泉州の祭り　地車彫り物べんきょう部屋

先日の岡田中組やぐら昇魂式の日に、笛吹きオッサンさんが、金熊寺の会長さんにお願いしてくれててやぐら部屋を開けていただけました！

金熊寺のやぐらは、淡路彫の開生ﾐﾝ(王民)師作で彫物マニアが見たいやぐらの一台です。
※ミンは、王へんに民と書きますが、は変換出来ませんのでﾐﾝ(王民)で記載σ(￣-￣;)

彫は腰回り板勾欄と小屋根幕板は板木下舜次郎の可能性もあってマニアな方々の判断が楽しみでした＾ﾛ＾;
結果は開生ﾐﾝ(王民)さんだったんですが、懸魚がもしかしたら木下舜次郎かも？との事でした。(^O^)
舜さんとは違いましたが、良い彫物に間違いはありません(^O^)／

【金熊寺やぐら見学会写真】←クリック
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金熊寺(きんゆうじ)
製作年度	昭和9年(1934年)？又は昭和12年(1937年)？
大工	小川光造 稲葉久吉
彫師	開生ﾐﾝ(王民)
彫り物	大仁村･家康、幸村に追われる 秀吉本陣、佐久間の乱入 加藤清正虎退治 八岐大蛇退治 下記図柄表参照
御簾	赤地に房2本
本幕製作元	のりか染物　 平成17年新調
本幕刺繍	(生地色)　紅 (前)　白色刺繍で宮本の文字と金色刺繍で信達神社御神紋 (右)　加藤清正虎退治 (左)　素盞鳴尊:大蛇退治
提灯	(前)　白地に金色で信達神社御神紋と赤字で宮本の文字 (屋根廻り)　白地に赤字で宮本の文字 (屋根四隅)　白地に黒色で信達神社御神紋
宮入(氏神)	信達神社
詳細	金熊寺は泉南市の山手に位置し金熊寺の梅林が有名です。 現やぐらは、先代北野のやぐらを平成17年8/28旭工務店より搬入し9/19に購入入魂式をし約40年ぶりにやぐら祭りを再開 提灯は信達神社のお膝元の意を込め『宮本』と書いてます。 現在は六尾にやぐらが無い為、六尾村中まで曳行してます。 先々代も在ったと云われる？ 先代やぐらは大正初期製作 大工:貝塚三ツ松の人。 昭和40年頃より休止し精米所の奥に解体保存していたが、平成元年頃に焼却処分する。 ※正式には『きんゆうじ』ですが地元ではきんにゅうじと言ってます。 平成20年駒新調

金熊寺やぐら彫り物図柄一覧表
部位名称	彫り物図柄
鬼板	(前)　獅噛み (後)　獅噛み
懸魚	(前)　鳳凰 (後)　翔鶴
車板	(前)　飛龍 (後)
枡合	(前)　飛龍 (右)　飛龍 (左)　飛龍 (後)　飛龍
欄間	(前)　常磐母子の都落ち (右)　倶利伽羅峠の戦い (左)　頼朝の朽木隠れ
虹梁	雲海
柱巻	(右)　降り龍 (左)　昇り龍
小脇板	(右)　神功皇后 (左)　武内宿禰
幕板	(右)　大仁村　家康、幸村に追われる (左)　秀吉本陣　佐久間の乱入
兜桁
脇障子	唐獅子
縁葛
腰廻り
犬勾欄	阿吽の唐獅子
板勾欄	(右)　本多能登守？荒川熊蔵の一騎打ち (左)　加藤清正の九州征伐
波に千鳥
小屋根廻り
鬼板	獅噛み
懸魚	松に鷹
車板
枡合	(後)　天馬 (右)　一角獣 (左)　麒麟
欄間	(右)　那須与一扇の的 (左)　鎮西八郎為朝の剛弓
板勾欄	(右)　 (左)
虹梁	雲海
縁葛	波に鯉
幕板	(右)　加藤清正　虎退治 (左)　素盞鳴尊　八岐大蛇退治
太鼓周り

現時点での図柄です。
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