが揺れ、若い女性の「ジョシューッ」と黄色い声が飛んだのも初めての事だったという。
待望の3rdアルバム「アウェイク」 クリックすると元のサイズで表示します

2006年、ジョシュの待望の3rdアルバム「アウェイク」が発売された。今回私は、日本での発売を待って購入した。2007年2月7日、手元に届いたそのアルバムには、ジョシュ自身のピアノ演奏がイントロに流れる「フェブラリー・ソング」や「ロミオとジュリエットの愛のテーマ」、そしてアルバムタイトルの「アウェイク」等全14曲が納められ、全ての楽曲から音楽に対する『愛情と気品』を感じる事が出来る。アルバムの解説には「音符を抱かかえるようにして歌う」と書かれていた。秋川雅史の声からも、心洗われるような厳かさを感じるが、彼らの美しい声は、神様が人類に授けた最高の贈り物だと言えよう。尚、ケルティック・ウーマンについては、また改めて書く事とする。
(文中、敬称略)

↓以下「千の風になって」と「ジョシュ・グローバン」について、当ブログ内過去記事。
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